モンベルの2023年新発売商品にチタン アルパインサーモボトル 0.5Lが加わりました。

私が持っているサーモスのチタンボトルFJN-500Tと何が違うのか、性能差はあるのかなどを調べてみました。
目次
カタログスペックの違いを比較してみた【モンベル・サーモスのチタンボトル】
登山用の保温ボトルといえば昔はサーモスの山専用ボトルが高いシェアを占めていましたが、モンベルが安価で高性能なサーモボトルを販売してからはモンベル率も高くなってきました。
今回のチタンボトルも、サーモスが先でモンベルは後。後発のメリットを活かして違いをどのように出しているのでしょうか。

サイズ・重さの違いについて
サーモス | モンベル | |
容量 | 500ml | 500ml |
サイズ | 直径約6.5cm×長さ23.5cm | 直径6.8cm x 長さ22.5cm |
重さ | 約210g | 200g |
口径 | 約 4.0cm | 記載なし(推測4.3cm) |
こちらが2商品のカタログ値の違いです。
ほぼほぼ同じで、モンベルの方が長さが1cm短く、重さが10g軽いです。
口径は氷を入れるときなどに知っておきたい数値なのですが、モンベルの商品ページに記載がありませんでした。

保温性能の差について【モンベル・サーモスのチタンボトル】
続いて、重要な保温性能の差を見てみます。
※ 室温は両社ともに20℃±2℃。
サーモス | モンベル | |
保温 | 95℃が6時間後に69℃以上 | 95℃が6時間後に70℃以上 |
保冷 | 4℃が6時間後に10℃以下 | 4℃が6時間後に10℃以下 |
モンベルの方が1度だけ保温性能が高いです。

使い勝手の違いについて【モンベル・サーモスのチタンボトル】
サイズも性能もほぼ同じな、モンベルとサーモスのチタンボトル。
しかし、使い勝手の面で決定的に違う部分があります。
サーモスの内蓋せんは2通りの注ぎ方が選べる
サーモスのチタンボトルは、お湯の注ぐ量を2通りの注ぎ口で調整可能です。

モンベルはフタ部分を交換すれば直飲みができる
引用:【montbell】アルパインサーモボトル 交換用アクティブリッド M
モンベルのチタンボトルは、キャップ部分を「交換用アクティブリッド(定価660円)」に付け替えれば直飲みタイプに変更が可能。
夏場に冷たいスポーツドリンクや麦茶などを入れればサッと水分補給ができます。

※ 注:直飲みダイレクトタイプは口の中の雑菌がボトル内に入って増殖します。衛生面的にはコップタイプが安全です。
【まとめ】価格も込みで考えるとモンベルが有利
そして、気になる販売価格は、モンベルは定価が7,370円(税込)でサーモスが14,300円(税込)です。

なので、
● 価格と直飲みタイプを優先するなら モンベルのチタンボトル
● ブランドの伝統や高級感を優先するなら サーモスのチタンボトル
かなと思います。
世界で初めてチタンボトルを開発したサーモス
引用:サーモス株式会社 NEWS RELEASE「チタン製の真空断熱ボトルが約14年ぶりに進化して登場」
チタン製の魔法瓶を最初に作ったのは、サーモスです。
1988年に世界で初めて超軽量なチタン製魔法びん「チタンボトルHSW-500T シャトルチタン」を販売しました。

なので、世界初の偉業に敬意を表したい方はサーモスを応援するのもいいかなと思います。
サーモス(THERMOS)
真空断熱チタンボトル FJN-500T
モンベル(mont-bell)
チタン アルパインサーモボトル 0.5L

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