登山をテーマにしたボードゲームはいくつかあるのですが、その中でも「K2登山」を題材にした本格的なボードゲームがあります。この「K2」というのは海外の山の名前で、どんな山かと言うと、
・標高は8,611mで、エベレストに次ぐ世界第2位の高さ
・パキスタンの最高峰であり、カラコルム山脈の最高峰
・K2という頭文字はKarakorum No.2 、つまりカラコルム山脈測量番号2号を意味する
・登頂の難しさでは世界最高峰のエベレスト(標高8848m)よりも上で、世界一登ることが難しい山とも言われる
・冬季における登頂が未だ達成されていない唯一の8000m峰
(wikipedia「K2」より引用)
という風に、相当に厳しい山です。そんな難攻不落の山に2人1組のコンビで登って、他チームと最高到達点を競いながら死なないように登っていくというゲームがこの「K2」です。
山頂付近は極寒のため留まるだけで体力がゴリゴリ削られ、他チームが進路を塞げば停滞を余儀なくされ、動けずに命を落とす。実際にある「極所登山のリアル」を上手く表現しています。
そんな登山のボードゲームを、「山と珈琲」で時々アシスタントをして下さっているウクレレとコーヒーの人・かしもとゆかさんにご協力してもらいプレイ動画を作りました。30分近くあるのでコーヒーでも飲みながらご覧下さい。
【プレイ動画】登山のボードゲーム「K2」【山系グッズ紹介】
https://youtu.be/MHXYHj1Ry9E
(フルハイビジョン画質1080p・PCブラウザ推奨)
【登山のボードゲーム「K2」の説明書とやり方・ルール】
商品に付属されている説明書はドイツ語で書かれています。プレイの仕方については動画内でも取り上げていますが、こちらのサイトが詳しいです。
■ボードゲーム専門情報サイト「ボドゲーマ」
https://bodoge.hoobby.net/games/k2/instructions/2910
【やってみた感想】
駒に自分の名前のノボリを付けたからか、かなり感情移入できて白熱しました。かしゆかさんは登山の知識があまりない人なのですが、それでも極所登山の命を賭けたスリリングさを楽しんでもらえました。
特にマスの人数制限で足止めを食う点が面白いです。早めに登っていかないと道が渋滞しますが、登り過ぎると下が詰まって降りられず体力が減って死ぬことも。タイミングよく高所を狙って下山するのが面白いです。
ルールはちょっと複雑なので慣れは必要です。初めての人は、動画内のように一度テストプレイをした方が良いと思います。間違いやすい点は、
・体力ゲージは7~10点に上がっても、ターン開始時に6点に戻す
・カード3枚を選んで「行動力の合計」が一番多い人がリスクトークンを取る(体力回復はカウントしない)
・天候カードの日程を進ませるのを忘れやすい
・1人の登山家が立てられるテントは1回のみ
などです。
極所登山を題材にした登山小説や映画を見た人はかなり熱が入って面白いと思います。1プレイで約60分くらいかかりますが、山好きが集まった時に遊ぶゲームとしては最適です。
ただ、2011年製で生産数が少ない海外のゲームなので年々高騰しています。興味を持たれた方は在庫があるうちにご購入下さい。
【amazonや楽天で購入可能です】
海外オークションeBay の日本公認サイト「セカイモン(sekaimon)」で検索する
【動画内で使った山コーヒーグッズ】
アウトドアで手軽にフレンチプレスが楽しめるコーヒーグッズ。メッシュフィルターの出来が良く、軽量で使いやすいです。私が使っている緑の山の柄は今は生産中止となっています。ちなみに私は、山では最近ESPRO(エスプロ)のトラベルプレスの方をよく使っています。こちらの方が保温力があり、二層フィルターで微粉も少ないです。ブルーボトルコーヒーでも売っています。
超軽量なハンディコーヒーミル。ステンレス製で頑丈なので山コーヒー・アウトドア用途として使いまくっています。ここ最近まで最軽量の名を欲しいままにしていましたが、コーヒー器具メーカーHARIO(ハリオ)のスマートGが最軽量記録を更新しました。オシャレさならクリアボディのスマートG、頑丈さならポーレックスといった感じです。
コーヒーを飲むときに使った器。チタンで出来ているので驚くほど軽くて頑丈です。直火にも掛けられる、登山家御用達のカップ。何個か買ってキャンプやバーベキューで使うとカッコいいです。