熊にザックを奪われた場合、山岳保険の「携行品補償」対象内なのか電話して聞いてみた。

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最近は熊被害関連の記事が多いのですが、今回は山岳保険について考えたいと思います。

 

先日、富山・薬師岳のふもとの折立登山口で登山者が熊にザックを奪われ装備品を失ってしまう事件がありました。

 

一部の熊やイノシシは登山ザックの中に食べ物があることを知っており、油断した登山者がザックを持っていかれる被害が全国各地で続出しています。

 

ザックの中に最新式のウェアや装備が入っていれば、被害額はかなりの額になり経済的なダメージが大きいです。

 

熊に装備を破損されたこのケース、山岳保険の「アウトドア用品補償」や「携行品補償」で保険金の支払い対象になるのでしょうか?

 

 

青山
山岳保険会社の携行品補償について、何社か調べてみました。

 

 

 

 

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ココヘリの「アウトドア用品補償」

 

アウトドア用品補償引用:ココヘリ・スタンダードプラン

 

 

ココヘリの補償は、「アウトドア用品補償」で3万円、「動産総合保障」で2万円補償されます。

 

なお、「アウトドア用品補償」の対象登山用品は、テント・ヘルメット・アウトドアウォッチ・GPS端末・高度計・雪崩ビーコン・トレッキングポール・雨具・ヘッドランプ・寝袋・アイスバイル・アイゼン・トレッキンググローブ・ピッケル・コンロ・スノーシュー・スキー板・スノーボード・ビンディング・ストック・ゴーグル・タープ・ツエルト・エアマット・アウトドアカメラです。

 

「動産総合保障」は、ココヘリを付けていた車の鍵など「身の回りのもの」が対象となります。

 

 

青山
総額5万円補償は助かりますが、テント泊装備やカメラ機材があると補償額が少なく感じます。

 

 

YAMAP(ヤマップ)のアイテム補償セット

 

引用:YAMAP山岳保険「レスキュー保険プラスアイテム補償セット」

 

 

YAMAPの山岳保険「レスキュー保険プラスアイテム補償セット」は年間で最大10万円まで補償されます。「アイテム保険は不慮の事故による故障・破損・盗難が対象」とのことです。

 

アイテム補償付き保険の年間費用は6500円。通常プランの保険より1700円差です。

 

注意点としては、販売時の価格が30万円以下のものが対象で、衣類、靴、靴下、手袋、紐、その他「消耗品」は対象外ということです。

 

青山
登山はレインウェアや速乾アンダーウェア、フリースなどが良い値段するので衣類が対象外なのが気になります。

 

 

yahoo!山大好きプラン「携行品損害補償特約」

 

ヤフーの山大好きプランを比較検討してみた引用:yahoo!山大好きプラン

 

 

以前ブログでご紹介した格安山岳保険。好きなように補償内容を組み合わせることができるのが魅力で、保障内容を救援費用のみに特化すれば月額80円で捜索500万円補償が組めます

 

 

 

 

80円プランに「携行品損害補償特約」10万円補償なら月160円。カスタマイズで補償額を増額して30万円にしても、月額280円。年間で3360円です。

 

この保険は「カメラ、衣類、レジャー用品」が対象になっているので、レインウェアも補償されるようです。なお、携帯電話・スマホなどの携帯式通信機器・ウェアラブル端末などには適用されません。

 

青山
30万円補償がおりれば、高額な撮影機材代もある程度まかなえます。

 

 

mont-bell(モンベル)の「携行品損害補償」

 

引用:モンベル山岳保険

 

 

モンベル保険の「携行品損害補償」は、携行品1つ(1組または1対)あたり10万円が補償されます。自己負担額は3000円。これも再調達価額(同等の物を新しく購入するのに必要な金額)での算定金額です。

 

注意したいのは短期補償タイプと長期保証タイプとで内容が少々異なります。長期タイプはスマホなどの通信機器には適用されず、短期タイプはピッケル・アイゼンを使用する山岳登はん中の登山用具には適用されません。

 

 

 

電話して聞いてみました。

 

 

携行品補償の金額や対象範囲はわかりましたが、野生動物による被害が対象になるのかについてはどの会社の約款にも書かれていません

 

まずは、格安プランで個人的に気になっている「yahoo!山大好きプラン」に電話してみました。

 

サポートデスクにつながり、「山でもし熊にテントを荒らされてザックを取られたら…」と説明してみても、いまいち話が通じません。よくよく聞けばインターネットでの保険申し込み方法のサポートデスクでした。

 

保険内容専門の担当に電話をつなげていただく事ができるのかと聞くと、契約した上で実際に熊被害の事故がおこれば担当と話せるとのこと。

 

そして、熊被害のその場の状況次第で保険金が下りるかどうか判断するため、サポートデスクの段階では補償が下りるかどうかは判断できない状況でした。

 

 

青山
熊・イノシシ被害は登山者にとって気になるケースなので、webページ上に事例として補償OKかNGかを掲載して頂きたいのですが…。

 

 

 

続いて、モンベルの保険。担当がモンベル社内のスタッフの方だったので事例の説明などものすごくスムーズに話が進みました。

 

登山中の熊・イノシシ被害、携行品補償がほぼ適用されるそうです。

 

「熊出没注意」という看板が出ていたとしても、それは本人の過失ではなく、おそらくは事故扱いになるだろうという説明でした。

 

なお、補償額の10万円は複数アイテムの合計金額の上限です。10万円あればテントと寝袋とレインウェア代くらいはまかなえそうです。

 

 

青山
受け答えの速さはさすがのモンベルクオリティでした。保険窓口のスタッフが山に詳しいのも安心です。

 

※ 注 あくまでスタッフさんの見解のため、保険会社とのやり取りで補償は変わると思います。

 

 

保険金の申請はかなりややこしそうです。

 

 

なお、実際に損害保険金を請求するときは手続きの手間がかなりかかるようです。

 

「損害の発生および拡大の防止に努める義務」「損害が盗難によって生じた場合には、直ちに警察に盗難被害届を提出。受理されたアイテムを補償」「30日以内に保険会社に通知する」など、その保険ごとの取り決めがあります。

 

また、申請するアイテムの領収書がないと保険金が出ない、免責(自己負担)額が1点あたり1000円などの設定もあります。

 

あの細かい字の説明書をじっくり読みこんでおく必要がありそうです。

 

 

 

携行品補償、今後は要チェック項目になりそうです。

 

 

熊・イノシシ被害が続出する今の山の状況を考えると、携行品補償はかけておきたい保険です。

 

今回調べた中では、安心感・金額的にモンベル保険がおすすめだなと感じました。

 

ひとまずは、現在保険に入っていないとしても、もしもの時のために登山用品を買ったら保険請求用に領収書をまとめておくのが良いと思います。

 

青山
熊やイノシシによるザック被害、十分ご注意ください。

 

 

※補償内容は2020年8月23日調べ。

 

青山
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