最近、熊出没のニュースをよく目にします。気候変動でドングリなどの山の食糧が減っているからでしょうか。食べ物を探して活動範囲を広げた熊と、登山者や山菜取りの人が出くわしてケガをしたりしています。
できるだけ山でクマに会わないために、今回は「熊が嫌がる音」の話題をしようと思います。
目次
母熊に襲われたが撃退できた山菜取りの人の動画
まずは、先日話題になったこちらの動画をご覧ください。
襲いかかってきた母熊と戦った人の動画です。
【YouTube】襲い掛かるクマに木で応戦 カメラが捉えた格闘(0:32~熊出没)

この動画を見ると、「熊の突進は簡単には止められない」「熊の攻撃はしつこい」というのがわかります。そして、最初の「ガサゴソという異音に気づく」というのがどれだけ重要なのかも理解できます。
山では聴覚を鋭敏にして周囲の音をしっかり聞くようにしたいです。
山菜取りの人が買ったメガホンを特定しました
動画で、クマに襲われた佐藤さんは熊と出会わないようにメガホンを購入されていました。
今後は「小型のサイレンを一定時間で鳴らす」という対策をされるそうです。
購入されたサイレン(メガホン)はおそらくこちらの商品です。
MyMealivos
拡声器 10W 小型メガホン サイレン音つき

旭電機化成(Asahi Denki Kasei)
スマイルキッズ 拡声器 10W AHM-107

エバニュー(EVERNEW)
拡声器06W EKB119

クマが嫌がる周波数について
ここからが本題なのですが、熊には「苦手とする低い周波数」があるようです。
こちらの動画で解説されています。
【YouTube】驚き逃げ出すクマ…実は新たなクマ対策/HBCニュース 北海道放送
北海道札幌で採用された警報装置「くまドン」。そのアラーム音は熊鈴やホイッスルのような高い音ではなく「ブー」というクイズで間違った時のような低音です。
元々はイノシシが嫌がる音の研究が始まりで、それを熊用に調整したとのこと。100~130Hzの低い周波数を熊は嫌うという結果が出たそうです。
登山用熊鈴のリーンと鳴る音は、4000ヘルツの高音域。救助を求めるときなどは遠くまで音が届く高音域の方が良いのですが、登山の熊対策で考えると「低音」を大音量で出す楽器や機械を用意する方がいいのかもしれません。

くまドンの値段・価格について
くまドンは山梨県の企業「T.M.WORKS(ティ・エム・ワークス)」で発注が可能です。
くまドン(いのドン)のソーラーパネル仕様の値段は、本体1台・スピーカー1台で税込価格25万3000円です。(※2023年10月の価格)
■T.M.WORKS(ティ・エム・ワークス) 熊対策 紹介ページ
https://www.jyugaitaisaku.com/introduce/bear/
まとめ
登山用の熊鈴やアラームは、ほとんどが高音域。
低音域が良いという研究結果が出ているので、ぜひメーカーには「携帯型低音アラーム」の開発をお願いしたいです。
ひとまず現状としては「携帯スピーカーで低音域の効果音や曲、ホラ貝の音を鳴らす」のが登山のクマ対策のひとつになるかと思います。

マイクロSDカード対応の携帯スピーカー【スマホ・ブルートゥース不要】
40s(フォーティーズ)
HW2

開演ブザー02
法螺貝 1 / ほら貝