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スノーピークフィールドコーヒーマスター引用:スノーピーク【12月発売予定】フィールドコーヒーマスター(PR-880)

 

 

スノーピークが12月に新しいアウトドアコーヒーギアを発売します。その名も「フィールドコーヒーマスター」。

 

本体の外見はよくあるパーコレーターなのですが、内蔵されている機構が面白いです。

 

 

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パーコレーターの欠点をカバーする「内蔵ドリッパー」

 


引用:スノーピーク【12月発売予定】フィールドコーヒーマスター(PR-880)

 

 

見てください。底部で沸騰したお湯がパイプを通って上昇、上からドリッパーにお湯をさすという機構になっています。

 

 


引用:【amazon】キャプテンスタッグ パーコレーター

 

 

今までの一般的なパーコレーターは「円筒状のバスケット」に沸騰で上昇したお湯が掛けられる仕組み。バスケットの中にコーヒーの粉を直接入れるため、コーヒーの微粉がまじり口当たりが粉っぽくなるのが欠点でした。

 

スノーピークのフィールドコーヒーマスターはドリッパー内蔵型でペーパーフィルターが使えるので抽出されたコーヒーに微粉が入らず、口当たりの良いコーヒーを味わうことができます。

 

また、コーヒーかすの処理もペーパーごと捨てればOK。従来のバスケットは全体を洗浄しないといけなかったので使い勝手がかなり向上しています。

 

 

青山
こういうのがあったらいいなを形にする開発力、さすがスノーピークです。

 

 

想定される欠点や不安点

 

 

パーコレーターの弱点である粉っぽさと掃除の面倒さが大幅に改善されたフィールドコーヒーマスターですが、もちろん問題点も考えられます。

 

一般的にコーヒーの理想の抽出温度は90度から96度あたり。ですが、この仕組みだと「沸騰した熱湯」が吸い上げられてコーヒー粉に掛けられるため高温抽出となり、苦み成分の多いコーヒーが出来上がります。

 

それに加え、ドリッパーから抽出されたコーヒー液は火にかけられて沸騰してパイプに吸い上げられ、再び上から落ちてきます。コーヒーを沸騰させるとまずくなるのは非推奨行為として知られています。えぐみや苦みが発生し、風味が大きく低下してしまいます。

 

 

青山
「味」にこだわるコーヒーフリークには好まれないかもしれません。

 

 

ただ、高温抽出に関しては避ける方法が1つあります。

 

その方法は「標高1000m以上でコーヒーを作る」こと。標高が高くなると沸点は低くなります。1000mで96度、2000mで94度、3000mで90度です。標高の高いキャンプ場などで使えば理想的な抽出温度でコーヒーを作ることができます。

 

 

手軽に野趣が味わえる、魅力的なコーヒーアイテムです。

 


引用:スノーピーク【12月発売予定】フィールドコーヒーマスター(PR-880)

 

 

味については色々な考え方がありますが、私としてはキャンプのコーヒーで厳密に味を追い求めすぎるのは無粋な気がします。「焚き火にかけて抽出する非日常さ」「上部のつまみから覗ける循環のようす」「焚き火の匂いと交ざるコーヒーの香り」「パーコレーターなのに口当たりがよくてメンテナンスが楽」。これだけの要素があれば、それは十分に魅力的なコーヒーアイテムです。

 

フォルムも美しく、2020年グッドデザイン賞を受賞しています。それにしても、パーコレーターにドリップ機構を内蔵させたスノーピーク商品開発チーム、着眼点と実現力が素晴らしいです。今後も個性的で革命的なコーヒーアイテムの登場が期待できそうです。

 

 

 

スノーピークフィールドコーヒーマスターsnow peak(スノーピーク)
フィールドコーヒーマスター PR-880

【スノーピークオンラインストアで探す】

(※2020年12月発売予定)

 

青山
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