主にバイク用のウェアを作っているRSタイチ社が開発した気化熱を利用した冷却グッズ「LIQUIDWIND(リキッドウインド)」。
登山につかえるかもと思ったので、どんなものか調べてみました。
目次
LIQUIDWIND(リキッドウインド)の仕組みについて
リキッドウインドの仕組みは、腰のスプレーポンプから冷却液を首元に送り、首~胸周りと襟足~肩甲骨周りを濡らして、バイク走行時の風で気化熱を発生させ体の熱を下げるというもの。
こちらが紹介動画です。
「真夏の過酷な環境でも快適なライディングを可能に」「気化冷却でマイナス5.2℃を実現」「マンダムの冷却水で冷却+消臭」など、魅力的な説明が展開されます。
これを登山用に使えば真夏の辛さがやわらぐかもしれません。
RSタイチ
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LIQUIDWIND(リキッドウインド)を登山で使う際の問題点・不安点について
ただ、モニター体験者のレビューを読むと、初期モデルというのもあって改善点がいくつかあるようでした。
登山用で使う場合の問題点として、下記が挙げられます。
・腰に下げるスプレーボトルが重くてかさばって邪魔になる
・登山ザックのショルダー&ウエストベルトと干渉してザックの担ぎ下ろしが面倒になる
・冷却水が染みたところにシミ跡が残るので登山ウェアにシミ汚れがつく恐れがある
・チューブを差し込んで固定する専用インナーを着ないといけないが、そうすると登山用のインナーが着れない
・冷却水が1本660円するので気軽に使えない

リキッドウインドの登山用の代用品を探してみた
【amazon】Platypus(プラティパス) ビッグジップ EVO
リキッドウインドのボトル位置問題の改善ですぐに思いついたのは、「プラティパスのハイドレーションシステムのように、ザック内にウォーターパックを入れればいいのでは?」でした。
ただ、プラティパスには「ポンピングで水を出す仕組み」がありません。
リキッドウインドはスプレーのポンピングで水を吸い上げますが、プラティパス系では「飲み口バルブから吸う」という動作で圧力を発生させています。そのため、バルブを首元に当てつつ水を出すのが困難です。
何か良いものはないかと思って探していたら、ポンプ付きのウォータータンクがありました。
【amazon】GEIGERRIG HYDRATION ENGINES
それがこちらの「GEIGERRIG(ガイガーリグ)」のハイドレーションエンジンです。

ポンピングすれば、ウォータースプレー機能で水分補給・傷口の洗浄・水のシェアなどができます。
パックの吸水はスライド式で口が大きく開き、中を洗うのも簡単。チューブの脱着も可能で、BPAフリー素材の匂い対策、バルブの開け閉め機能で水漏れ対策もされています。

ガイガーリグの欠点と値段について
ガイガーリグの欠点は「水が出る用のチューブとポンプが付いているチューブの2本をザックに付ける必要がある」「圧力と頑丈さと引き換えに、ポンプが大きくてチューブも太い」などです。
また、プラティパスに比べると値段がおおよそ2倍。品薄気味で、amazon・楽天市場で10000円前後で販売されています。

バイクにはリキッドウインド、登山にはガイガーリグが良さそう
色々調べた結果、リュックを背負わないバイクではリキッドウインド、ザックを背負う登山ではガイガーリグという使い分けになるかなと思います。
ガイガーリグで手軽に気化熱冷却ができれば、夏のうだるような暑さの登山も快適になりそうです。
水分補給も手軽で、口を付けないので衛生的。夏登山用のアイテムとして検討したいと思います。
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