登山でコーヒーを楽しむ動画「山と珈琲」。今回の山は奈良県にある桜の名所・吉野山。秋の紅葉も見ごたえがある場所です。久しぶりにソロ登山で山コーヒーを楽しんできました。
【山と珈琲】紅葉の吉野山 奥千本で山コーヒー
https://youtu.be/p57XxtxudDg
今回登った山の場所と山域地図
https://goo.gl/maps/S7hGugZatrwJZaDo9
吉野山に登った感想
登ったのは11月15日の日曜日。桜の時期の週末は人でいっぱいな吉野山、紅葉の時期は観光客が多すぎず少なすぎずで歩き回りやすかったです。
駐車場は吉野山観光駐車場(下千本駐車場)を利用。11月の土日祝のみ駐車料金が必要で、代金は1000円。最初は吉野駅近くに車を停めようとしたのですが、駅周りの駐車場は秋はすべて利用不可でした。
吉野山は観光地なので道は歩きやすいのですが、上千本・奥千本まで行こうとしたらけっこうしんどいです。
駐車場から奥千本まで距離が約6km、標高差は約500m。徒歩で約1時間30分~2時間かかります。
腰痛や仕事の都合などで運動から遠ざかり、私の体力は全盛期の4分の1くらい。
近場の山に何度か登ってトレーニングしましたが、コーヒー道具&撮影道具を詰め込んで登ったら途中でバテました。まだまだトレーニングが必要なようです。
一般の方やリハビリ登山をされる方は、バスを使うと快適に紅葉ウォーキングを楽しめます。下千本駐車場から奥千本口までの料金は550円。
上から順に見て回ると、終盤に茶店や土産物屋を見て下りれるので観光ルートとしても適しています。
人気スポットの、バス停から高城山展望台へ続く道。多くの観光客がカメラやスマホを手に撮影していました。
紅葉が間近にあり直線の坂が伸びているので、良い写真が撮りやすい場所です。
奥千本手前の湧き水・苔清水。台風の影響などで涸れていたらどうしようと思っていましたが、とつとつと湧いて流れていました。
奈良の「やまとの水」に選定されていますが、煮沸せずに飲むとお腹を壊す可能性もあります。生水での飲用にはご注意ください。
吉野山の奥千本。ここまでやってくる観光客は少なく、あたりは静寂に包まれています。紅葉のグラデーションも素晴らしいの一言。
自然の空気を全身に取り込み、季節を感じながらの山コーヒー。至福の一杯でした。
吉野山は登山道の難易度としてはハイキング程度で非常にやさしく、途中にトイレもあります。
桜の時期は人が多すぎてちょっと気疲れしますが、秋は紅葉ハイクや初心者を連れて登るのに適した良い場所です。
定期的に足を運びたいと思います。
今回の主なコーヒー登山装備
Cauldryn
Coffee Smart Mug
モバイルバッテリーの力で沸騰させることができる携帯型の過熱トラベルマグ。火気厳禁の山域でも水からお湯を作ることができます。欠点は、サイズが大きいことと重いこと。重さは1072gで、登山に持っていくにはちょっと気になる重さです。また、満充電状態でも2回しか沸騰できません。今後のバージョンアップに期待したいアイテムです。あと、海外からの発送で入手したのですが最初に取り寄せたものは水漏れがしたので交換しました。また、現在はミキサー付きのセットが販売されているようです。
Helinox(ヘリノックス)
グラウンドチェア
持ち運びがしやすくて座り心地も良い携帯チェア。重さは647gですが、これがあるとないとでは快適さが違います。耐荷重は120kgで意外としっかりしています。アウトドアでチェアリングコーヒーしたい人におすすめのローチェアです。もう少し軽いものが良い人は同社のチェアゼロがおすすめです。
スノーピーク(snow peak)
ステンレス真空マグ 300ml
スノーピーク(snow peak)
ダブルマグ300用シリコーンリッド MGC-054
山コーヒーを入れるマグは、スノーピークのステンレス真空マグを使用。このマグに専用のリッドをつけると、30分後でもアツアツの温度をキープします。秋冬はすぐにコーヒーが冷めるので、真空マグ+フタの組み合わせは是非用意しておきたいところです。現在、300mlサイズは人気のため品薄のようです。
MUNIEQ(ミュニーク)
Tetra Drip 01S
ドリッパーはミュニ―クのテトラドリップを使用。3枚の名刺サイズのステンレス板をパズルのように組み合わせるとドリッパーになります。携帯性に優れ、質感と見た目が良く、金属製で土台が安定しているのでドリップしやすいです。よくある3つ穴コーヒードリッパーより抽出スピードが速いので味がスッキリとなりやすい特徴があるので、ボディ感が欲しい場合はコーヒー粉の挽き目をやや細かくして下さい。ペーパーフィルターは一般的な台形型ではなく円錐型(ハリオのV60・1~2杯用など)が適合します。
パール金属
ベジクラ 変身ドリップケトル C-9128
ハンドドリップに使ったポットは、GSIのケトル。注ぎ口に「変身ドリップケトル」を付け、より繊細なお湯刺しができるように調整しています。変身ドリップケトルはほとんどのアウトドアケトルに取り付けが可能で、液だれを防いでくれます。なお、コーヒーのドリップの適温は90度から96度(※UCC式)。100度のお湯をケトルに移せば、ちょうど良い温度になります。
Porlex(ポーレックス)
セラミック コーヒーミル2 ミニ
コーヒー豆は挽いた時に香りの60%から70%を放出します。挽いた時の香りから楽しむことで、山コーヒーの満足感が更に高まります。このポーレックスのミルは日本製で軽量、エスプレッソ用の極細挽きも可能です。セラミックの臼刃の精度がそこそこ高いので、中国製の安価なコピー商品のミルより挽きやすいです。以前は挽いている最中にハンドル部分がすっぽ抜けやすかったんですが、新型になってハンドルが抜けにくくなりました。なお、日常使いで多用すると中のセラミック刃がへたってきます。ジャパンポーレックスに問い合わせれば500円~1000円程度でパーツを販売・郵送してもらえます。
SOTO(ソト)
ポップアップソロテーブル フィールドホッパー ST-630
コーヒータイムに使ったポップアップ式のテーブル。開け閉めがワンアクションで簡単で、広げた大きさはA4サイズくらい。これくらい平らな面があるとコーヒーが作りやすいです。重さは400gくらいと、軽量なのも魅力です。
PeakDesign(ピークデザイン)
キャプチャーカメラクリップ CP-BK-3
私の登山ザックのショルダーベルト部分に付けていた一眼向けカメラホルダー。首からカメラを提げるとブラブラしてストレスになりますが、これがあると肩部分などに固定できます。素早く外して被写体を補足可能。撮影しながらの登山は時間がかかってコースタイムを上回りがちなので、撮影時間を少しでも短縮できて助かっています。注意点として、大型ザックの太すぎるショルダーベルトには取り付けられない可能性があります。私のグレゴリー・パラゴン58のショルダーベルト(幅7cm、厚み1.5cmくらい)には何とかギリギリ装着できました。
カリタチェックのトート
MonoMaster(モノマスター)2020年 11 月号付録
コーヒー道具を入れるのに使っていたカリタのトートバッグは、雑誌「モノマスター」の付録です。サイズ感が程よく、複数のポケットがあるのでコーヒーピクニックや友人宅への出張コーヒーの際に使えます。