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モンベル スノースパイク10の箱

モンベル スノースパイク10の本体

 

 

前々から買おう買おうと思っていたアイゼンを購入。

 

カジタックスやブラックダイヤモンド、6本刃や12本歯のものなども候補に上がっていたのですが、私が選んだのはモンベルのアイゼン「スノースパイク10」(10本刃)でした。

 

使用感など、感想レビューをしていきたいと思います。

 

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手持ちの登山靴に取り付けてみた

GORO(ゴロー)の登山靴・ブーティエルにモンベル10本爪アイゼンを装着

 

ゴローのブーティエル登山靴にアイゼン

 

 

さっそく、モンベルのスノースパイク10のMLサイズをゴローのブーティエル(足のサイズ26.5cm)に取り付けてみました。

 

 

アイゼンの出っ歯ではない前爪の状態

 

 

12本爪アイゼンに比べて、前爪部分や靴側面の爪先が飛び出ていません。本気の冬山・岩の悪路には適していませんが、アイゼンの爪をズボンに引っ掛けて破けたりする可能性が低いので足さばきが楽です。

 

 

スノースパイクの爪の配置

 

 

青いプレート部分の「スノーバスケット」は雪が付きにくいようになっています。

 

雪が付着しやすい土踏まず部分の銀色の金属部分は、自転車のゴムチューブを短く切って差し込むという方法で雪が付くのを防ぐことができます。

 

 

DSCF0928-.JPG

 

 

固定はバックルのラチェット式。安いアイゼンによくある金具のゴムフック式に比べて付け外しが簡単でしっかり締める事ができます。

 

 

引用:【amazon】エバニュー(EVERNEW) 4本爪アイゼン

 

青山
こういうゴムバンドのアイゼンは、寒さで手がかじかんだ状態では付け外しにかなり手間取ります

 

余ったナイロンバンドは切ったり巻きつけたりします。ただ、この靴ちょうどの長さでバンドを切ってしまうと、大きなサイズの靴を履いた時にバンド長が足りなくなってしまいます。ややゆとりを持った長さで切るのが良いとの事です。

 

 

アイゼンの収納袋・スタッフバッグ

 

 

スタッフバッグが付属しています。アイゼンは使用後にどろどろになるので、袋があるのは嬉しいです。

 

 

重登山靴にモンベル・スノースパイク10本爪アイゼンを装着

 

AKU(アク) アイガーⅡGTXとモンベル・スノースパイク10

 

 

片足1kgの重登山靴、AKU(アク)のアイガーⅡGTXにもスノースパイク10を装着してみました。

 

 

アクアイガーGTXにスノースパイク10

 

 

付くことは付きますが、前爪はほんのわずか出ているだけ。重登山靴を履くなら本格的な12本爪を選んだ方が良いと思います。

 

 

ローカットのハイキング・トレッキングシューズにスノースパイク10本爪アイゼンを装着

 

ローカットのトレッキングシューズにアイゼン

 

 

ソールのやわらかいトレッキング用のローカット登山靴、一応装着できました。

 

青山
メレルのカメレオンなどのトレッキングシューズにも取り付け可能だと思いますが、甲がやわらか過ぎて締め付けた時に足が痛くなりやすいです。

 

できればミドルカット以上で甲部分に固めの素材を使っている登山靴に付けたいです。

 

 

モンベル・スノースパイク10本爪アイゼンの歩行感について

 

モンベルスノースパイク10

 

 

冬の金剛山でさっそく試し履き。全体的に爪が配置されているので、4本爪や6本爪に比べるとものすごく歩きやすかったです。

 

土踏まずの部分だけに取り付ける4本爪簡易アイゼンは下駄を履いている時みたいな歩き辛さがあるのですが、この10本爪は一切そういう歩きにくさはありませんでした。

 

 

 

 

前に六甲山の氷瀑を見に行ったとき、私は4本爪アイゼンを着けていました。平地歩きは問題ありませんでしたが崖沿いの急斜面では不安定感があり、凍結した岩場を下るときはかなり危なかったです。

 

4本爪では十分にグリップが効かせられず、カカトが滑って何度かヒヤリとしました。スリップ転倒していたら崖から滑落して大怪我をしていたと思います。

 

青山
六甲の七曲りの滝、氷瀑の時期は毎年のように滑落事故が発生しています。私が行った日も誰かが崖から落ちて腰の骨を折る事故が発生し、ヘリで搬送されていました。

 

