登山でコーヒーを楽しむ動画「山と珈琲」。今回は関西の冬山登山のメッカ・奈良の高見山で山コーヒーを楽しみました。
【今回の場所と地図】
山と高原地図
大台ヶ原 高見・倶留尊山 (登山地図 | マップル)
【所感】
先月の三峰山は暖冬の影響で全然雪がありませんでしたが、高見山では何とか雪のあるタイミングで雪見コーヒーをする事ができました。
メンバーは山仲間のS氏とカメラマンの秋おはぎ氏。S氏は六甲全山縦走大会で過去に10位以内に入ったという健脚の持ち主です。今回は山でおいしいご飯を作ってくれました。動画でもご紹介していますが、山の冷凍チャーハンはお手軽な割にかなり美味しいです。
今回の山コーヒー器具は携帯エスプレッソマシンの「ハンドプレッソ」。ポンピングをすれば電気を使わずに美味しいエスプレッソが味わえます。熱湯をキープできる山専用ボトルとこれを組み合わせれば、寒い山頂でもすぐに美味しいエスプレッソが味わえます。
高見山の霧氷は、極寒のピーク時に比べれば小さなものでした。ですが、旧友との数年ぶりの登山を楽しみ、共に美味しい山コーヒーを味わう事ができたので、個人的には今回の山行にとても満足しています。 「美味しい山コーヒーを飲む」事を目的にすれば、最高の絶景に会えなくても、山頂に立てなくても、大きな充実感を得る事ができると思っています。今回の登山でもそんな山コーヒーの持つ魅力を再確認する事ができました。 高見山での山コーヒー、思い出に残る一杯でした。
【今回の登山装備】
小型エスプレッソマシン ハンドプレッソ ハイブリッド
電気を使わずにエスプレッソが味わえる、フランス製のコーヒー器具・ハンドプレッソ。現在はさらに進化して「挽き豆」も使えるようになりました。私が持っているものは44㎜のカフェポッドのみ抽出できますが、こちらの「ハイブリッド」はポッドだけでなくエスプレッソ粉もタンピング(押し詰め)して使う事ができます。今から買うならハイブリッドをおすすめします。
サーモス
山専ボトル ステンレスボトル ライムグリーン FFX-900
エベレストを登るクライマーも愛用する高性能魔法瓶。冬場の登山ではホントに重宝します。朝に自宅で入れた熱湯でお昼過ぎにカップラーメンが作れる保温力はスゴイの一言。あまりに便利なので、「山専用」ですが「街」や「家」でも使っています。1本は持っておきたい山の魔法瓶です。
山でコーヒーを飲む時は再加熱ができるようにスノーピークのチタンシェラカップ を使っています。ですが今回は「エスプレッソ」を味わいたかったので専用のデミタスカップを用意しました。ちょっとの量しか入らず陶器なので重いのですが、せっかくエスプレッソを飲むなら是非このカップを用意して、3口でキュッと引っ掛けたい所です。
モンベルの10本爪アイゼン。前後に爪が配置されているので4本爪や6本爪アイゼンよりはるかに歩きやすいです。多少斜度のある下りや登りでも足がぐらつかずにしっかりと歩行でき、六甲の氷瀑ハイクでも役に立ちました。本格的な雪山は厳しいですが、1000m級の低山雪山ハイクならこれで十分だと思います。
ヤマノモリ(yamanomori)
安全登山シューズプレート
私の登山靴についていた、安全登山アクセサリーのヤマノモリシューズプレート。日本書紀にて神武天皇を道案内したという霊鳥・ヤタガラスのモチーフを刻印したシューズアクセサリーで、当ブログがプロデュースしたグッズです。
道迷いや怪我の多くは気の緩みが原因です。登山靴の靴ひもを結ぶ時や、休憩時・下山時・難所通過時などに足元のヤマノモリを視認する事で「安全意識」を再確認し、注意力を高めるという心理効果を狙っています。
今回の登山でも登山靴にヤマノモリを装備、常に安全を意識しながら登っていました。登山事故を未然に防ぐ注意喚起グッズとして、友人・恋人・家族・自分自身に贈って頂ければと思います。 楽しい登山は、安全があってからこそだと思います。「山と珈琲」は、皆様の登山の安全を心から願っています。