雪山シーズンが始まりました。気を付けたいのが、寒い時期のヘッドライトなどの電池切れ。
0度近くまで寒くなってくると普通のアルカリ電池などでは電圧が下がり、電池切れが早くなってしまいます。

知っている人は知っている、寒い時期用の寒冷地に強い乾電池があるのでご紹介したいと思います。
目次
アルカリ電池やニッカド電池は寒いとパフォーマンスが落ちる
【amazon】パナソニック エボルタ 単4形アルカリ乾電池 28本パック(amazon限定)
寒い時期の電池の消耗について、パナソニックはこのように説明しています。
Q.0℃以下の寒さに強い電池を教えて
A.一般的に温度が下がれば化学反応が鈍くなり、電池の寿命は通常の1/2~1/10になります。ただしリチウム電池やニッケル水素電池、ニカド電池などはマンガン乾電池などに 比べて寒さに強く、外で使うことの多いカメラ等に適しています。

冬山に持っていくヘッドライトやハンディGPS機器などにはアルカリ電池は使わないようにして、リチウム電池やニッケル水素電池を使うようにしたいです。
氷点下の環境でも使えて電池容量も高い、冬山おすすめ電池
引用:【amazon】Energizer(エナジャイザー)アルティメイトリチウム
こちらはエナジャイザーのアルティメットリチウム。マイナス40度の気温でも問題なく使うことができ、容量もアルカリ電池の倍、重さも約30%軽量。保管有効期限は20年。
冬山おすすめの電池としてカメラマンを中心にユーザーが多く、初代は12年前くらいから販売されています。

引用:【amazon】パナソニック リチウム乾電池 単3×4本
こちらは、パナソニックのリチウム乾電池。
エナジャイザーと比較するとマイナス40度でも使用可能で、ほぼ同じ容量、1本14.5gでアルカリ電池より約30%軽量、長期保存15年とほぼ同じ性能を有しています。
こちらの価格はamazonで1本あたり220円(※2022年11月の価格)でエナジャイザーより安いですが、同社のアルカリ電池・エボルタ(amazon価格1本約80円)の約3倍の価格です。

そこでおすすめなのが、同社の充電池「eneloop pro(エネループ プロ)」。こちらも氷点下マイナス20度の環境でも使え、充電すれば繰り返し使うことができます。
電池容量はエネループ最強の2500mAh。パナソニックリチウム電池の約3000mAhよりは低いのですが、エボルタアルカリの1700mAhに比べれば1.5倍となります。
価格はamazonで1本約500円。3回使えばリチウム電池よりお得になり、7回使えばアルカリ電池よりお得になります。

「アルカリ電池が寒さに弱い」という事を知らない人はまだまだ多いと思います。
冬に登山やキャンプに行くときは、ご紹介したリチウム電池を使うといつも通りに機器を使うことができます。
(※リチウム電池や充電池に対応している機器を使ってください。非対応機器に使用すると故障する場合があります)

寒さに強い乾電池リスト(単3/単4)
パナソニック(Panasonic)リチウム乾電池
パナソニック(Panasonic)
リチウム乾電池 単3形×4本
使用可能温度:マイナス40度
電池容量目安:約3000mAh
パナソニック(Panasonic)
リチウム乾電池単4×4本
使用可能温度:マイナス40度
電池容量目安:約1200mAh

パナソニック(Panasonic)エネループプロ
パナソニック(Panasonic)
eneloop pro 単3形×4本+充電器セット
使用可能温度:マイナス20度
電池容量目安:2500mAh
パナソニック(Panasonic)
eneloop pro 単4×4本+充電器セット
使用可能温度:マイナス20度
電池容量目安:930mAh

Energizer(エナジャイザー)アルティメイトリチウム
Energizer(エナジャイザー)
アルティメイトリチウム 単3
使用可能温度:マイナス40度
電池容量:3000mAh
Energizer(エナジャイザー)
アルティメイトリチウム単4
使用可能温度:マイナス40度
電池容量:約1200mAh

※注 ソニーのサイクルエナジー、東芝のインパルスも低温に強いといわれていますが、気温に関する表記がなかったのでリストに入れていません。また、日立マクセルのエコフルも「低温でも安定したパワーが長続きします。」と明記されていますが、具体的な数値が挙げられていなかったのでリストに入れていません。