登山でコーヒーを楽しむ動画「山と珈琲」。今回の山は鳥取県にある日本百名山の大山(だいせん)。8月11日の山の日に、ソロ登山で山コーヒーを楽しんできました。
【山と珈琲】伯耆大山 エコプレッソで山コーヒー【日本百名山】
https://youtu.be/KmMP3jQBDxc
今回の山の場所とルート地図
https://goo.gl/maps/ky3g4fY58ecEPXdZ8
伯耆大山の所感
駐車場と宿泊ホテルについて
登ったのは8月11日の山の日祝日。土日祝日の大山駐車場は7時くらいに満車になるという情報を見かけたので6時半に到着。ただ、登り始めた7時でもまだ若干余裕がありました。「夏山登山道近くの南光河原駐車場が7時で満車」ということかもしれません。
大山寺までの道には民宿が軒を連ねていました。このあたりの宿に泊まりたかったのですが、大山行きが確定になったのが2日前だったのですべて満室。車で30分の米子駅近辺のホテルをとりました。5000円くらいでした。(※2019年当時の価格)
■スマイルホテル米子(じゃらん)
【じゃらん】スマイルホテル米子 予約・空室検索ページ
■大山登山道近辺の民宿・ホテル
【楽天トラベル】大山登山道近くの宿 検索ページ
水場がある行者登山道を選択
ほとんどの人が夏山登山道を使って山頂に向かっているなか、大神山神社経由の行者登山道を選択。こちらには途中に水場があります。大山の名水として親しまれている延命長寿の御神水。古くから湧いていて、時の僧兵たちもこの水を大切にしていたようです。山コーヒー用の水として頂きました。
大神山神社には手入れの行き届いたトイレがあります。トイレ前でゆっくりストレッチをして、行者登山道を登りました。
登山の登り口直前にトイレがあるのは有難いです。
行者登山道は人が少なく、ひっそりとしていて静か。後半は斜度がきつくなってきたので熱中症を避けるためにゆっくり登りました。
夏山登山道から山頂まで
夏山登山道と合流。他の登山者の姿が多く見られるようになりました。気になったのが、登山者の装備。ほとんどの人は登山用の靴やリュックなどで登っていたのですが、中にはかなり軽装(サンダル履きとか)の人もいました。
街からアクセスしやすいので散策・遠足感覚で来ている人が多いのだと思います。なかなかの登りが続いて路面は石がごろごろしていていて6時間くらいはかかるコースなので、運動しやすい服装で登るのが望ましいと思います。
どんどん高度を稼いでいきます。標高1500mを越えてもなかなか涼しくなりません。この日の下界の最高気温は37.3度。100mで0.6度下がるので1500m地点でも28度。そこそこ暑い気温です。
天然記念物のダイセンキャラボク純林エリアに到着。高山植物がところどころに咲いていました。天候がよければ下界の眺望も望める、気持ちのいい場所です。
仮設の山頂広場。頂上避難小屋の改修工事のため弥山山頂付近は2019年6月18日から終日全面立ち入り禁止になっています。工事期間は1期工事が令和元年12月まで。来年度(2020年)も第2期工事を予定されているので、山頂に立てるのは2021年以降になりそうです。
令和6年(2024年)現在、山頂部分の工事は終了していて途中の登山道が工事されています。
こちらは、改修中の頂上避難小屋に代わって営業している仮設の売店。
山コーヒーを飲んだ後に、ここでノンアルコールビール(500円)を注文しました。
しっかりと冷えていて、火照った体をクールダウン。至福の一杯でした。
こちらは仮設のトイレ。トイレがあると安心して山コーヒーが楽しめます。
山ごはんブームの影響か、けっこうな数の人がバーナーを使っていました。私の他にもコーヒーを作っている人もいらっしゃったり、思い思いのランチを楽しんでいました。
天空のカフェテラス、解放感があって格別です。
今回初使用のエコプレッソ。カップがクッキーで出来ているので、下山時はカップ分の重量を軽量化できます。
コーティングしているのでミルクや砂糖を持っていかなくても良く、お茶請けのクッキーとしても使えるのが便利。
これで山コーヒーを振る舞うとウケが良かったので、山コーヒー用のアイテムとして今後も使っていきたいと思います。
