シカやイノシシ・クマなどの鳥獣被害を防ぐために開発されたオオカミ型ロボット「スーパーモンスターウルフ」。
センサーが反応すると、首が動いて目が光って狼の鳴き声が発せられ、対象動物を追い払います。
2013年に初号機が完成し、2016年に生産開始。現在で累計230台以上が売れ、多くの自治体で使用されて効果が出ているとのことです。
「お前だけは許さない」のセリフは誰の声なのか【声優特定】
このモンスターウルフ、なぜかわかりませんが「お前だけは許さない!!」という人間のセリフも入っています。

このセリフを担当した声優さんは誰なんだろうと調べたら、フリー素材サイト「ふりーむ!音楽素材ライブラリ」に収録されているセリフ音声でした。
担当したアーティスト(声優)は、「縁」さん。この熱血剣士のセリフ以外にも「筋肉野郎」「盗賊」「正義の味方」など色んな役柄で300種類ほどの音声データを提供されています。
サイトには個人SNSなどのリンクは無く、詳細は不明でした。

スーパーモンスターウルフの価格・月額のリース代は?
価格はセンサーなどの付属品や設置費を含め一式およそ60万円。レンタルリースだと月額23000円ほどで借りられます。
■リンク
株式会社ウルフカムイ「モンスターウルフ」
また、ふるさと納税の返礼品としても注文ができ、寄付金額は185万円です。

登山のクマ対策に「狼の声」は効果があるのか?
登山でのクマ対策といえば、熊鈴や携帯ラジオなどが一般的。
ですが、もし「狼の遠吠え」がクマを恐れさせるなら、携帯スピーカーにオオカミの音声データを入れて時々鳴らすとクマ除けに効果的なのかもしれません。
しかし、日本オオカミ協会によると「熊はオオカミを天敵だとは思っておらず、まったく恐れない」そうです。
オオカミがクマの天敵どころか、クマがオオカミの獲物を取り上げてしまうのが普通である。クマはオオカミを恐れていない。これは、北米だけでなく欧州でも同じである。イエローストーン国立公園とポーランドでヒグマとオオカミの衝突現場を目撃したが、何れも敗者はオオカミ。ブルガリアやロシアはオオカミもヒグマも多数生息しているが、オオカミがヒグマの天敵などという話は聞かない。
今回のモンスターウルフVS熊は、急に光や音が出たことに熊が驚いただけで、「狼だから」というのはあまり関係がなかった可能性があります。
従来通り、熊鈴や「多人数が喋っている音声」などで熊に人間の場所を教えて鉢合わせを避けるのが良さそうです。
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以上、モンスターウルフの声優・音声特定と熊よけ対策についてでした。
登山中の熊との遭遇事故は毎年発生しています。どうか熊との鉢合わせには十分ご注意ください。
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