ソニーのアクションカムを旧型のHDR-AS15からHDR-AS300に買い替えました。空間光学手ブレ補正とXAVC-Sフォーマットで画質が格段に良くなって防滴機能も付いたのですが、個人的なマイナス点がひとつ。それは自撮りでの画面(モニター)確認がしにくくなったという事。
旧カメラのAS15はアクションカム用のグリップスタイルLCDユニット・AKA-LU1に対応していました。モニター画面がライブビューリモコンに比べて大きく、wifiで通信接続をしなくていいので電源ONですぐにリアルタイムで映像確認が出来ます。新型カメラのAS300はこのLCDユニットが使えないんです。
AS300には専用アクセサリーのシューティンググリップ・VCT-STG1がありますが、これは棒の長さが短いので自撮りをするには不向きです。
また、一般的には手首にライブビューリモコンを付けて確認するのですが、自撮りの場合は手首にモニターがあると目線が手元にいってしまうので落ち着きません。やはりカメラの横にモニターがついていて欲しいんです。
何か良い方法はないかと試行錯誤して、個人的に満足できた解決法がこちらです。
【シューブラケットで雲台のカメラねじ穴を増やしました】
シューブラケットでネジ穴を増設して、スマホホルダーでスマホを固定。映像確認アプリ「PlayMemories Mobile」をダウンロードしてスマホをモニター化すれば、AKA-LU1が使えなくても自撮りで画面確認ができます。
買ったのはこちらの三脚用ブラケットです。一般的にはカメラのフラッシュを増築したりするようで、フラッシュブラケットやユニバーサルブラケットとも呼ばれています。
LUCKY カメラ用アクセサリー シューブラケット SB-15
あと、私が使っている自撮り棒はfotoproの自撮り棒です。固定部分がツマミを締め上げるタイプなので固定力があります。
【シューブラケットスマホモニターのメリットとデメリット】
このやり方のメリットとデメリットは下記の通りです。
【メリット/良い点】
1.ライブビューリモコンより大きな画面でモニター確認ができる
2.ライブビューリモコンでは出来ない映像の再生確認がスマホでできる
3.ライブビューリモコンは通信がつながらない時や接続が遅い時があってイライラしたがアプリだと映像接続の立ち上がりが早い
4.専用アクセサリーなどに比べて安く、ライブビューリモコンも買わなくて済む
5.自撮りも順撮りも角度を回転させるだけで対応が早い
【デメリット/欠点】
1.雲台ネジの長さ余りをワッシャーか紐を巻きつけるかで調整する必要がある
2.スマホ込みの重さになる(私のセットは全部で543g)ので長時間自撮りをすると手首が疲れる
3.さすがにAKA-LUに比べると画面接続の立ち上がりは遅い(10秒くらい)
4.登山でのスマホのバッテリーは貴重なので予備バッテリーは用意しておきたい
5.もし足を滑らせてカメラを谷に落としたらスマホも一緒に失くしてしまう(貴重な通信機器なので「モニター用のスマホ」を買った方がいいかも)
個人的にはライブビューリモコンの画面が小さい事と再生確認ができない点が大きなデメリットだったので、この解決法で大満足しています。試しに登山で使ってみたところ快適に撮影できました。画面が大きいのはホントに助かります。自撮り棒撮影で困っていた方は是非この方法をお試し頂ければと思います。
(※ 自撮りしながらの歩行は足元に十分気を付けて、周りの人の迷惑にならないようご注意下さい。自撮り棒禁止の場所では使用をお控えください)