
6年使っていた登山用コンパスに気泡が入っていました。この泡が邪魔で、ちゃんと針が北を指してくれません。本体を振っても泡は消えてくれず、コンパスとしてかなり致命的な状態になっています。
【コンパスに気泡が入る原因は?】
コンパスを登山服に入れたまま洗濯した訳でもなく、落としてもいません。なのに何故気泡が入ってしまったのか。
原因を調べてみた所、プラスチック製のオイルコンパスは様々な理由で劣化するようです。
1.気圧低下でオイルの体積が収縮し、隙間から空気が入る
2.温度低下でオイルの体積が収縮し、隙間から空気が入る
3.経年劣化や衝撃で隙間が出来て空気が入る
4.経年劣化や衝撃で中のオイルが漏れる
つまりは長い事使って劣化していると、特に冬山に登った時に気泡が入る事があるようです。
樹脂製(プラスチック製)コンパスは微量な空気・水分が透過するため、経年劣化は避けられないとの事。あと、高所で小さな気泡が出る事がありますが、小さい泡なら下山した時に消えるようです。そして、製造段階での不具合もあるとの事。買ってすぐに気泡が発生したならメーカー(または登山店)問い合わせで交換してくれるそうです。
【コンパスの気泡を消す方法は? 修理で直せる?】
色々調べましたが、簡単に気泡を取り除く方法は無いようです。ドリルで穴を開けてミシン油を注油して半田ごてでふさぐ方法はあるのですが、密封性能に欠け、非常に手間がかかります。「コンパスは消耗品」だという事を踏まえて、手頃な価格のコンパスを定期的に買いかえるのが得策なようです。
なので、また同じコンパスを買おう…と思ったら欠品していたので、Vixen(ビクセン)のオリエンテーリングコンパス
を注文しました。1500円。
スントやシルバのコンパスは3000円くらいするのでほぼ半額。日本製のオイル式コンパスなのにこの価格はお手頃です。
これでまた数年、気泡が入るその時まで色んな山に登りたいと思います。