自転車通学をしている中学生・高校生。雨の日は学校指定のビニール製のカッパなどを着て自転車に乗るよう指導されています。
ですが、学校指定のビニールのカッパといえば、蒸れる&ダサい&クサいのが欠点。
通気性が低い素材を使っているものが多いので汗が蒸れて学生服がびたびたに濡れる、ビニール製なら体がビニール臭くなる、基本的にデザインがおしゃれじゃないので恥ずかしいという意見が見られます。
今回はそんなカッパ嫌いの学生におすすめの「高性能な登山用レインウェア」をご紹介したいと思います。
目次
傘をさして自転車に乗ると道路交通法違反&事故の確率が高まります
傘を差して自転車通学をしている学生を見かけるのですが、2015年6月1日の道路交通法改正で「自転車に乗りながら傘を差す」のが違反となりました。
3年間で2回違反切符をきられたら印紙代5700円+3時間の講習という罰則があります。(※ 無視して講習を受けないと5万円以下の罰金刑になります)
違反金を支払うケースは実際のところ少ないようですが、それよりも重要なのは安全面。傘を差すことで視界が悪くなる&傘を持つため片手ブレーキになると、雨の路面で滑ったり止まりきれなかったりして交通事故を引き起こす原因になります。
実例として、傘差し自転車の高校生が起こした衝突事故の判例では505万円の損害賠償額となっています。
高校1年の女子が傘をさしながら走行中にT字路で自転車と出合頭に衝突し、相手方の左大腿部を骨折させた。損害賠償額 505万円
防水性が高くて蒸れにくい「登山用レインウェア」
【有名アウトドアブランドの登山用レインウェア】
THE NORTH FACE(ザノースフェイス)
クラウドジャケット メンズ
THE NORTH FACE(ザノースフェイス)
クラウドジャケット レディース
こちらが登山用のレインコートです。有名アウトドアブランド「THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)」のレインウェアは山の自然環境から登山者の命を守るのが目的のため、体が濡れない・汗で蒸れないように高性能な素材が使われています。
快適に雨を弾いてくれるので、自転車通学をする学生の命と体調をばっちり守ってくれます。
デザインやシルエットもおしゃれですが、そのぶん値段はかなり高価。クラウドパンツと合わせると上下で4~5万円くらいします。
【お手頃な登山用レインウェア】
Mizuno(ミズノ)
ベルグテック・ストームセイバーVIレインスーツ(メンズ)
Mizuno(ミズノ)
ベルグテック・ストームセイバーVIレインスーツ(レディース)
ノースフェイスはちょっと高い、という人におすすめなのが日本のスポーツブランドMIZUNO(ミズノ)のレインウェア・ストームセイバー。
「ベルグテック」という素材を使用し、高い防水透湿性能を持っています。高価な登山用レインウェアと性能が近いのに、上記リンクのamazonで買えば上下セットで15000円前後。
富士山登山におすすめのレインウェアとして不動の人気を誇る商品です。
私は登山用・雨の日の自転車用・雨の日の外作業用として使っていて、妻は幼稚園の送り迎えで活用しています。
万全の雨対策で事故予防を
ご紹介した登山用レインウェアは学校指定の雨合羽や市販のビニール雨合羽に比べるとかなり値段が高いです。ですが、傘さし運転の片手ブレーキだと交差点やカーブを曲がりきれずに事故に遭う恐れもあります。
子供の安全を考えればレインコート代は必要経費なのではないかと思います。
雨の日の自転車通学に、登山用レインコート。子どもの未来が、レインコート1着で変わるかもしれません。
Mizuno(ミズノ)
ベルグテック・ストームセイバーVIレインスーツ(メンズ)
Mizuno(ミズノ)
ベルグテック・ストームセイバーVIレインスーツ(レディース)
追記
レインウェアのお手入れ・メンテナンスについて
レインウェアはちゃんとお手入れすれば5年は持ちます。収納袋に入れたままにしていると水を弾きにくくなるので、袋から取り出してハンガーに掛けて保管するのがポイントです。
そして水弾きが悪くなったらドライヤーの熱風を当てるか、当て布をしてアイロンをかけて下さい。表面の繊維が寝た状態から立った状態になり、撥水性が回復します。
通気性が悪くなって蒸れやすくなったら排気ガスなどのチリが繊維に詰まっている可能性が高いです。専用のレインウェア洗剤で洗って下さい。
Granger's(グランジャーズ)
ウェア専用クリーナーセット
雨の日自転車の必須アイテム① レインハット
LAD WEATHER(ラドウェザー)
レインハット 耐水/透湿
レインウェアで自転車に乗る時に注意したいのが頭にかぶるフード。
フードをすっぽり被ると、左右の視界が悪くなって後ろから来る車などが見えにくくなります。加えて、音も聞こえづらくなりハイブリッドカーなどが接近してきてもわかりにくいです。
これらのマイナス点は事故に繋がるので、自転車に乗る時はレインハットを使うとより安全です。
THE NORTH FACE(ザノースフェイス)
ゴアテックスキャップ
雨の日自転車の必須アイテム② レインシューズカバー
OSTRICH(オーストリッチ)
シューズカバー
レインコートや雨合羽で雨を防いだとしても、足元まではカバーできません。学生は長靴を履くのも嫌がるので、靴をぐちょぐちょにしがちです。濡れた靴は風邪の原因にもなりますし、ニオイの原因になって足がクサいといじめられるかもしれません。自転車用レインコートと合わせて靴用のレインシューズカバーもセットで揃えておきたいです。
このシューズカバーは学校指定の靴の上に履けるタイプなので付け外しが簡単です。
雨の日自転車の必須アイテム③ 自転車の前カゴに大型レインカバー
学生カバンや部活のバッグを雨から守るレインカバーもあると便利です。この雨避けレインカバーは大容量で、反射材が付いていたりトートバッグとしても使えます。