
暖かくなって、春を感じるようになってきました。熊の冬眠明けの季節ですね。

近年、熊の出没件数が増えてるので山を歩くときは注意したいです。
山にいる熊の中でも人を襲ってくる可能性が高いのが子熊を連れている母熊。
春登山やハイキング・裏山ウォーキングでクマの親子とできるだけ出会わないために、知っておきたい熊知識をご紹介します。
熊の出産時期と子連れの熊が危険な理由について
熊の冬眠期間は 11月頃から翌年4月中旬~5月上旬頃までで、出産するのは冬眠期間中です。
雌の熊は子どもが赤ちゃんの間はねぐらで母乳を与えて育てています。春に穴から出る時期には子熊は歩けるくらいに成長していますが、まだまだ運動能力が高くありません。
そのため、母熊は要人警護のSPのように子熊を守り、近づく動物を排除しようとします。

子熊を目視した段階でかなり危険なので、子連れの熊にいかに会わないようにするかが重要になってきます。
覚えておきたい「ツキノワグマの子熊の鳴き声」
子熊は母熊と離れてしまったときなどに鳴き声を出してアピールします。
その鳴き声がこちら。

鳴き声はかわいいですが、この距離は冷や汗ものです。

山を歩いている最中にこれらの声が聞こえたら絶対に近づかないようにしたいです。
来た道を引き返すか、距離を開けて物音を立てて母熊に子熊を連れていってもらうかなどしないと、母熊に攻撃される恐れがあります。
クマの足跡・糞の見分け方について
こちらは熊の足跡です。子熊はこれの4分の1~半分サイズくらい。
5本指で足先に爪跡があり、大きさは大人の掌くらいあるのが特徴です。

4本指はキツネやタヌキなので、5本指の足跡で覚えておきたいです。
なお、熊の糞の特徴はてのひら大くらいの大きさで、太さ1cmくらいまたは泥のような形です。
でかい糞を見つけてしまったら、音の出るものを鳴らして人の存在をアピールするか、今日の登山は諦めて来た道を戻るのが良いと思います。
携帯しておきたい、熊鈴と熊スプレー
これは私が買った熊撃退スプレー。万が一に備えて山には毎回持っていくようにしています。

熊が不意打ちで襲ってきたらどうしようもないですが、無いよりマシです。
これのおかげで「絶体絶命のときにも抵抗できる」という心の余裕が生まれて、落ち着いて山を歩けるようになりました。
POLICE MAGNUM(ポリスマグナム)
熊撃退スプレー B-609 ホルスター付き

購入元の「株式会社ケイエスプロダクツ」は使用期限が切れたスプレーを回収・廃棄処分してくれるので安心です。
熊鈴も効果があるとか無いとか議論されていますが、一応携帯しておいた方が良いと思います。
マイルート(mai route)
熊鈴 ワンタッチ消音機能付

街中や人が多いところで鳴らすと迷惑なので、消音機能付きがおすすめです。
あとは、ラジオの携帯も推奨されています。山中はラジオが入りにくいので、スマホと連動したBluetoothの携帯スピーカーがピクニックやお出かけでも使えて便利です。
JBL CLIP 4
Bluetoothスピーカー IP67防塵防水
春登山、熊出没情報は要チェックで楽しんでいこうと思います。くれぐれも子熊の鳴き声を聞き逃さないようご注意ください。