登山をテーマにしたアニメ「ヤマノススメ」。前回はアニメ第1期に出てくる登山道具のモデル特定をしましたが、今回は第2期に出てくるアイテムを検証・特定していきたいと思います。
■前回の第1期ヤマノススメの登山道具特定
■第3期ヤマノススメサードシーズンの登山道具特定
第1話(新一合目)「テントに泊まろう!」道具検証
庭でテントを張ってのお泊り会。ベージュのボディにオレンジのフライ、これはまちがいなくモデルはアライテントです。倉上ひなたが「4人で寝るとけっこう狭い」と言っていたので、アライテントの3~4人用テント「エアライズ3」なのではないかと思います。
この「エアライズ」は買って間違いない、最初の登山テントにおすすめの伝統の名品。夏の涸沢のテント場ではあまりにエアライズが多すぎて自分のテントがどれかわからないくらい、圧倒的な人気とシェアを誇っています。
飯盒を炊くのに使った、ひなた父が持っているバーベキューグリル。
グリーンライフ(GREEN LIFE) バーベキューコンロ CBN-800
側面の形状的に、こちらのバーベキューグリルが近似しています。
第2話(新二合目)「富士山を見に行こう!!」道具検証
斉藤楓がもっているオレンジのザック。これは「マーモット コンプレッサー プラス バックパック」がモデルのようです。現在は廃盤になっています。
容量20L。今回のようなハイキング的な登山に最適な容量です。
なお、かえでが履いているタイツはC3 fit(シースリーフィット)の登山用パフォーマンスロングタイツが近似しています。
第3話(新三合目)「山に登るということ」道具検証
疲労で足取りが止まったあおいに、かえでが渡したトレッキングポール。
持ち手のグリップ部のラバーが長く、クロスの筋が入っています。これは高級トレッキングポールブランド「LEKI(レキ)」の、MUエルゴメトリックロングアンチのデザインが近似しています。
これも今は廃盤になっています。値段は2本で23100円。登山用トレッキングポールの最高級の価格です。高校生が気軽に買えるアイテムではないのですが、かえでが「本格派」というのがよくわかるチョイスです。
親不知を越えた水場で、かえでとあおいがシェラカップで水を飲むシーン。取っ手がたためないシンプル形状のコッヘルで、内側に目盛りもロゴもありません。
ベルモントのステンレスシェラカップが取っ手の形状的に似ています。(※現在のモデルは目盛りが付いています)
登山家御用達のシェラカップ。倒れないのでこぼれにくく、皿やフライパン代わりにも使えて、軽量で頑丈。価格も1000円程度からとリーズナブル。シェラカップを家で使うと、家に居ながらにしてアウトドア感が楽しめます。
第4話(新四合目)「降りた後のお楽しみ!」道具検証
三つ峠を下山中、あおいとここなが膝の痛みに苦しんでいる中、膝サポーターがあるから大丈夫、と平気な顔のひなた。
ひなた「安いものでいいから買っておくと楽なんだよ。あー楽ちん楽ちん」
あおい「山に登る前に教えてよ!」
ZAMST(ザムスト) EK1膝用サポーター 371802 M
ひなたが巻いている膝サポーターですが、デザイン的には「ザムスト EK-1膝用サポーター」が近似。「安いもので十分」というセリフがあったので、おそらくこれがモデルだと思います。
登山用の膝サポーター、確かに「楽ちん楽ちん」です。魔法にでもかかったのかと思うくらい膝の痛みを緩和できます。膝痛持ちの私も富士登山の長い下山で使って、その効果に驚きました。膝痛持ちの方、太っている方、運動に自信がない方は持っておくと登山が楽になります。
なお、マジックテープ式はタイツの上や登山パンツの上にかんたんに巻きつける事が出来ます。登山靴をいちいち脱がなくて良いので、買うならこのタイプが便利です。
第6話(新六合目)「好きな事をするために」道具検証
富士山ご来光登山をするために、登山店でヘッドライトを購入するシーン。 右の赤いライト「RICETEN TEX」は、ライトメーカー「PRINCETONTEC(プリンストンテック)」が元ネタです。真ん中のライトは「montbell(モンベル)」の性能表記デザインが近似しています。
あおいが気に入ったダウンジャケット。セールで39800円。登山用のウェア、特にアウターはめちゃくちゃ高いです。
商品タグの稜線デザインはパタゴニアが元ネタだと思われます。パタゴニアでフード付きのダウンジャケット。「Patagonia Green Down Sweater Hooded Jacket」あたりが似ているといえば似ています。
第8話(新八合目)「素敵な思い出を」道具検証
4人で富士山の行程を打ち合わせするシーン。「本8合目の山小屋に泊まって、夜明け前に出発」のカットで、あおいがヘッドライトを点灯します。
GENTOS(ジェントス)のHW-888H がモデルのようです。明るさ200ルーメン、安心の高輝度で防滴。約10時間~30時間持続。それでいて価格は2500円ほど。登山用としてはちょっと重いのですが、防災用としてはおすすめです。
富士山登山の前夜、眠れなくなったあおいがかえでに相談するシーン。かえでの体験談「もうやだ、二度と行くもんか」のセリフ部分。
かえでのジャケットはマムートのアドレナリンジャケットがモデルのようです。お値段はなんと85000円。楓先輩の装備は全体的にプロ仕様で高価なものが多いです。
かえでとの電話相談であおいが迷いを振り切ったシーン。あおいの「とりあえず、前に進もう」のセリフ部分。
雪村あおいの登山靴はKEEN(キ-ン)のピレニーズがモデルのようです。
ライトトレッキングに適した、デザインが良い感じのミドルカット。防水透湿素材のキーンドライも搭載しているので、富士山登山に最適といえます。このモデルはメンズもあります。
みんなと待ち合わせて山手線で新宿へ向かうシーン。ひなたが緑のザックを背負っています。
マムートのTrea Element(トレアエレメント)25Lがモデルだと思われます。マムートのザックはロゴの文字部分が赤いものが多いのですが、赤文字&オレンジの配色のものは見つかりませんでした。現在は廃盤になっています。
ひなたが着ている、外側イエローで内側オレンジのジャケット。

Patagonia(パタゴニア)のストームジャケット・メンズがモデルのようです。
防水透湿素材のハードシェルジャケット。富士山でちょっとくらいの悪天候に見舞われてもしのげるウェアです。
第10話(新十合目)「富士山って、甘くない・・・」道具検証
吉田口本八合目の富士山ホテル前で寒さ対策をするシーン。「もう一枚着た方がいいですね」と言って青羽ここながフリースを着用。
patagonia(パタゴニア) M's Classic Retro-X Jkt
パタゴニアのクラシックレトロエックスジャケットがモデルのようです。色はSNM(スパニッシュモス)。なおこのフリースは定価で30000円近くします。中学生のおこづかいで買える価格ではないのですが。
第11話(新十一合目)「もぉ、やだ!!」道具検証
富士山下山後。ここなが売店で「これ、あおいさんが欲しがってました」と、あおいが欲しがっていたぬいぐるみに気付きます。
このぬいぐるみは実在します。富士山みやげのふじちゃんぬいぐるみです。ひなたの両手に余るサイズなのでLサイズで確定です。
以上、第二期の1話から12話までで登場した登山道具のモデル特定でした。続きは下記リンクからご覧ください。
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