マイカー登山は気軽で便利ですが、早朝の寝不足運転・下山後の帰りの運転がしんどいです。
特に、登山で体力を使いすぎて疲労からくる眠気・注意力の低下で事故を起こしそうになったことがある人もいるのではないでしょうか。
事故原因で見落としがちなのが、車内の二酸化炭素濃度。これが高まると注意力が低下する研究結果が出ています。
JAFに詳しいデータが出ているのでご紹介したいと思います。
目次
内気循環モード、たった15分で二酸化炭素濃度を高めます
JAFによる「車の内気循環・外気導入」比較記事に、車内の二酸化炭素濃度の時間ごとのデータが掲載されています。
■JAFドライブ中で、空調は「内気循環」「外気導入」どちらがいいの?
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/temperature/air-conditioning
上記は「郊外・山道」でのデータですが、「市街地」「高速道路」ともに15分程度で3000ppmを突破しています。
CO₂の濃度が3,000ppmを超えると注意力低下・疲労感の増加・眠気・頭痛を訴える人が増加するとの研究報告が出ています。
登山帰りの疲れた体での運転、内気循環は要注意です。

外気導入モードで花粉流入の影響はどれくらいあるのか
花粉症の人は、外気を取り入れた場合の花粉流入が気になると思います。
内気モードと外気モードで花粉量にどれくらい違いが出るのかも、JAFのページに載っていました。
花粉の量については花粉を確認することができたが、わずかな量しか確認することができなかった。最近のエアコンフィルターはある程度花粉を除去できるため、外気導入でも花粉を心配する必要はあまりなく、衣類に付着した花粉や乗降時に車内に付着した花粉を除去した方が重要だと思われる。

【まとめ】自宅まで安全に戻るために、適度な空気の入れ替えを
青山家ではこの情報を知ってから、車の運転時は積極的に外気導入・窓開けを取り入れるようになりました。

外気取り入れをすると、夏場のカーエアコンの結露によるカビの発生なども抑えたり、車酔いも軽減したりできるようです。
排気ガスの臭いが嫌いだったり冷暖房の効きが弱くなるので内気循環派でしたが、注意力の低下で事故が発生したら取り返しがつきません。
状況にあわせて使い分け、自宅まで安全に戻りたいと思います。
【追記】信頼できる二酸化炭素濃度計を探してみた
実際に車内がどれくらいの数値になるのかは「二酸化炭素濃度計」で測定することができます。
amazonで携帯式の二酸化炭素濃度計を探してみたところ、3000円くらいでいくつか見つかりました。
ただ、レビューを見ると「正しい数値が出ない」「表示が異常」「バッテリーがすぐ切れる」「すぐ壊れた」など低品質なものが多く出回っています。
高精度センサーNDIR(非分散型赤外線吸収方式)を採用しているものが、厚生労働省推奨品とのこと。
評価の高い二酸化炭素濃度計をご紹介します。
REPHON
二酸化炭素濃度計 【高精度NDIR方式 3000mAh】

KIMWOOD
二酸化炭素濃度測定器 NDIR方式

マザーツール
CO2濃度計 GCH-2018
