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最近TVやネットメディアがゴリ押ししている「グランピング(Glamping)」とは何なのか。調べてみたところ、「グラマラスなキャンプ」という造語で、自然豊かな環境にある高級なコテージ(や大型テント)に泊まれて、バーベキューの下準備や掃除・後片付けをすべてスタッフがやってくれるセレブ的キャンプとの事。
…これは確実にガチキャンパーから不評を買いそうですね。ざっとネットの意見を見渡しても「邪道」とか「ただのホテル泊」とか、「コレじゃない感」「ステマ」など否定的な意見が並んでいます。
個人的な感想としては、「大自然の雰囲気を感じたいけれど不便なのは嫌だ」という忙しい現代人層のニーズに合ったサービスだなという印象です。

 

 

 

 

 


 

【快適すぎるキャンプはキャンプと言えるのだろうか】

 

 

 

 

 

 

 

キャンプフリー画像

 

 

 

 

キャンプは「不便」なところが良い、と思います。制限された環境に身を置く事で、いつもの生活の豊かさに気付き、日常生活の「当たり前」を幸せを感じる感性を養う事ができます。
不足のなかに心の充足をみいだそうとする意識、寂しさのなかに奥深いものや豊かなものが感じられる美しさ。この日本人の美意識「侘び寂び(わびさび)」も感じる事ができます。
ヒトが自然環境に合わせる事で、謙虚さを学び、人が生きる上で本当に重要なことは何なのかに気付く。人生の価値観に良い影響を与えてくれるのがキャンプの魅力だと私は考えています。
都会で便利で快適な日々を過ごし続けると、ヒトの心は麻痺してきます。もっと便利に、もっと快適に、もっとオシャレに、もっとカッコよく、もっとイケてる感じで。いつの間にか「ふつう」では満足できなくなってしまいます。
グランピングでは、日常と同じかそれ以上に快適な環境で過ごすことになります。キャンプの良さを知る人間からすると、もったいないなという思いが湧いてきます。例えるなら、せっかくのお寺の座禅体験なのに「座禅はしんどいから高級マッサージチェアに座る」ような、そんな違和感に近いです。

 

 

 

 

 


 

【グランピングブームがもたらす経済効果】

 

「キャンプ」を「グランピング」と名付けて高級レジャー化する事で、多くの経済効果が見込めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・これまでアウトドアに興味が無かった、敬遠していた客層を取り込める
・非日常感を味わいたい海外旅行が趣味の女性層&流行に敏感な若者層&贅沢を楽しむ金持ち層は、総じて客単価が高い
・へんぴな場所にあるバンガローにとっては特需になる
・利益率の良い高級キャンプ道具が売れてアウトドアメーカーも特需がくる
・高価なRV車も売れて自動車メーカーにも特需が
 

 

 

アウトドア・レジャー市場は潤います。上手くキャンプブームを育てる事ができれば巨額の経済効果をもたらした1990年頃のスキーブームのようなプチバブルが来るかもしれません。利益の右肩上がりを求められる「売り手・企業側」としては是非メジャー化したいビジネスモデルなのだろうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


【まとめ】

 

 

 

 

 

 

 

 

グランピングを「キャンプ」カテゴリーではなく、「リゾートホテルの新しいサービス」というカテゴリーで捉えるとしっくりきます。じわじわと知名度が上がっているので、グランピングを通じてキャンピング人口も今後増えてくるのではないでしょうか。
心配しているのが、グランピングを経験した人が「そんな貧乏くさい装備でキャンプしちゃって(笑)」みたいな発言をしそうだなと…。このグランピングブームでキャンパー格差が広がりそうな気がするんですよね。そうならない事を祈りつつ、私自身も機会が合ったら一度リゾート感覚でグランピングを体験しに行ってみたいなと思います。
ちなみに東京・豊洲の「ワイルドマジック」なら会社帰りにも楽しむ事ができます。関西圏なら三重の「伊勢志摩エバーグレイズ」がグランピング専門キャンプ場として群を抜いています。
三重の方はサーバーが弱いのかTOPページにアクセスしずらい状況です。予約ページからアクセスすると入れますが、なんと2か月先までグランピングテントは満室状態です。やはり確実に需要があるという事ですね。

 

 

 

青山
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