登山でコーヒーを楽しむ動画「山と珈琲」。モデルタレントの中村葵さん(@aoi_nakamura23)による「山コーヒー環境音」収録編の後編をご紹介します。
■【山と珈琲】山コーヒーの音を録ってみた・前編
■【山と珈琲】山コーヒーのミル挽き環境音25分+休憩5分(本編)
【山と珈琲】山コーヒーの音を録ってみた・後編
https://youtu.be/os9q9zS2VWQ
動画の裏話
25分のミル挽きをやり終えた中村葵さん。収録された25分の音声には「しんどい」とか「疲れた」とかのよくある弱音は一切入っていません。ガチの無言で環境音収録をこなしてくださいました。
大量に挽かれた25~30杯分のコーヒー粉。この粉はスタッフが感謝の気持ちを胸に美味しくいただきました。
粉受けで使ったダイソーの四角いコーヒーキャニスター、冷蔵庫内に無駄なく置きやすくて使いやすいです。
ダイソー
コーヒーキャニスター
ハイマウントのミニドリップポットの取っ手にターコイズブルーのパラコードをコブラステッチで巻き付けています。いい感じにグリップ感が増して持ちやすいです。
このドリップポットは直火OK。火で取っ手が熱くなったとき用でパラコードを付けてみたのですが、直火沸騰後の取っ手はパラコード付きでも熱かったです。
ただ、デザインのアクセントにもなっているのでしばらくはこれで使い続けたいと思います。デメリットは「洗った時に汚れやニオイが残る可能性がある」点。
私が買ったパラコードは1mあたり40円なので、汚れたら巻き替えようと思います。
淹れたコーヒーはお世辞抜きで美味しかったです。コーヒー豆は新鮮で挽き立て、適切な方法でのドリップ、海と市街地を一望できる見晴らし、そして25分に及ぶミル挽きの努力。
エチオピアのコーヒーセレモニー(生豆の焙煎から臼杵での豆挽き、3杯飲み終わるまで2時間ほどかかる儀式的作法)もそうですが、時間をかけておもてなしの心が込められたコーヒーは心に響く一杯になるのだなと改めて感じました。
山コーヒーのミル挽き音25分動画はかなり見る人を選ぶマニアックなものになりました。
そんなに再生回数は伸びないと思いますが、もしも奇跡的に視聴回数が増えて10000再生を越えたら続編を検討したいと思います。
中村さんの今年の目標の1つは「活動休止中のYouTubeの復活」。
さっそくライブ配信が企画され、写真集の発売が発表されました。未編集の登山動画もたまっているとのことですので、楽しみにしたいと思います。
【YouTube】中村葵の日本山歩き
https://www.youtube.com/channel/UCXtgK1XIKwR5smwiPSvjtJw/featured
ヤマノモリ(yamanomori)
安全登山ピンズセット【真鍮いぶし仕上げ/国産ヒノキ】
私が企画に携わっている安全登山アクセサリーのヤマノモリ、新作のピンズセットを中村さんにプレゼントしました。
日本神話で山の道案内をつとめた八咫烏(ヤタガラス)のモチーフをあしらった真鍮製のピンズと、「安全登山」の文字がデザインされた国産ヒノキの木製ピンズがセットになっています。
真鍮製のピンズは熟練職人の手仕事による銀いぶし仕上げで、木製ピンズは日本の美しい森林の再生を願って国産間伐材ヒノキを採用。
出発時や休憩中にピンズを目にすることで安全意識が呼び起こされ、道迷いや山の事故の予防に役立つというアクセサリーです。
なお、今回のYoutubeはカメラマンの松原氏にご協力いただきました。先日は京都府の依頼で染織職人さんの映像を撮影されたそうです。企業ビデオや観光映像、広告写真などをご検討されている方は是非ご相談頂ければと思います。
■株式会社EyeCube
https://www.instagram.com/eyecube_archive/
今回の動画で登場した登山・アウトドア用品
MUNIEQ(ミュニーク)
Tetra Drip Lサイズ TD-02S
チタン製の組み立て式ドリッパー。重さ35gで3枚の金属板を組み合わせて使用。モンベルのコンパクトドリッパーやユニフレームのコーヒーバネット使用時でよく発生する「重さによるたわみ」が発生せず、3~4杯分淹れても安定してコーヒーが作れます。プラスチック製のテトラドリップもあり、そちらは1000円台と安価。
なお、ペーパーフィルターはV60系の円錐型が推奨されていますが台形ペーパーフィルターでも折り方を工夫すれば使えます。
■台形型ペーパーフィルターと Tetra Drip
→公式サイトの記事
High MOUNT(ハイマウント)
ミニドリップポッド 300ml シルバー
山コーヒーのドリップに使ったポット。重さ200gと軽く、狙った場所に細く注湯することができます。300mlはギリギリ2杯分の容量なので基本的にはソロ用途向け。直火OKですが、沸騰させると注ぎ口からお湯が噴き出すうえに取っ手が非常に熱くなります。シルバーの他に、ブラックとカッパー(銅)があり、450mlサイズもあります。
スノーピーク(snow peak)
チタン シェラカップ E-104
重さ37gのチタン製軽量シェラカップ。重ねて収納(スタッキング)ができ、大まかな目盛りがついているので山コーヒーの計量にも使えます。金属製なのでコーヒーが冷めても直火でそのまま温めなおしが可能。ただし、飲み口が非常に熱くなるので別サーバーで加熱するのをおすすめします。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)
パーコレーター 18-8 3カップ
パーコレーターのバスケット(中身)を抜いて、再加熱可能なコーヒーサーバーとして使用。バスケット無しでの重量は290gで、約700ml(4杯分少々)のコーヒーを受けることができます。軽くもなくかさばりますが、雰囲気重視で採用しました。
PRIMUS(プリムス)
P-153 ウルトラバーナー
お湯を沸かすのに使ったバーナー(ストーブ)。本体重量116g、質実剛健で火力があり耐久性も高いです。購入から約10年、自動点火装置やOリングの交換をしたくらいで元気に動いてくれています。なお、山コーヒーでバーナーを使うときは火気厳禁の場所ではないか、可燃物が近くにないかを確認してご使用ください。
Gopro(ゴープロ)
HERO9
今回の撮影で使ったカメラ。背面と前面にモニターがあり、電源オンですぐにモニター確認ができ、自撮り確認もできてストレスフリー。タッチパネルはちょっと使いにくいですが、それを十分カバーする機能性です。スマホなどとペアリングしてモニター確認するカメラは撮影のたびに通信する手間がかかり歩行時間の遅れにつながります。山で撮影するならモニター付きを推奨します。なお、2021年秋に次世代の「10」が発売、画質や傾き修正機能が向上しています。5Kや4Kを撮らずそこそこの性能でよければ「9」でも十分だと思います。
【告知】中村葵さん、写真集を発売されます