本格的な夏山シーズンが近づいてきました。
登山で気を付けたいのが、遭難事故。
「登山GPSアプリを準備する」など遭難対策の方法は色々ありますが、自撮り画像つき出発連絡もやっておくと良いようです。
参考になる警視庁災害対策課の迷子対策
私は家族で遊園地などに出かける時、子供の写真を撮ってから出かけています。迷子になってしまった時に当日の服装などをすぐに思い出せるからです。兄弟でお揃いの服だとなおわかりやすくなります。災害発生時などは、特にお子さんから目を離さず、避難する前には写真を一枚撮っておくと安心です。 pic.twitter.com/w8XBK7p14d
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) June 12, 2023
警視庁災害対策課の担当者さんは、迷子時の捜索用に子供の写真を撮っておくとのこと。
登山前に家族や恋人・友人などにこれから行く山のエリアやルートを伝えておくのは常識となっていますが、そのときに自撮り写真付きでメッセージを送っておくとすれ違った登山者の情報などから遭難場所の特定がしやすくなる可能性が高まります。
見た目の特徴を口で説明するのは難しいですが、写真画像なら一発で伝えることができます。
特に登山ザックは画像に入れておきたい
ただ、顔と上半身の画像だけが映った「行ってきます」画像を送っても、上着を脱いだりレインウェアを着たりすれば見た目の特徴がわからなくなってしまいます。
見た目が変わりにくくて目立つものは、登山ザックです。
若干面倒ではありますが、今の時代はSNSなどで捜索願い情報を短時間で多くの人に広めることができます。
もしものときには必ず役に立つので、「出発前の自撮り連絡」は習慣にしておくのがいいかなと思います。
読んでおくと役に立つ山の遭難対策の本
遭難対策の本、amazonなどのレビューで高評価のものをご紹介します。
初心者はもちろん、山にちょっと慣れてきた人もリスク対策としてご一読をおすすめします。
ヤマケイ新書
遭難からあなたを守る12の思考
村越 真 (著), 宮内 佐季子 (著)
新潮社
「おかえり」と言える、その日まで
山岳遭難捜索の現場から
ヤマケイ文庫
ドキュメント 道迷い遭難