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2019年8月26日午前に発生した、富士山頂上付近での落石死亡事故。落石が胸に強く当たったことによる外傷性心肺損傷で20代のロシア国籍の女性が亡くなられました。

 

 

 

ニュースによると「私の落石が原因かもしれない」と申し出た人がいたそうです。(※その人が原因かどうかはまだ確定されていません)

 

 

 

同行されていた日本人の夫の方の心痛は察するに余りあるものがあります。心からご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

 

 


 

【落石を100%起こさないなんてほぼ不可能】

 

 

 

ある程度登山をした人ならこれまで大なり小なり落石を発生させてしまっていると思います。小石程度の落石なら私も何度か経験しています。落石する可能性がある石を100%避けて歩くのは困難です。

 

 

 

もし自分自身が落石を発生させて加害者になってしまったら――。

 

 

 

自身を責めるのはもちろんですが、現実的な問題として損害賠償が発生する事になると思います。

 

 

 

どんな山岳保険に個人賠償がついているのか、賠償金はいくらくらいになるのかを調べてみました。

 

 

 

 

 


 

【死亡事故の損害賠償平均価格は?】

 

 

 

死亡慰謝料の損害賠償の平均価格は、交通事故だと3000万円から4000万円です(※弁護士基準)

 

 

 

過去の登山事故裁判の判例を確認すると、山岳事故では7000万円が請求されたケースもあります。ただ、相手方の立場や年収などによって金額が変わるので平均価格はあまり参考にはなりません。

 

 

 

ひとまず、保険に加入するなら賠償責任保険金額が1億円のものが望ましいと思われます。

 

 

 

 

 


 

【個人賠償責任があるおすすめの山岳保険は?】

 

 

 

個人賠償付きの山岳保険で代表的なのはモンベル・やまきふ共済・日山協山岳共済など。調べた中で一番安かったのは日山協山岳共済の「ハイキングコース」で、個人賠償額が1億円。救援者費用500万もついています。

 

 

 

 

●日山協山岳共済「ハイキングコース」

https://sangakukyousai.com/pdf/c_2019.pdf

保険料:2400円/年

賠償責任:1億円

救援者費用:500万円

傷害死亡・後遺障害:240万円

入院保険金日額:1500円

申込みページ:https://sangakukyousai.com/info/entry.html

備考:年会費1000円別途必要

 

 

 

 

 

年間で数回しか山に行かない人なら、「やまきふワンタイム」がおすすめです。日帰りで660円です。

 

 

 

 

●やまきふ共済会「やまきふワンタイム」

https://www.yamakifu.or.jp/course/member?type=onetime

保険料:日帰り660円/1泊2日990円/3泊4日まで1600円

賠償責任:1億円

救援者費用:100万円

死亡保険金:50万円

他、手術保険金など

備考:富士登山限定の「ふじさん共済」(660円)有り

https://www.yamakifu.or.jp/course/member?type=fuji

 

 

 

 

モンベル会員(年会費1500円)なら「モンベル野あそび保険」が250円で一番安いです。

 

 

 

 

●montbell(モンベル)「モンベル野あそび保険」

http://hoken.montbell.jp/aigshort/activity.php

保険料:250円(1泊2日まで)

賠償責任:1億円

救援者費用:300万円

死亡保険金:290.8万円

他、手術保険金など

備考:モンベル会員(年会費1500円)限定

 

 

 

 

 

 


 

【故意の落石でなければ責任が発生しない可能性も?】

 

 

 

 

いくつか山岳保険をご紹介しましたが、この「落石」による事故はわざと発生させたものでなければ法律的に損害賠償責任が発生しない可能性があるようです。

 

 

 

サッカーやラグビーの試合で事故が起こっても、「怪我を承知の上で参加している」とみなされて損害賠償責任が発生しない事があります。登山においても同じで「山の中では落石があって当たり前」とされ、落石の発生を予測して注意を怠らないよう、状況によってはヘルメットなどで自衛しないといけないようです。

 

 

 

落石被害に遭った立場で考えれば酷な話なのですが、法律的にはそういう処理がされる可能性もあるようです。ただ、「登山に誘った引率役が落石を発生させて後続のメンバーを怪我させた」などは引率側の責任が問われ、損害賠償責任が発生することもありえます。色々なケースに対応するために保険には入っておいた方が良いと思います。

 

 

 

なお、登山と法に関してはこちらの本が詳しいです。今回の落石事故の件で気になったので注文しました。登山グループのリーダー役・引率役などをする方は一読しておくと良いかもしれません。

 

 

 

 

 

山岳事故の法的責任 登山の指針と紛争予防のために/溝手康史 (著)

 

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青山
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