スポンサーリンク

 

 

 

近年、熊の数が増えてきました。SNSで「山で熊と出くわした」という報告などをちらほら見られます。

登山中はさまざまな生き物の鳴き声を耳にしながら登ったりしますが、熊の声を聴き分けることができたら熊との遭遇率を下げることができます

 

聞いて覚えておきたい熊の声、youtubeなどに音声が公開されているのでいくつかご紹介したいと思います。

 

ツキノワグマの鳴き声

 

【youtube】熊(クマ)の語源はその鳴き声から(広島市公式YouTubeチャンネル)

青山
広島市安佐動物公園の園長さんの撮影。12秒くらいから「クリック音+しゃっくり」みたいな鳴き声がしています。これは覚えておきたいです。なお、クマの名前の由来はこの「クマッ、クマッ」という鳴き声からきているそうです。

 

ツキノワグマの子ども(幼獣)の鳴き声

【youtube】ツキノワグマ 幼獣 親グマを呼ぶ声

青山
熊の子どもの声はまるで男性が叫び声・うめき声をあげているかのようです。母熊が近くにいる可能性が大きいのですぐに距離をとりたいところ。山の伝承で「オーイ、オーイと呼ぶ声が聞こえても近づくな」という話を聞いたことがあるのですが、もしかしたら熊の子どものことなのかもしれません。

 

【youtube】野生の子熊、こんな声で鳴くんです。

青山
こちらの子熊は本当に人間が「おーい」と呼び掛けているかのようです。人と間違えて近づかないように注意したいです。

 

ヒグマの鳴き声(警戒音)

 

【youtube】ヒグマの警戒音 ヒグマ親子(北海道 ヒグマチャンネル)

青山
ヒグマの警戒音は「小太鼓を叩くような音(+荒い呼吸)」でした。北海道での登山ではこの声に要注意です。

 

ヒグマの鳴き声(威嚇)

 

【youtube】「ヴー」とうなりフェンス越しに威嚇…(北海道ニュースUHB)

青山
「グオー」「ブオー」という豚やイノシシに近い低い声。ヒグマのこの声が聞こえたなら、ゆっくり距離を取るなどして何とか窮地をしのぎたいです。「背中を見せて走って逃げる」は厳禁です。

 

熊多発地域には熊鈴や熊撃退スプレーを

 

【amazon】冒険倶楽部(BOHKEN CLUB) 山菜取り・山歩き用 熊ベル 大

 

 

クマに出会わない方法のひとつとして、ベアベル(熊鈴)やラジオをつけておくことなどが推奨されています。

 

ただ、近年は音慣れした熊が出てきているようで、これまでの常識が通用しないケースが増えているそうです。

 

秋田県仙北市では5月下旬、被害を防ぐ定番とされてきた「クマよけ」用の鈴を身につけていた61歳の女性が襲われ、失血死した。専門家は、クマに音への耐性がついていたり、逆に音がクマをおびき寄せたりしている恐れを指摘する。

引用:毎日新聞web「専門家が鈴の効果に警鐘 音に耐性、警戒心薄れる?」

 

 

こうなってくると、熊よけスプレーの準備もしたいです。

 

ただ、熊スプレーで助かったという実際の体験談レビューは見当たりません。しかも実際の有効射程は5mくらいなので「熊に襲われながらの相打ち」になると思いますが、それでも2撃目・追撃を食らわないことで生存率は高められそうです。

 

 


POLICE MAGNUM(ポリスマグナム)
熊撃退スプレー B-609 ホルスター付き

【amazonで探す】【楽天市場で探す】

青山
本州のツキノワグマ用スプレー。ここの会社は使用期限が切れたスプレーを回収・廃棄処分してくれます。

 

フロンティアーズマン
熊撃退スプレー

【amazonで探す】【楽天市場で探す】

青山
北海道のヒグマ用スプレー。ツキノワグマ用より威力があります。人体へのダメージも大きくなるので扱いには注意が必要です。

 

クマにあったらどうするか アイヌ民族最後の狩人
姉崎等 (ちくま文庫)

【amazonで探す】【楽天市場で探す】

青山
アイヌ民族最後のクマ撃ち猟師・姉崎等さんのインタビュー本。クマと遭遇したときに何をすればよいのか、実践的なクマ対処法が紹介されています。「ペットボトルをへこませて音を鳴らす」「ベルトをヘビのように振りまわす」などが一例として紹介されているので参考にしたいです。

 

 

青山
記事内容がお役に立ちましたら、SNSでシェアして頂ければ嬉しいです。