山と渓谷オンラインの「私の山道具」にコラムを寄稿しました。
■手挽きミルで味わう至福の山コーヒー/書き手:青山孝平 -私の山道具⑥
https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=3033
今回はコラムの裏話と、コラムでご紹介した山コーヒースポットの場所をご紹介したいと思います。
目次
「私の山道具」のコラムの裏話
山と渓谷さんから「私の山道具」のお話を頂いて、まっさきに思い浮かんだのはコーヒーミルでした。ポーレックスのミルは山コーヒーを始めた頃に買ったもので、10年近い付き合いです。
発売当時は軽量さとコンパクトさが売りでしばらくの間は携帯コーヒーミル界の雄として君臨していましたが、より軽量なものやハンドルの収まりがよりコンパクトなもの、臼刃がステンレス製で粒度が安定しているものが次々に登場し、今では「国産で値段が高い性能そこそこの携帯コーヒーミル」の位置についています。
そのため、今もし「アウトドアでのコーヒーミルでおすすめは?」と聞かれたら、その人が性能やカッコよさを求めている場合はドイツのコマンダンテやカナダのVSSLジャバコーヒーミルあたりを紹介すると思います。
Comandante(コマンダンテ)
Liquid Amber C40 MK4
VSSL
JAVAハンドコーヒーグラインダー
ポーレックスのミルのメリットについて
「値段が高くて性能そこそこで見た目が地味な携帯コーヒーミル」という印象のポーレックスのミルですが、いくつかメリットがあります。
1つ目は、水洗いができること。高級なステンレス製は微粉をブラシやエアダスターで掃除しないといけないので、メンテナンスの手間がかかります。
2つ目は、パーツの替えが効くこと。セラミック刃が摩耗・破損したりパーツを落として無くしたりしても、ポーレックス社に問い合わせれば替えパーツが購入できます。日本国内に製造メーカーがあるメリットです。
3つ目は、細かいところまで分解清掃できること。他社製のセラミックミルは本体内部の臼が外せなかったりします。古い微粉は良くない香りを放つので完全分解できるのは有難いです。
4つ目は、軽量で頑丈なこと。ステンレス刃ミルは350g前後以上で、ポーレックスは約250g。山でコーヒー豆を挽く時間は1分程度なので、長い山道を歩くなら少しでも道具は軽い方が良いです。また、本体がプラスチック製のミルより20gくらい重くはありますが踏んでも落としても割れません。永く使うことができます。
Porlex(ポーレックス)
セラミック コーヒーミル2 ミニ
コラム内の山コーヒースポット「来日岳 八畳岩」の場所と地図
「私の山道具」に掲載された写真の場所は、兵庫県の日本海側・城崎温泉の近くにある来日岳(567m)の八畳岩です。
場所はこのあたりです。
来日岳・八畳岩への行き方
八畳岩への行き方は、山頂手前の駐車スペースからも行けますが来日岳展望台からのルートの方がわかりやすいです。
山頂東側にある展望台から南へ続く道を進むと、
3分ほどで八畳岩に出ます。
地元の人しか知らない場所のようで、山頂の方からグループの話し声が聞こえてもこちらまでは降りてきませんでした。
来日岳といえば春秋の雲海。八畳岩からの雲海も趣きがありそうなので、タイミングが合えば足を運びたいと思います。
山コーヒースポット探しは安全第一で
私の山道具のコラムで「ひとりになれる山コーヒースポット探し」をこれからやっていきたいと締めましたが、「ひとり登山」+「ひっそりとした場所」は遭難の可能性を高めてしまいます。
登山用地図アプリや登山用GPSは必ず準備し、登山届の提出や行き先を家族に伝える、もしもの時のツエルトや熊スプレーも持っておきたいです。
たかが山コーヒー、されど山コーヒー。安全対策は念入りに、毎回準備をしっかり整えて臨みたいと思います。
POLICE MAGNUM(ポリスマグナム)
熊撃退スプレー B-609 ホルスター付き
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