山でコーヒーを楽しむ動画「山と珈琲」。6月22日、奈良県の大峯山・山上ヶ岳で山コーヒーをしてきました。ここの大峯奥駆道(おおみねおくがけみち)は、ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に認定されています。
【山と珈琲】 修験の山・山上ヶ岳で山コーヒー【ソロ登山】
http://youtu.be/YAOtABhk6MA
(フルハイビジョン画質1080p・PCブラウザ推奨)
【大峯山・山上ヶ岳の場所】
https://goo.gl/maps/LcqCK
(googlemap)
山と高原地図 大峰山脈 2015 (登山地図 | 昭文社 マップル)
【所感】
修験道の山・山上ヶ岳。今回は単独登山なので、一番難易度の低いメインルートの表参道をピストンで行く事にしました。
大橋茶屋に車を停めて、日帰り(山上参り)の駐車料金1000円を支払う。駐車場の管理人の方は6時にやって来て料金を回収して回っていました。ちなみにこの茶屋のトイレは世界遺産に認定されたからか、かなりきれいです。
ものすごくきれいです。洋式便座も3つあります。さすが世界遺産認定の場所にあるトイレです。
登山道は、修験者の方々やハイカーがよく歩いているからか非常にわかりやすく、日没にならなければ迷う心配はありません。森の木々が日差しを遮り、なだらかに高度を稼いでいく気持ちの良い道です。
【山上ヶ岳の表参道のお助け水】
今はもう営業していない一本松茶屋を過ぎてしばらく歩くと、水場に出ます。ここは「お助け水」と呼ばれている給水地点。ちゃんと登山地図に水マークがあるポイントで、きれいな水が湧き出ていました。日によって濁ったりしているとの事でしたが、この日は透き通っていてそのままで飲める透明度でした。
ここで山コーヒー用の水を汲み、稜線へと向かいます。
【気持ちいい風が吹く、大峯奥駆道】
稜線に出ると急に強い風が吹き始め、火照った体を冷ましてくれました。山上ヶ岳に至る奥駆崖には洞辻茶屋・陀羅尼助茶屋・だらにすけ丸松清店があり、雨風をしのいで体を休める事ができます。この日は月曜だったからか茶屋は全て無人でした。
陀羅尼助茶屋の簡易トイレを利用させて頂きました。大便器はボットン便所です。
だらにすけ丸松清店を出てすぐ、道が2つに分岐しています。左が鎖場のある修験の道、右が下山にも使われる易しい道です。体力に不安のある方は右を行けば良いと思います。
画像は鐘掛岩手前の鎖場。ここは丁寧に登れば大丈夫です。鐘掛岩は前半の鎖場は簡単ですが、後半は垂直になっていて高度感があります。壁の右側の下山道がすぐ脇を通っているので、荷物が多い方はそちらを巻いていくのが良いと思います。
巻き道から鐘掛岩のてっぺんに回りこめます。高さは20m、見下ろすとなかなかの高度感です。この場所から大峯のパノラマの大展望が楽しめるので、人で混んでいなければ立ち寄ってみても良いと思います。
こちらは綱で吊るされて修行する事で有名な西の覗(のぞき)。高さ200mの断崖です。上から眺める際は絶対にロープ無しで身を乗り出さないでください。転落して死亡事故に繋がります。(この画像は自撮り棒を伸ばして撮りました)
山上ヶ岳山頂の三角点は、境内から「お花畑」へと向かう道を上がり、山上ヶ岳の看板の裏にある細い笹道を登った所にひっそりと隠れています。ちょっとわかりにくいです。
山コーヒーは大展望が望める「日本岩」で。山上ヶ岳で休憩・昼ごはんを食べるならここがおすすめです。岩がちょっと傾斜になっているので道具を落とさないようにお気を付け下さい。
パノラマを眺めながらの山コーヒー、至福の一杯でした。
【今回の登山で使った山コーヒー道具】
モンベル O.D.コンパクトドリッパー2 イエロー
ポーレックス セラミック コーヒーミル ミニ
GSI エクストリーム ティーケトル
PRIMUS(プリムス) P-153 ウルトラバーナー
スノーピーク(snow peak) チタンシェラカップ E-104
エバニュー(EVERNEW) チタンティーポット800
Platypus(プラティパス) SOFT BOTTLE 1.0L マウンテン