登山でコーヒーを楽しむ動画「山と珈琲」。今回から新シリーズで「関西百名山で山コーヒー」も始めていきます。第1回は大阪府北部の剣尾山。番号は27。北摂地域の里山のひとつです。
【山と珈琲】関西百名山で山コーヒー #27 剣尾山【疑似登山動画】
少しでも登った気分が楽しめるよう、主に一人称視点(自分目線・主観視点)で撮影しています。画面酔いしやすいのでお気を付け下さい。荷物を詰めた登山ザックを背負って踏み台昇降運動などをするとトレーニングになって効果的かと思います。
コナミスポーツクラブ
ステップウェル2【耐荷重100kg】
踏み台は2000円くらいの安価なものもありますが、こちらのコナミスポーツのやつは耐荷重100kgで高さも20cmまであり、amazonレビュー数191件の星4.0。信頼性の高いエクササイズステッパーです。
CBジャパン
ジョイントマットウッディー 9枚組
こういうマットを敷き、登山靴を履いて上り下りすれば気合が入って運動に取り組みやすいと思います。このマットは9枚で1000円以下(送料込)、星4.0でたいへんお手頃です。
【剣尾山の場所の地図】
https://goo.gl/maps/QwMxuJp1cwS2
(googlemap)
【剣尾山までの行き方・アクセス】
● 電車・バス 能勢電鉄「山下(やました)」駅
↓
阪急バス「能勢の郷」行き(73番)料金610円
※ 能勢温泉へのバスは山下駅09時00分発、帰りの最終バスは15時52分です。温泉に入る時間を作るなら徒歩1時間の場所にある「森上バス停」を利用してください。森上バス停の下りの最終バスは21時~22時まであります。
● 車でのアクセス
阪神高速11号池田線「木部」出口から173号線を30分ほど北上。
【カーナビ・googlemap用の情報】
能勢温泉(のせおんせん)
563-0372
大阪府豊能郡能勢町山辺409-81
072-734-0041
(または072-734-2200)
【今回の動画の所感と補足】
剣尾山は関西圏から車で行きやすい山なので、時々トレーニングで登っています。道も危険個所は少なく、一周のコースタイムは3時間30分。山頂の展望は良く、初心者におすすめの山です。
能勢温泉の駐車場は「登山者の駐車禁止」となっているので、手前にある「能勢の郷駐車場」に停めます。料金は無料です。なお、能勢の郷は平成26年(2014年)3月末に閉鎖してしまいましたが、この駐車場はまだ使えるようです。
昔は能勢温泉からキャンプ場脇の道を通れましたが、今は通行禁止になっています。ここを抜けると早いのですが、回り込まないといけません。
剣尾山の登り口にはトイレがあります。山頂にはトイレがないのでここが最終トイレとなっています。
行者山にはたくさんの大岩があります。
山岳寺院の月峯寺跡。現在は麓へと移転しています。1546年に兵火で焼かれるまで、比叡山のように修験の霊場として900年のあいだ栄えていました。500年を経ても、信仰の名残はところどころに残っています。
剣尾山の山頂は360度の展望が広がっています。大きな石が複数あり、座って食事ができます。
横尾山の分岐は注意が必要です。私は昔、間違って谷道へと降りてしまいました。途中で引き返しましたが、踏み跡とテープもあるので間違えやすいです。三角点の右側が一般的な尾根道ルートです。
横尾山の先の分岐も迷いやすいポイントです。動物除けのフェンス沿いに歩いていくのが正解です。
21世紀の森エリアは台風被害の影響か、ところどころ通行止めになっていました。関西百名山地図帳のルート通りには歩けません。「頂上広場」から「おにやんまの路」を経て「小鳥のテラス」を過ぎ、「ひと休み峠」。この分岐で「水辺の広場」へ向かい、「水辺の広場」の分岐を直進して岩谷池に出ます。直進の池の脇の舗装路を進めば、トイレがあった登り口に出ます。
コースタイムは3時間半でしたが、撮影してコーヒーを入れてゆっくりしたので6時間ほどかかりました。なお能勢温泉の日帰り入浴料は平日700円、土日祝800円です。
【今回の山コーヒー&登山アイテム】
ESPRO(エスプロ)
ステンレストラベルプレス
携帯性・メッシュフィルターの精度・保温性・密封性、すべてが優れたアウトドア向けコーヒープレス(フレンチプレス)。ブルーボトルコーヒーでも取り扱われていて、デザインもスタイリッシュです。ステンレスの真空2層構造のため魔法瓶のような保温力があり、抽出したコーヒーはしばらく熱々のまま。淹れてすぐ飲もうとすると熱すぎるので別にカップが必要なくらいです。きっちり蓋を締めれば逆さにしても漏れないので、中身を残したままザックに放り込めます。街用だけでなくアウトドア・登山用途にも適しているコーヒープレスです。
【※ 2018年12月加筆】
トラベルプレスの新型が発売されました。予算に余裕があるならより軽量で便利になったESPRO ウルトラライトコーヒープレスがおすすめです。新型のレビュー記事はこちらです。
THERMOS(サーモス)
専用ボトル 500ml
登山家が愛用する高性能魔法瓶・山専用ボトル。お湯を沸かさなくても朝自宅で入れた熱湯で昼過ぎにコーヒーやラーメンが作れます。1~2名での登山が多いなら500mlサイズ、大人数でよく行くなら900mlサイズがおすすめです。冬はお湯を入れてコーヒーにカップラーメン、夏は冷たいドリンクを入れて熱中症予防と、大活躍するアイテムです。
セラミック コーヒーミル ミニ
【amazonで探す】 / 【楽天市場で探す】
アウトドア向けの軽量ミル。中国製の似た商品が増えてきていますが、これは日本製でセラミックの臼刃の精度が高く挽きやすいです。コーヒー豆は挽いた時に香りの60%から70%を放出するので、挽いた時の香りから楽しめばコーヒーは更に美味しくなります。ノーマル(30g挽き)とミニ(20g挽き)の2種類がありますが、ゴム製のハンドルホルダーが最初から付いているミニがオススメです。
ナルゲン-NALGENE
細口角透明ボトル125ml
コーヒー豆を保存している容器。透明なので中の豆をカメラで撮影しやすく、インスタ映えします。しっかり密封もできるので豆の酸化も防いでくれます。2~3杯分のコーヒーならこのサイズで十分です。
snow peak(スノーピーク)
チタンダブルマグ 300
チタン製で軽量・頑丈なコップ。二層構造なので保温・保冷能力があります。寒い時期はすぐにコーヒーが冷めてしまいますが、二重構造のマグなら美味しい温度をある程度キープできます。これ系のマグは他社も販売していて値段もいろいろありますが、スノーピークのマグは取っ手の部分のカーブが持ちやすく、他社より若干高価なので「所有する満足感」があります。なお直火での加熱は出来ませんのでご注意ください。
安全登山てぬぐい
私が首に巻いていた手ぬぐいがこちら。安全登山ブランド・ヤマノモリの手ぬぐい。「安全登山」の文字を目にするたびに注意力が回復、気のゆるみによる道迷いや事故を未然に防いでくれます。手ぬぐいは軽量でかさばらず乾きやすいので山のベテランの方も愛用されています。日本の職人による手染め仕上げで肌に優しく、2枚セットのギフトセットもあり、誕生日プレゼントなどでご購入頂いています。油断しやすい自分自身のために、大切な人の山の安全のためにお贈り頂ければ幸いです。