引用:MAKITA「マキタバッテリで湯沸かし 充電式ケトルを発売」
インパクトドライバー用の充電式バッテリーを活かした幅広い商品開発に定評のあるマキタから、屋外用の湯沸かしケトルが発売されました。
MAKITA(マキタ)
充電式ケトル KT360DZ
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私が気になるのは山に持っていけるケトルなのかどうか。使い勝手が良ければ火気厳禁の山でも山コーヒーを楽しむことができます。
発表されているデータを詳しく見てみることにしました。
マキタ 充電式ケトル KT360Dの総重量とサイズについて
【amazon】マキタ リチウムイオンバッテリBL1860B
このケトルを使用するためには、ケトル本体と台座に加えてバッテリーが2本必要です。
バッテリーはBL1830B(小)とBL1860B(大)の2種類が使えますが、小サイズの場合は800mlを1回沸かすだけで電池切れするので大サイズ利用がメインと考えられます。
大サイズ1個の重さは約670g。ケトル本体1kg+台座1kg+大バッテリー2個1.3kgで合計重量は約3.3kgです。

また、サイズに関しても23cm×26cm×高さ31cmで、湯沸かし電気ポットや炊飯器並みの大きさ。
60Lサイズくらいの大型ザック、荷室の半分くらいがこれで埋まってしまうのではないでしょうか。
背中に背負って持ち運ぶのは不向きだといえます。
車内でのアウトドアコーヒーには最適です
重さとサイズの観点から登山に担いでいくのは不向きですが、1.7リットルを2回沸かせるというパワーは魅力です。
特に自動車の中でお湯を沸かしたい時、ガスバーナーを使うのは一酸化炭素や火災・爆発が心配ですがバッテリー電池式なら安全。
シガーライターソケットに接続する12-24Vタイプの湯沸かし器はお湯が沸くまで20~40分くらいかかりますが、マキタは800リットルを7分で沸騰させられます。

今後期待したい点は「軽量コンパクト化」
大バッテリー2個で1.7リットルを2回沸かせるのはすごいのですが、山でラーメン食べてコーヒーを飲むだけなら500mlで十分。
登山用途としては大バッテリー1個(1700ml×1回)あれば良いんです。
1本にするだけで1.3kgの軽量化。これに加えて、台座とケトルを合体してタンブラー型に簡素化すれば2kgくらいには軽量化できるのではないでしょうか。

MAKITA(マキタ)
充電式ケトル KT360DZ
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追記:携帯型の充電式湯沸かしポットについて
Cauldryn(コールドリン)
Coffee Smart Mug
なお、バッテリー充電式の高性能湯沸かしポットは、すでにこういうのがあります。アメリカのコールドリン社のコーヒースマートマグ。
タンブラー型で底部にバッテリーがあり、重さ約1kgで満充電で2回沸騰が可能となかなか優秀です。

現在このモデルは品切れとなっており、今年の夏に新モデルが発表となりました。
引用:cauldryn.com
この新モデルも取り寄せたいなと調べてみたら、公式サイトからは日本への輸出不可。まだアメリカamazonやebayなどでは販売されていません。
また、海外製品は「故障時のアフターケア」も不安です。日本のマキタがこのサイズで開発してくれたら非常に嬉しいのですが。期待したいです。