アルペングループのブランド・TIGORA(ティゴラ)が高性能でリーズナブルなトレッキング用2.5層ジャケットをリリースしています。

使用感がどんな感じなのか、ミズノのリーズナブルレインウェア「ストームセイバー」と比べてどうなのかなど、調べてみました。
目次
ティゴラはいつからできたブランドで名前の由来は何なのか
引用:アルペングループ ティゴラ
株式会社アルペンが「ティゴラ(TIGORA)」ブランドを立ち上げたのは2006年。

ティゴラの名前の由来は「優美・勇気」の象徴「TIGER(タイガー)」。虎が獲物を狙う「静」の集中力とそこから解き放たれ獲物を捕らえる「動」の瞬発力のように究極のスタイリッシュパフォーマンスを一切の妥協なく追求する、という意味が込められています。
TIGORAの商品は、その優れた機能性により、スポーツシーンはもちろん、日々のライフスタイルシーンをも豊かにする商品を数多く揃えています。また、高い機能性と比べて圧倒的なお値打ちな価格は、多くの方に、もっとスポーツウェアを手軽に手に取ってほしい、という我々の想いを実現したものです。
引用:アルペングループ ティゴラ
登山においてウェアは命を守る重要なもの。レインウェアは特に必須の装備ですが、ハイグレードなものは3万円以上します。

ティゴラは2019年にブランドがリニューアルされ、街用・スポーツ用・デザイン性のあるスポーツ用の3ラインで展開。2020年に直営店がオープンし、2021年にトレーニング用ラインが追加されました。
アウトドアウェアのラインナップをザっと見た印象は「ワークマンだと性能的に心配だけど、モンベルより安いのが欲しい」というユーザーに応える性能・価格帯だなと感じました。
ティゴラの2.5レイヤージャケットとミズノのストームセイバーの比較
引用:【amazon】ミズノ レインウェア ベルグテックEX ストームセイバーVI
さて、気になるのはリーズナブルレインウェアの代表格・ミズノのストームセイバーとの性能差です。
ティゴラのレインウェアとミズノのストームセイバーの耐水性能を並べて見ました。
ストームセイバー:耐水圧30,000mm以上、透湿性約16,000g/m2-24h
ティゴラ :耐水圧20,000mm、透湿度20,000g/m2/24h
透湿性はティゴラが上で、耐水圧はストームセイバーが上。ただ、ティゴラのレインウェアは2.5層なのでしなやかで着心地が優れています。
「小雨~中雨での低山ハイキング&街でも着たい」ならティゴラで、「主に登山用である程度しっかり雨対策をしたい」ならストームセイバーという使い分けが良いように思います。

※超軽量2.5層ジャケットの重さは不明。「超軽量」という商品名なら商品重量を明示して欲しいところです。
※なお、モンベルのストームクルーザーは耐水圧50,000mm、透湿性35,000g/㎡・24hです。
超軽量2.5層ジャケットのボトム(レインパンツ)はあるのか?
ティゴラの超軽量2.5層ジャケットですが、同じ性能のパンツは販売されていないようです。
レインパンツ単体での販売も無く、セットになっているのは「レイン上下セット」など。
こちらの耐水圧は10000mmH2Oで、透湿度は10000g/m2・24h。2.5層のものに比べて性能は下がりますが、上下セットで6000円台という破格の値段です。

まとめ
引用:LOCONDO「TIGORA 超軽量2.5層ジャケット TR-9D3203JK」
ティゴラの2.5層ジャケットはしなやかさとデザイン性と軽さとそこそこの耐水性が利点。この性能で1万円はありがたいです。
ただボトムのパンツがないので、何か他のものを調達しないといけません。価格的に手頃なのはこちらです。
【amazon】MIZUNO(ミズノ)アクアブロック レインパンツ ベルグテック
ミズノのベルグテックアクアブロックレインパンツ。 耐水圧約15,000mm、透湿度約10,000g/m2/24h。amazon価格は3400円です。

TIGORA(ティゴラ)
超軽量2.5層ジャケット TR-9D3203JK
なお、ティゴラのジャケットは品薄気味で、買った人のレビューやブログなどもまだ出揃っていません。
信頼性という意味では、やはりミズノのストームセイバーが「初心者向けの最初のレインウェア」として推奨できるなと思います。
快適なレインウェアは登山事故の予防につながります。この春から山を始める方は、是非ご準備ください。
mizuno(ミズノ)
ベルグテックEX ストームセイバーVI

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