私が使っているグレゴリーのパラゴン58は、登山ザックのフィッティングで重要となる背面長サイズの微調整が可能。
背面長46~56cm間の好きな位置で自由に調節できます。
登山ザックメーカー各社が背面長を調整できるザックをリリースしています。
一目で見比べられるようにリストアップしてみました。
目次
※ メーカー公式サイトに掲載されているモデルをリストアップしています。旧モデルは背面調整非対応のものもありますのでご注意下さい。
背面長が調整できる登山用ザックリスト
Gregory(グレゴリー)
Gregory(グレゴリー)
バルトロ 65/75/85PRO/100PRO
【womens】ディバ 60/70/80PRO
Gregory(グレゴリー)
カトマイ 55/65
【womens】カルミア 50/60
Gregory(グレゴリー)
パラゴン 48/58/68
【womens】メイブン 45/55/65
Gregory(グレゴリー)
スタウト 35/45/60
【womens】 アンバー 34/44/55
Gregory(グレゴリー)
ズール 30/35/45/55/65
【womens】 ジェイド 28/33/43/53/63
Gregory(グレゴリー)
ミコ 15/20/25/30
【womens】 マヤ 15/20/25/30
THE NORTH FACE(ザノースフェイス)
THE NORTH FACE(ザノースフェイス)
ウラノス 35/45
THE NORTH FACE(ザノースフェイス)
トレイル ライト 50
【公式ストアで探す】
※直営店限定発売
THE NORTH FACE(ザノースフェイス)
テラ 65
テラ55、レディース55は背面長調整がありません。
THE NORTH FACE(ザノースフェイス)
ノーム 28/38
ノーム18は背面長調整がありません。
OSPREY(オスプレー)
OSPREY(オスプレー)
イーサー 55/65
イーサープラス 60/70/85/100
イーサープロ 70
OSPREY(オスプレー)
【womens】 エーリエル 55/65
【womens】 エーリエルプラス 60/70/85
【womens】 エーリエルプロ 65
OSPREY(オスプレー)
アトモスAG 50/65
【womens】 オーラAG 50/65
OSPREY(オスプレー)
タロンプロ 20/30/40
【womens】 テンペストプロ 20/30/40
タロンベロシティ 20/30
【womens】 テンペストベロシティ 20/30
OSPREY(オスプレー)
ケストレル 38/48
【womens】 カイト 38/48
OSPREY(オスプレー)
エクソス 48/58
【womens】 エイジャ 48/58
OSPREY(オスプレー)
アンリミテッドエアスケープ68 【メンズ/ウィメンズ】
アンリミテッドアンチグラビティ64 【メンズ/ウィメンズ】
deuter(ドイター)
deuter(ドイター)
エアコンタクト コア 55+10/60+10/65+10/70+10
【womens】エアコンタクト SL 45+10/55+10/65+10
deuter(ドイター)
エアコンタクトライト 40+10/50+10
【womens】エアコンタクトライト SL 35+10/45+10
deuter(ドイター)
FUTURA AIR TREK 50+10/60+10
deuter(ドイター)
フォックス 30/40
※子供用
MAMMUT(マムート)
MAMMUT(マムート)
Lithium 【40/50】
Lithium 40 Women
Lithium Crest
MAMMUT(マムート)
Trion Spine 35/50/75
Karrimor(カリマー)
Karrimor(カリマー)
cougarApex-G 60
cougarApex 60/70
Karrimor(カリマー)
contour 27
Millet(ミレー)
Millet(ミレー)
SAAS FEE 60+20
SAAS FEE NX 60+/75+
【レディース】SAAS FEE NX 60+ W
Millet(ミレー)
Hanang 65+10
【レディース】55+10
Mountain Hardwear(マウンテンハードウェア)
Mountain Hardwear(マウンテンハードウェア)
Direttissima 55L
Mountain Hardwear(マウンテンハードウェア)
PCT 55L/70L
背面長を自由に調整できるザックのメリットについて
1.背面長シンデレラフィットで疲労を軽減
背面長が合っていないザックは、肩に荷重が乗りすぎる、腕や肩がこすれる、ヒップベルトでお腹を締め付けすぎる、重心が後方寄りになって背負い心地が悪くなるなどのデメリットがあります。
背中の長さを合わせて腰の骨にヒップベルトの中心をセットすることで、腰でザックの荷重を支えることができ肩の疲労や痛みなどを大きく軽減させることができます。
登山ザックは背面長がワンサイズのものやS・M・L展開のものなどがあり近いサイズである程度のフィット感を得ることができますが、背面長調整型のザックはかなり細かく調整できるのでオーダーメイド服のようにしっくりきます。
2.背面長の測定は誤差が生じやすい
背面長は、首の後側の突起している骨から腰骨位置の高さまでを測定した長さのこと。
背中側なので1人で測ると約2~3cmの誤差が出てしまいます。
また、ザックの商品データに背面長サイズが記載されていてもどこからどこまでが背面長なのかという厳密な規格が揃っていないそうです。
このため「ザックは購入時に実際に背負う」という鉄則が生まれたと思われますが、背面長調整ザックの登場によりこの問題点が多少解決されました。
多少の測定誤差やメーカーにより測定値に差があっても微調整でカバーができます。
また、ネット通販での購入ハードルも下げてくれるのは助かります。
3.ザックの貸し借りができたり、メルカリ・ヤフオクで有利に
背面長サイズを調整できるということは友人・仲間に登山ザックを貸したときに背面長サイズを合わせやすいというメリットがあります。
大型大容量の登山ザックは非常に高価格です。クルマのカーシェアのように、友人・仲間で使いまわすことができればコストを軽減することができます。
また、「背面長の調整が可能でサイズが合う人が多くなる」=「メルカリ・ヤフオクなどに出品しても売れやすい」というメリットも。
靴などはサイズがちょっと違うと売れませんが、背面長調整ザックなら対象者が多くなり、試着しなくても大丈夫かもという安心感につながります。
友人へのレンタルや後々の売却を考えても、背面長調整ザックはおすすめです。