関西の人気の山で日本二百名山にも選定されている金剛山。
麓の金剛登山口まで登山客を乗せてくれていた金剛バスが、2023年12月20日をもって全路線廃止となります。

代わりのバス会社は走っているのか、代替ルートはどこがいいのか、調べてみました。
山と高原地図
金剛・葛城 生駒山・紀泉高原 50
目次
金剛バスの代わりのバス会社、タクシー料金について
金剛山のメイン登山道・千早(ちはや)本道は、西側の金剛登山口を起点としています。
この金剛登山口に停まるバスは金剛バス以外にももう一社ありました。南海バスです。
■南海バス 河内長野⇄金剛登山口 時刻表
https://transfer.navitime.biz/nankaibus/pc/diagram/BusCourseSearch?busstopId=00320435
乗車時間:26分 料金:480円(※2023年現在)
バスの始発は、平日が8時23分で土日祝が7時36分。平日は始発バスを逃すと次のバスが1時間半後で、土日祝は30分後です。

東側の郵便道について
金剛山は人気の山なので、西側の路線バスが1社だけになると始発がものすごく混む可能性があります。
バス利用で問題点が多発していった場合、東の奈良県側からの「郵便道」を利用する人が増える可能性が考えられます。

このルートはバス停から登り口まで少々距離がありますが、帰りに温泉に寄ってレストランで食事ができるというメリットがあります。
郵便道ルートのバス停の場所と時刻表
金剛山東側ルートの最寄りバス停は「鳥井戸バス停」。
※コミュニティバス「ひまわり号」の「高天口バス停」は再編で無くなったようです。
このバス停には、近鉄御所駅(読み方:きんてつごせえき)から出ている奈良交通バスの「301やまかぜ」「60」「66」「70」系統で停車します。付近にコンビニなどはありません。
■奈良交通 近鉄御所駅→鳥井戸
https://navi.narakotsu.co.jp/pdf/gene5/01492_010_ja.pdf
料金:370円 乗車時間:11分
鳥井戸バス停から高天彦神社(読み方:たかまひこじんじゃ)までが2.5kmで歩行時間は約50分。神社近くに公衆トイレあり。
神社から郵便道を登ればダイヤモンドトレールの「一の鳥居」に出ます。

■郵便道の参考登山記録【ヤマレコ】
https://yamap.com/activities/24907951
下山後に寄れる日帰り温泉「かもきみの湯」
東側の郵便道ルートは下山後の歩いて行ける距離に日帰り温泉施設「かもきみの湯」があります。
鳥井戸バス停から南に1km(徒歩約13分)。料金は平日700円、土日祝800円です。
■かもきみの湯(ウェブページ)
住所:〒639-2264 奈良県御所市大字五百家333(googlemap)
電話番号:0745-66-2641
営業時間:10時~23時(最終入浴受付22時)
定休日:無し(メンテナンスによる臨時休業あり)
レストランも充実、バス停併設でアクセス良好
かもきみの湯に併設されているレストランでは、あまごの塩焼きが味わえる懐石御膳や奈良のヤマトポークを使ったとんかつ定食、ステーキ定食やラーメン・ハンバーグなど豊富なメニューが揃っています。
もちろんアルコールも置いていて、近鉄御所駅へのバス停も目の前。アクセスもスムーズです。

郵便道の利用客が増えていくのでは
大阪駅から金剛山に行く場合、河内長野駅→金剛登山口の方が30分ほど早く着いて運賃も安いです。千早本道は道が広くて安全、初心者に安心しておすすめできます。
ただ、郵便道は下山後に温泉&飲食ができるというのがものすごく魅力的。
金剛バス廃止で南海バスが混雑しすぎるようであれば、郵便道を利用するのもいいかもしれません。

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