【道路交通法改正対策】傘さし運転で罰金！おすすめの自転車用レインコート・レインポンチョ

2015年5月25日 2015年5月25日 5分54秒

平成27年（2015年）6月1日から道路交通法が改正されます。その中で、何と自転車の傘差し運転の罰則が強化されてしまいました。

警官に見つかって注意されるのが3年間に2回あると、印紙代手数料5700円の3時間の講習を受けにいかないといけません。実質的に罰金金額5700円という感じです。（なお講習を受けないと5万円以下の罰金刑になります）

片手運転はブレーキの利きが悪くなって危ないというのはわかります。でも、さすべえ（傘取り付け器具）くらいは使っていいと思うのですが。自転車に突起物が付いたり、幅が60cm以上になると駄目というルールなんだそうです。融通がきかないですね。

安全運転のためには上下セパレートのレインコートを着るのが一番です。このブログでよく紹介しているミズノのレインスーツ「ストームセイバー」は、嵐に耐えうる登山用だけあって蒸れにくく着心地快適、雨風からばっちり身を守ってくれる信頼性の高い逸品。富士山登山でも一番人気です。

ただ欠点がひとつあります。上下セパレートのレインコートはズボンを脱ぐのが面倒なんですよね。私の父も最初は上下セパレートを使っていましたが脱ぎ着の手間がわずらわしくてあまり着なくなりました。室内に入って一度脱いだ後に濡れたレインズボンをまた履くのは、ちょっと面倒です。

そこでおすすめなのが、この「レインポンチョ」。頭からかぶるだけなので脱ぎ着が非常に簡単です。

ポンチョは山登りでも人気です。山岳地帯の強風には弱いので推奨はされませんが、森歩き程度なら十分。レインウェアより脱ぎ着がしやすいのでおすすめです。個人的にはアウトドアブランド「モンベル」のポンチョが良い感じです。

ハイドロプロ2レイヤーというアウトドア仕様の素材で出来ており、防水能力がかなり高いです。ただ、丈が短めなんですよね。なので自転車用途には向きません。レインウェアのズボンを履く必要があります。

なので自転車用としては、やはりこのような前カゴの荷物にもかかるようなレインポンチョが圧倒的に便利。

道路交通法改正に合わせてお手頃なレインポンチョがたくさん発売され始めています。うちの父親が運転しやすくて脱ぎ着しやすいものをご所望だったのでちょっと探してみました。

安くてお手頃でネットのレビューで高評価だったのは以下の2点です。

●良い点/高評価/満足点
・素材が適度に重いのでちょっとくらいの風ならまくり上がらない

・顔部分の大きめの透明なツバは固めに作られているので視界が良好

・反射帯が付いていて夜も安全

・ハンドルに被せると膝が濡れない

●悪い点/欠点/不満点
・ちょっとビニール臭い

・強い風にはまくれ上がる

・前カゴ部分がちょっと短い（27インチの普通の自転車の場合）

・中国製なので縫製が雑

●良い点/高評価/満足点
・カゴ部分まで完璧にカバー

・前カゴ部分がめくれ上がらないようにクリップが付いている

・素材が適度に重く、風でまくり上がりにくい

・手元が自由に動き、足元まで濡れにくい

・反射ライン付で夜でも安心
・収納袋付き

●悪い点/欠点/不満点

・デザインが地味
・身長がある人はちょっと猫背になる
・顔がちょっと濡れるので帽子などを被る必要がある

レインウェアのフードには危険な欠点が３つあります。それは視界が狭くなる事、振り返りにくい事、音が聞こえにくくなる事です。私が持っている3万円の登山用レインウェアでも、この3点はマイナス点になっています。

ご年配の方は特に反射神経や聴力も衰えていますので、安全のためにもフードではなくレインハットを被って頂きたいです。なので、ご高齢の方へ贈るのなら断然レインハット＆ポンチョの組み合わせがおすすめです。

ちなみに前カゴレインカバーは、このアウトドアブランド・ドッペルギャンガーが販売している「マルチユーストートバッグ」がおすすめです。

しっかりとした防水機能があり巾着式で大容量。レインカバーとして優秀なのはもちろん、なんとトートバッグとしても使えます。買い物袋兼用として使えるんですよね。

ネットのカスタマーレビューでも、生地がしっかりしている、ネギやゴボウなどの長い物も巾着でしばって安定する、値段の割にデザインが良いと好評です。

自転車の法律改正、正直対応が面倒です。ただ、傘さし運転が危なく、事故が増えているのも事実。レインコートやレイングッズを組み合わせて安全対策をしていきたいものです。

ひとまず私の父には自転車屋さんのポンチョとモンベルのレインハットを父の日にプレゼントしたいと思います。