ニュースで「クオーターライフ・クライシス」という言葉を目にしました。直訳すると人生の4分の1地点での危機。20代中盤から30代前半に、将来などについて思い悩む時期をそう呼んでいるそうです。

クオーターライフ・クライシス、私自身も体験していました。メンタルが絶不調でベッドから起き上がれないくらいになりましたが、無事に克服。
克服のきっかけは、登山でした。
今現在クオーターライフクライシスで思い悩んでいるという人に、「登山での克服」をご提案したいと思います。
目次
「クオーターライフクライシス」の意味と対策・解決法について
クオーターライフ・クライシス(以下「QLC」)は、2001年頃から欧米で広まった、20代半ば~30歳前後の男性・女性に起こる「幸福の低迷期」のこと。
QLCの主な要因は、仕事の不満、結婚や出産についての焦り、SNSの自慢系リア充投稿と自分を比べたときのみじめな気持ちなど。
不安が増大して生きる意欲が減少し、心を病んでしまう事例も発生しているようです。

攻略法は、自分らしさを見つける、他人と比べない考え方の確立、気分転換、良き指導者・理解者に出会う、不安を生む問題の解決、など。
これらの中の「気分転換」で、私にピッタリはまったのが登山でした。
クオーターライフクライシス対策になった登山のメリットについて
なぜ登山がクオーターライフクライシス対策になったのか。
5つくらい理由が思い当たったので箇条書きにしてみます。
・小さな一歩でも積み重ねれば山頂に着くという実体験が自信になる。
・自然の景色や広い宇宙を感じることで、問題となる要因がちっぽけなことに思えてくる。
・ひとりで山を歩いて長い時間ゆったりと自問自答を繰り返すことで、心の悩みが整理整頓され、やるべきことが見つかる。
・ひとりで山を歩いていると座禅をしているような心理状態になり、思考が冴え、問題を解決するアイデアが生まれやすい。

私としては、「ソロ登山(単独登山)」をおすすめしたいです。
複数人で山に登ると安全なのですが、同行者に気を使って心の余裕が生まれにくいというデメリットがあります。
最初はモンベルや登山店が開催している初心者向きのガイド付きツアーなどに参加して、ある程度装備が整って山に慣れたら、危険性の低い山でソロ登山をするという展開が理想的です。
登山のデメリット・懸念事項について
ただ、登山にはデメリットや留意しておくべきことが多々あります。
箇条書きにすると、こんな感じです。

クライシス脱出のためのソロ登山は準備を念入りに
登山をするにおいて、知識や情報は十分に取り入れておきたいです。ネットで調べるのも良いんですが、信頼できるのは登山の専門誌。
おすすめは、創刊1930年の伝統ある登山誌「山と渓谷」。これを買えば気分が盛り上がってやる気が湧いてくるかと思います。
山と渓谷社
山と溪谷

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登山店のツアーについて
そして、登山本を読んで「面白そう」「やってみたい」と思えたなら、アウトドアショップのモンベルや好日山荘、近くの登山店などで装備を揃え、日帰りのツアーに参加するのが良いと思います。
■【モンベル】
■【好日山荘】

さいごに
ソロ登山を始めるまでに色々と時間やお金がかかりますし向き不向きもあるのですが、私は自然の中を歩く開放感、山頂踏破の達成感、装備が充実していく面白さなどが気分転換に最適で、クライシス克服に大きく役立ちました。
クオーターライフ・クライシスの最中は、不安感や絶望感でいっぱいだと思います。
登山が、人生好転のきっかけになることを願っています。
【追記】クオーターライフ・クライシスに陥っている人向けの本
私には登山はちょっと合わないかな…という人は、評価がある程度高い自己啓発系の本からヒントを得るのもいいかと思います。
できる30代は、「これ」しかやらない
会社に使われて終わらないシン・働き方の教科書
松本 利明 (著)

30代からの「最高の人生」のつくり方
瀬戸山エリカ (著)
