前々から興味があったベジクラの「変身ドリップケトル」を取り寄せました。
山コーヒーのハンドドリップをするとき、登山用ケトルだと液だれしやすく、狙った場所に注ぎにくいときがあります。
そんなときに便利なのが、この「きゅうすスキッター」だったのですが、元々の形状だと登山用ケトルに引っ掛けることができず、変形させる手間が必要です。
また、パーツの取り付け・取り外しも少し面倒で安定性もあまり良くありません。
変身ドリップケトルの使用感はどんな感じなのか。さっそくレビューしたいと思います。
サイズ感は意外と大きいです
手にして驚いたのが変身ドリップケトルの大きさ。思っていた以上に大きいです。根元部分から先端までの長さは約7cmもあります。
ただ、ネットの商品レビューでは「大きかったけど装着できた」というコメントがありました。パッケージを開けずに包装を破かなければ返品したりメルカリ出品で売ることができますが、コメントを信じて使ってみることにしました。
さっそく登山用ケトルに取り付けてみた
私が持っているケトルは、GSIのエクストリーム ティーケトル。オレンジの取っ手がオシャレです。今はデザインが一新され、よりスタイリッシュになっています。
あらためて箱の注意書きを読むと、「注ぎ口の直径が2~3.5cmくらいのケトルに使用できます。注ぎ口が細いものや先端がカーブしているものには使用できません」と書いています。
GSIのケトルの直径は1cmくらい。登山用ケトルは全体的に注ぎ口が1cm程度のものが多いです。注意書きの段階で不適合な相性ですが、果たして本当に付けられるのでしょうか。
注ぎ口にはめ込んでみます。
裏側(内側)はこんな感じ。思っていた以上にしっかり固定されています。
さっそく水を入れて注いでみます。
スコップのようにU型にくぼんでいるのでお湯がキレイに流れていきます。範囲の狭いドリップバッグにも簡単に注げます。
また、細く注いでも点滴ドリップでも全然したたらない。全然液だれしない作りに感動しました。
変身ドリップケトルの注意点
注意点としては、変身ドリップケトル本体の太さが11ミリなのでケトルの注ぎ口がこれより細いと入りません。
仕組み的にはほとんどの登山用ケトルに取り付けられそうなので、注ぎ口の直径だけ確認しておけば失敗しないと思います。
(※メーカーによっては変身ドリップケトルを曲げて調節する必要があるそうです)
きゅうすスキッターに代わる便利アイテムです
というわけで、「ケトルがドリップポットに!?」は本当でした。
登山ケトルのドリップポット化は「きゅうすスキッタ―」を推薦していましたが、本日からは変身ドリップケトルに変更したいと思います。きゅうすスキッタ―と比較すると、変身ドリップケトルは注ぎやすさ、湯切れの精度、固定性、メンテナンス性すべてにおいて優れています。
山ケトルで液だれに困っている人は是非お試しいただければと思います。
(※ネットで調べたところ、モンベルやトランギアなどのケトルにも装着できています)
パール金属
ベジクラ 変身ドリップケトル C-9128
(※現在、amazonの方が安いです)