登山で注意したい虫、マダニ。ヤブや草むらなどを歩くと衣服やザックに付着し、刺されたらSFTS(重症熱性血小板減少症候群)を発症する恐れがあります。

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私がやっていたマダニ対策は、ズボンの裾と登山靴のすき間をなくすスパッツの使用と、マダニ対策の強力虫よけスプレーの使用。
そして、帰宅後はすぐに登山服を洗濯し、ザックは天日干しにしていました。
しかし、この帰宅後の対策は不十分だったんです。マダニは普通に洗濯しても死なず、天日干ししただけでは駆除できないそうです。
いやああああ!虫よけスプレーも効果ないのね...! / 他5件のコメント https://t.co/dfDJ1sTEmI “山に着て行った衣類を帰宅後に熱湯消毒しなければならない理由に悲鳴「怖い!」「マジ? 水で洗ってたわ」” https://t.co/omLkBHjm19 #Togetter #消毒 #虫よけ #マダニ
— Togetter(トゥギャッター) (@togetter_jp) September 5, 2022

色々と調べてみて、マダニ対策には「布団干し袋を使った天日干し」が一番手軽で有効なのではという結論に至りました。
マダニをやっつけるために必要な温度、熱湯を使うデメリット、おすすめの布団干し袋などをご紹介します。
目次
マダニが死ぬ温度は何度?
ふつうの天日干しでは殺すことができないマダニ。ある程度の高温で退治することができます。
ダニは『50℃の熱で20~30分、60℃の熱で一瞬で死滅』します。

お湯洗いの熱湯消毒は登山ウェアを劣化させる恐れも
冒頭のツイートのリンク先で紹介していた「熱湯消毒」。
60度以上のお湯に衣服を漬けることでマダニを退治できるのですが、注意点があります。
ポリエステルを多く使っている登山服は、熱湯の温度が高すぎると生地を傷めてしまう恐れがあります。
ポリエステルと熱湯は相性が悪く、収縮してしわになってしまいます。(中略)
頑固な汚れや臭いには、キッチン回りで行う煮沸消毒が有効と思われるかもしれません。しかし、ポリエステルは他の化学繊維と比較した場合に熱に強いといわれるものの、熱湯にさらすと変質を起こしてしまいます。
結果的に縮んだり、しわだらけの仕上がりになったりする可能性があるので、注意が必要です。
ファイントラックのスキンメッシュは30℃まで
こちらは私が登山でよく着ているウェアの洗濯タグ。洗濯温度の表示を見てみると、ファイントラックの速乾インナーシャツ・スキンメッシュは30度まで。ミレーのあみあみ・スキンメッシュは40度まで。ズボンでは、ファイントラックのストームゴージュアルパインパンツは30度まででした。
60度以上で洗濯は非推奨行為、もちろん乾燥機の使用もできません。

コスパが良くてお手軽な「布団干し袋で蒸し焼き作戦」
そこでおすすめなのが、布団干し袋。
花粉やPM2.5を防ぎつつ、袋内の温度を高めることで布団内のダニを退治するアイテムです。
日光を吸収する黒い袋で布団を包み込むことで温度は60度以上に上昇。30分程度でダニを退治することができます。
これに登山服やザックを入れて日光に当てれば、最小限の生地ダメージでマダニを倒すことができます。

価格はamazonで送料込み1500円くらい。そんなに高い買い物でもないので、マダニ対策用として用意しておきたいと思います。
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追記:マダニ対策におすすめのグッズ
Tick Twister(ティックツイスター)
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【指定第2類医薬品】リンデロンVs軟膏 5g

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