人気で人通りの多いなだらかな登山道なら4本爪で十分ですが、里山や不人気山、メイン登山道から逸れるような道、崖際の道を歩く場合は、歩行時の安定感があり前爪でブレーキをかけられる10本爪または高性能なチェーンスパイクがおすすめです。

 

スノースパイク10は4本爪に比べて安心感があります。本気の冬山登山には性能面的に物足りませんが、標高1000m台の冬山程度しか登らないハイカーには十分の機能だと思います。

 

 

mont-bell(モンベル)
スノースパイク 10

青山
ちなみに、モンベルのスノースパイク10はMADE IN KORIAの韓国製。日本製のアイゼンが良いという人はカジタックスのアイゼンを選ぶのが良いと思います。

 

モンベル(mont-bell)
カジタックス アイゼン

青山
スノースパイク10より3000円ほど高いのですが、伝統と信頼のカジタックスなので安心です。

 

追記:初心者が最初に買うアイゼンは何がいいのか?

 

引用:【amazon】エバニュー(EVERNEW) 4本爪アイゼン

 

 

初めてのアイゼンは何を買うのがいいのでしょうか。土踏まずの所に付ける小さい4本爪、裏にスパイク(鋲)だけが付いているタイプ、10本爪や12本爪、チェーンスパイクなど色々あります。

 

私は、最初は4本爪の簡易アイゼンを使っていました。「値段が1000円台で手頃」「行きたい雪の山はハイキングレベル」「年に1回行くかどうか」というのが選んだ理由です。

 

実際、関西の1000m前後の低山(六甲山・金剛山・愛宕山・高見山など)でメインルートを歩く程度で積雪量が少ない状態なら4本爪でなんとかなっていました。

 

 

引用:【amazon】ベルモント(Belmont) 軽アイゼン7

 

 

ただ、4本爪アイゼンの歩行感は下駄を履いているような感じでガタガタして歩きにくいです。カカトやつま先に爪が無いので、岩場や下りは油断すると滑ります。

 

また、ローカットのトレッキングシューズに付ける場合、シューズの裏のソールが平らで引っかかりが無いとアイゼンがよくズレます

 

安全性という観点では初心者向けでは無いように感じます。ある程度山を歩き慣れた人が、お守りとして持っておくのが4本爪アイゼンなのではないでしょうか。

 

 

歩きやすくて付けやすい、おすすめのチェーンスパイク

 

 

では、初心者には何がいいのか。モンベルのスノースパイク10と同価格帯でおすすめのアイゼンが登場しています。

 

 

引用:ヒルサウンド トレイルクランポンTC

 

 

それがこちら。カナダのアウトドアブランド・ヒルサウンドの「トレイルクランポン」。登山誌でアウトドアギアの専門家が太鼓判を押した、歩きやすく付けやすい人気のチェーンスパイクです。

 

 

 

チェーンスパイクの魅力は何といっても装着のスピーディーさ

 

以前、「山と珈琲」で冬の愛宕山に行ったとき、私がスノースパイク10の装着に手間取っている間に中村葵さんがササっとチェーンスパイクを装着していました。

 

青山
手がかじかむような気温でも、楽に取り付けられるのは本当に魅力です。

 

 

 

 

スパイクには炭素鋼が使われ、柔軟性と高強度を両立させています。中国製の安いチェーンスパイクはチェーンが切れたり破損したりしがちですが、ヒルサウンド製はシェルパ族によるヒマラヤでのテストを繰り返して開発されており信頼性が高いです。

 

重さはMサイズで480g、スノースパイク10の560gより少し軽いです。価格は両方とも9000円くらいであまり差はありません。

 

トレイルクランポンは折りたたんで袋に入れるので、スノースパイクよりコンパクトに収納できます。

 

 

【収納袋】

【楽天市場】ヒルサウンド・トレイルクランポン

 

 

初心者には「つけ外しの簡単さ」も重要だと思います。付けるべき・外すべき状況なのに面倒くさがってタイミングを逃すと事故に繋がることもあります。

 

スノースパイク10は頑丈で良いアイゼンですが、低山のスノーハイクくらいなら初心者にはトレイルクランポンを推したいと思います。

 

 

ヒルサウンド
トレイルクランポンTC

青山
26-28cmの靴にはMサイズが合います。1000円台の4本爪に比べると高価かもですが、アイゼンは長く使える登山用具で命を左右するアイテム。ある程度はお金をかけてもいいように思います。なお、使わなくなったらメルカリで売れば5000円くらいにはなります。

 

 

青山
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