

ハクキンカイロ、とても良い感じです。使い捨てカイロの13倍の熱量。持続時間は最長で24時間。燃料式で繰り返し使用可能。南極観測隊も使ったという90年の伝統があるクラシカルアイテムです。
ハクキンカイロ
ハクキンウォーマー スタンダード
冬のコーヒー登山やスキー・スノボ・バイクツーリングにもってこいの防寒アイテム。使い方を動画にアップしました。
【使用レビュー】ハクキンカイロの使い方と注油用の土台について【簡易自作土台】
http://youtu.be/_ZF0yrbXuiA
ハクキンカイロのメリットとデメリット
● メリット
・本体が素手で持てないくらい温かくなる。
・繰り返し使えて経済的。
・長時間持つので、朝に自宅で用意しておけば一日中暖かい。
・クラシカルで手間がかかる所が楽しい。
● デメリット
・燃料補給が面倒でちょっと危険。
・本体そのままで自立しない。
・ベンジンの臭いがインクのようなニオイがする(スーツ仕事では使い辛い)
・ベンジンを買う手間がかかる。
・体に貼れない。

ハクキンカイロの燃料補給用スタンドの作り方

本体の底が丸いのでそのままでは自立しません。片手が塞がってしまうので燃料が注ぎ辛いです。
ハクキンカイロを立たせるために何かいいものはないかと探したところ、ダンボールで簡単に土台が作れました。
ダンボールを幅2~3cm、長さ30cmくらいに切り、カイロに巻いて最後にセロテープで止めるだけ。超簡易自作スタンドの完成です。

ハクキンカイロのベンジンとzippoオイルの違いについて
使用時にインクのようなニオイがするハクキンカイロ専用ベンジンに比べて、zippoオイルは無臭に近く値段がかなり安いです。ただ、熱量や持続時間はハクキンカイロの純正品の方が良いようです。
ハクキンカイロの火口の交換について
プラチナ触媒に火を当てて化学反応を起こす時、カイロを逆さにして炎で火口を直接あぶったりすると、火口が黒くなり傷みが早くなります。
火を当てすぎて火口が駄目になった時はカイロ用交換部品「HAKKIN換火口」を買って交換します。
値段は1箱800~900円ですが、真冬のハイシーズンだと公式サイトでは欠品、amazonは高騰します。定価で買える内に予備を買っておく事をおすすめします。
ハクキンカイロ
換火口
ハクキンカイロ使用時の注意点
動画では省略しましたが、ベンジンを給油した後に本体を逆さにして本体中心部を指で挟んで圧迫します。
この作業で中から余分なベンジンがしたたり落ちてこないかを確認。点火時の事故を防ぐため推奨されています。
裏ワザ1:ハクキンカイロの消し方・反応の止め方
燃料を入れて触媒を反応させたら、基本的には燃料を使い切るまで止められません。ただ、どうしても止めたい場合は、火口を強引に外すと反応が止まります。
火口は高温になっています。直接さわらずに手袋などを着用してヤケドしないよう十分気をつけて下さい。(フタのフチ部分を引っ掛けて外す方法もあります)

また、酸素を遮断しても反応は止まります。布にくるんだあと、密封できる袋(ジップロックなど)に入れて出来るだけ空気を抜けば鎮火できます。
裏ワザ2:ハクキンカイロの温度調整のやり方

カイロが熱すぎるという方は、このようにダクトテープ補修用の耐熱アルミテープでカイロの穴をふさぐと多少の温度調節ができます。
このテープは316℃までの高温に耐えられるので安全です。ただし穴をふさぎすぎると立ち消えしやすくなります。
スリーエム(3M)スコッチ
温風ダクト用耐熱アルミテープ
ハクキンカイロの格安販売店
百貨店や雑貨店・ホームセンターにも置いてあることがありますが、価格を比較するとインターネット通販が安いです。専用燃料のベンジンもamazonなどで購入可能。
なお、2017年9月からハクキンカイロ専用ベンジンがリニューアルされました。中身は一緒で製造を別会社2社に委託しているようです。
ハクキンカイロ
ハクキンウォーマー スタンダード
ハクキンカイロ
ハクキンウォーマー スタンダードエビスベンジンセット
カイロベンジン
エビスベンヂン500ml
ハクキンカイロ
換火口
立石春洋堂
カイロベルトマジック