▲ 当サイトはプロモーションが含まれています ▲

スポンサーリンク


登山届で住所が判明してストーカー被害に

山ガールの方は特にご注意下さい。ポストに提出した登山届&ヤマレコの記録から、ストーカー被害に遭った女性がいらっしゃいます。

● 登山届・ヤマレコを悪用したストーカー被害報告
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=1297

おおまかな経緯は、「ヤマレコの山行計画を調べて同じ山に登り偶然の再会を演出→ヤマレコの山行計画を調べて待ち伏せして登山ポストから登山届を抜き取る→住所を特定してストーカーに」という流れ。

大きな事件に発展せずに無事解決したそうで何よりです。個人情報が漏れるのは非常に怖いですね。(特に女性は)

今回は登山届のポストが山盛りで中に入りきらずに、はみ出した登山届を抜き取られて情報が漏えいしたのが原因のようです。鍵付きで簡単には取り出せない状態のポストに投函するのが良いようですが、すべての山がそうだとは限りませんからね。近所の低山は鍵なしのものもありました。


【登山届は絶対にポストに提出しないといけないのか?】

住所や電話番号などが記入されているので、女性グループなどはかなり取り扱いに気を配った方が良いと思います。というよりそれ以前に私は「登山届はポストに投函するより、友人や家族に渡したり警察にメールするのが望ましい」と考えます。

登山口のポストに投函しても、下山チェックをする訳ではないので遭難に気付かれにくいです。また、警察がたくさんの登山届の中から遭難者本人のものを特定するのにも時間がかかります。

一番良いのは家族や友人に登山届を渡し、下山連絡が無かったらこの地域の警察に連絡して下さいとお願いしておけば、遭難してもすぐに探しに来てくれます。これだとポストに提出する必要はありません。

また、毎回友人や家族に登山届を出すのが気が引けるという方は、インターネットの登山届サイト「コンパス」に登録すれば、下山後に自分自身で通報解除をしなかった時だけ友人や家族に連絡が行くような設定ができます。


【全国の警察署で、登山届の申込みフォーム・メール受付可能な所は?】

友人や家族に気軽に頼めない方は、警察に直接届けるという方法があります。インターネット全盛のこの時代にまだ郵送やFAXに頼っている県が半分以上なのですが、下記の県警が「登山届受付フォーム」や「専用メールアドレス」などのネット受け付けに対応しています。

【インターネットで登山届の受け付けが可能な県警リスト】

北海道警察
●青森×
●岩手×
●秋田×
山形県警察本部 地域課
宮城県警察本部 地域課
福島県警察本部   総合運用指令課
新潟県警察本部 地域課

群馬県警察本部 生活安全部地域課
●栃木×
●茨城×
埼玉県警察本部地域部地域課
eとやま.net (富山県条例に該当する山域・時期に限る)
長野県警察本部地域部地域課
山梨県警察本部 地域課
静岡県警察本部 地域課
神奈川県警察本部 地域総務課
●東京×
●千葉×

石川県警察本部生活安全部地域課
福井県警察本部生活安全部地域課
岐阜県北アルプス山岳遭難対策協議会
●愛知×
●三重×
滋賀県警察本部 地域安全課
京都府警察 地域安全課
●大阪×
●兵庫×
奈良県警察本部生活安全部 地域課
●和歌山×

鳥取警察本部生活安全部地域課
●島根×
●岡山×
●広島×
●山口×

●徳島×
●香川×
●愛媛×
高知県警察

●福岡×
●佐賀×
●長崎×
熊本県警察本部
大分県警察本部
●鹿児島×
●沖縄×

「警察に登山届をメールする」というのが一般化すれば、提出する方も面倒さが減り、個人情報は守られ、遭難した時にも手作業ではなくパソコン検索で登山届が特定でき、迅速な捜索が可能になります。

個人情報の宝庫である登山届。ポストから抜き取られたら悪用される可能性もありますし、もしもの時の手掛かりが無くなってしまいます。個人情報保護の観点から見ても、これからはインターネットを使った提出が主流になってくるのではないでしょうか。郵送はちょっと利便性に欠けるので、ネット非対応の各県警は早くメールフォームを設置して頂きたいなと思います。

青山
記事内容がお役に立ちましたら、SNSでシェアして頂ければ嬉しいです。