この日は雲が多く発生し、弓ヶ浜半島や日本海がくっきりとは見えませんでした。それでも高度感は十分で気持ちのいい天空散策を楽しめました。
山頂の工事が終了したら、また大山に登りに来たいと思います。ちなみに秋の大山は「東の富士山、西の大山」と讃えられるくらい美しいそうです。
西日本屈指の紅葉で、10月初旬から色づいて、下旬から11月初旬にかけてピークを迎えるそうです。次回は秋に足を運びたいと思います。
今回のコーヒー登山装備
ECOPRESSO(エコプレッソ)
クッキーで出来た食べられるエスプレッソカップ。クッキー生地の中はミルクと砂糖がコーティングされていて、コーヒーを注いでも漏れません。ミルクと砂糖を用意する手間・カップを用意する手間・カップを洗う手間・コーヒーのお菓子を用意する手間が省けます。「インスタ映えするカップ」と話題にもなっています。
ECOPRESSO(エコプレッソ)
どこでもエコプレッソベーカー 燕三条製
エコプレッソは1個320円くらい。ベーカーがあれば好きなタイミングで作れます。材料はホットケーキミックスなど。
電気を使わずに簡易エスプレッソが作れるアイテム。ポンピングした圧力でエスプレッソを抽出します。今回はカフェポッドを使いましたが、「ハイブリッド」タイプなら、粉のエスプレッソもタンピングして抽出可能。重さ500gで若干重く、1杯抽出量もデミタスカップで少ないのですが、個人的に気に入っているコーヒーアイテムです。
なお使用するポッドは44mmサイズのカフェポッドが適合します。
ヤマノモリ(yamanomori)
安全登山てぬぐい【家に帰るまでが登山】
山頂で広げた「家に帰るまでが登山」のメッセージ手ぬぐい。私が企画した手ぬぐいで、捻挫や遭難事故が起こりやすい下山時の注意力アップと、帰りの運転での事故の予防を目的をしています。登山で疲労して集中力を欠いた体は交通事故を起こしやすいので、下山し終えるだけでなく「無事に家まで帰る」ことを意識して頂けたらという想いを込めています。
ギフトプレゼントとして多数ご注文を頂いています。大切な人へお送り頂ければと思います。
ヤマノモリ(yamanomori)
安全登山てぬぐい 天色
ヤマノモリ(yamanomori)
安全登山てぬぐい 木版柄
私が序盤に首に巻いていた手ぬぐいと、後半で首に巻いていた手ぬぐい。「家に帰るまで~」と同じく、日本製で綿100%。日本の職人が「注染」という技術で染め上げているので、プリント印刷の安価な手ぬぐいに比べて肌触りが良く吸水速乾性に優れています。
SOTO(ソト)
ポップアップソロテーブル フィールドホッパー ST-630
コーヒータイムに使ったポップアップ式のテーブル。開け閉めがワンアクションで簡単で、広げた大きさはA4サイズくらい。これくらい平らな面があるとコーヒーが作りやすいです。重さは400gくらいと、軽量なのも魅力。
今回の登山で初めてダブルトレッキングポールを使いました。トレッキングポールの最高級ブランド・LEKI(レキ)のマイクロバリオカーボンAS。端的に感想を述べると、ひざ痛持ちだったのですがこのポールのお陰で膝痛が発生せずにすみました。ポールの重心配分が絶妙でストレスなく振れて軽く感じ、グリップ部が長いので登りの時に長さ調節せずに持て、折りたたみ機構が素早く変形してZ型に折りたためて便利、アンチショック(スプリングによる衝撃吸収機能)付きで、ストラップが薄いナイロン製で調整が楽。細かい部分の使い勝手はさすがLEKIです。
PeakDesign(ピークデザイン)キャプチャー CP-BK-3
私の登山ザックのショルダーベルト部分に付いていた一眼向けカメラホルダー。首からカメラを提げるとブラブラしてストレスになりますが、これがあると肩部分などに固定できます。素早く外して被写体を補足可能。撮影しながらの登山は時間がかかってコースタイムを上回りがちなので、撮影時間を少しでも短縮できて助かっています。注意点として、大型ザックの太すぎるショルダーベルトには取り付けられない可能性があります。私のイーサー60とグレゴリー・パラゴン58のショルダーベルト(幅7cm、厚み1.5cmくらい)には何とかギリギリ装着できました。