シェラカップでのハンドドリップコーヒーがやりやすくなる「ワイヤースキッター」を作ってみました。
作り方や使い勝手などをレビューしたいと思います。
目次
ワイヤースキッターの作り方
【youtube】ワイヤースキッター作り方【PandaDrip300】
山コーヒーのシェラカップハンドドリップで液だれを防止するワイヤースキッターを作ってみました。作り方や必要な材料、販売サイトや代用品の紹介をしています。
こちらがワイヤーを加工して作るワイヤースキッターの作り方youtube動画です。
自分で作るのが面倒だ、細かい作業が苦手だという人は製品版をお買い求めいただければと思います。
SorairoPictures
ワイヤスキッター450チタン
ワイヤースキッターの作り方(画像で説明)
1.材料・道具を揃える
まずはステンレス線を用意します。おすすめの太さは1.2mmだそうです。
ダイドーハント (DAIDOHANT)
ステンレス線 SUS304 1.2mm x 2.5m
ラジオペンチ(先端が滑り止め処理しているもの推奨)を用意。細かい作業用に小さいペンチも準備しましたが、大きいペンチの方が使いやすかったです。
フジ矢(Fujiya)
偏芯パワーペンチ(簡易圧着付) 200mm
まずはワイヤーを切ります。推奨されている長さの45cmで切断します。
ステンレス線を半分に折り曲げます。
ラジオペンチで折り曲げた先の部分をある程度押しつぶします。
2cmのところで2本同時に90度くらい折り曲げます。
だいたい4cmのところで2本同時に折り曲げます。
注ぎ口の先端なので、できるだけぴったりとワイヤーが合うようにペンチで調整します。
シェラカップのヘリに引っ掛ける部分を作ります。画像のように3回曲げます。
ペンチで末端を切り揃えます。
注ぎ口側をペンチで挟んで固定し、両側のフック部分を約45度くらいに広げます。
両側のフックを内側(注ぎ口側)に倒し、末端を中央側に寄せます。
完成です。あとはカップに取り付けて微調整します。
自作ワイヤースキッターの使い勝手と注いでみた感想
自作スキッター初号機の性能
シェラカップに付けるとこんな感じになりました。初めてにしては上手くできたように思います。
さっそく注ぎのテストをします。お湯を入れて、シェラカップを傾けてみると…
でろでろでろ…
失敗です。シェラカップに対してワイヤースキッターが大きすぎたようです。
注ぎ口に隙間ができないように、サイズを小さめに作ってみます。
自作スキッター2号機の性能
初号機よりワイヤーを短くとって作りました。
これなら隙間が少ないのでドリップしやすいはず。さっそく試してみると…
製作にはある程度の器用さが必要にはなりますが、何度か作ってみたらコツがわかると思います。DIYで作ってみたい人は是非お試しください。
なお、針金の主な用途は「結束用」です。食器として使用する際は十分洗浄・殺菌して、自己責任でご使用ください。
ダイドーハント (DAIDOHANT)
ステンレス線 SUS304 1.2mm x 2.5m
フジ矢(Fujiya)
偏芯パワーペンチ(簡易圧着付) 200mm
追記:そもそもスキッターは必要なのか?
今回ワイヤースキッターを作ってみてけっこう楽しかったのですが、私は山コーヒーでは使わないかな…と思いました。
理由はこちらです。
この「箸ドリップ」なら、ワイヤースキッターを押しつぶしての故障もなく、入手・用意しやすく、メンテナンスが簡単、マドラーとしても使え、色々と応用がききます。
デメリットは両手が塞がる点、ちょっと慣れが要る点、見栄えが美しくない点などです。
DIYの愛着や美しさを取るならワイヤースキッター、手軽さ重視なら箸ドリップと使い分けるのがいいのではないでしょうか。
SITEDAN
マドラースプーン 木製