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登山でコーヒーを楽しむ動画「山と珈琲」の京都トレイル編。京都おもてなしガイドのYukiさんと、全長80km(伏見深草コース含む)のトレイルを何回かに分けて歩きつつ山コーヒーを楽しむ企画の10回目、最終回です。

今回は嵐山から最終地点の上桂まで。前回のゴール地点の嵐山・渡月橋から松尾山へ登り、上桂へと下りる約5kmのコースです。

今回の動画も18分ほどありますので、コーヒーでも飲みながらご覧頂ければ幸いです。

【山と珈琲】京都一周トレイルで山コーヒー#10 嵐山~上桂
https://youtu.be/L-jJ7swquVY
(フルハイビジョン画質1080p・PCブラウザ推奨)

【山と珈琲】京都一周トレイルで山コーヒー#1【伏見・深草コース】
https://youtu.be/j1ezqQx8Gbg

【山と珈琲】京都一周トレイルで山コーヒー#2【伏見稲荷~蹴上】
https://youtu.be/F3EH2ZljXMI

【山と珈琲】京都一周トレイルで山コーヒー#3【蹴上~大文字山】
https://youtu.be/hcvcr-Ne5S8

【山と珈琲】京都一周トレイルで山コーヒー#4【浄土寺橋~比叡山】
https://youtu.be/gdtsA3-Pftk

【山と珈琲】京都一周トレイルで山コーヒー#5【比叡山~大原】
https://youtu.be/OgbINx-qRik

【山と珈琲】京都一周トレイルで山コーヒー#6【大原~鞍馬】
https://youtu.be/ELizeP9KWy4

【山と珈琲】京都一周トレイルで山コーヒー#7【二ノ瀬~山の家はせがわ(鷹峯)】
https://youtu.be/z4-Pg8q2sWE

【山と珈琲】京都一周トレイルで山コーヒー#8 鷹峯~高雄
https://youtu.be/p2BTA42muqw

【山と珈琲】京都一周トレイルで山コーヒー#9 高雄~嵐山
https://youtu.be/mI8o8nSoob8

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【今回のルート地図】


山と高原地図 京都北山 (登山地図 | マップル)


「京都一周トレイル」で東山・北山・西山を歩く

※ 私が動画内で使用している京都トレイルの公式ガイドマップは京都の書店や関西圏の登山店で販売しています。(販売店リストはこちら。リンク先から取り寄せも可能です)

【所感】

嵐山の渡月橋、撮影当日は4月中旬で桜が満開でした。平日なのに大勢の観光客でにぎわっていて、3分の1くらいは外国からいらっしゃった方々だったように思います。嵐山の山の斜面にも山桜が咲いていて、春の京都を満喫できる絶好の観光日和でした。

嵐山公園から阪急電鉄嵐山駅へと進み、25番のポイントへ。これまでは主に道しるべの棒や杭が立っていたのですが、25番は建物に地図が張り出されていました。住宅街なので景観的に杭を打てなかったのかもしれません。

26番の松尾山登山口から登って行きます。「標高275.8mで歩行距離も5kmだからピクニック感覚でいけるだろう」と思っていたからか、意外としんどかったです。低山でもなめてかかると痛い目をみるので夏場などは十分にドリンクをご用意下さい。

台風の影響は松尾山にも出ていました。倒木が多かったのですが、ちゃんと整備されて道が出来ています。ルートもわかりやすいです。

松尾山の山頂手前の「展望良し」ポイントからは渡月橋方面に展望が広がっています。山頂よりここの方が街を広く見渡せます。

松尾山の三角点。木製のベンチが1つあり、木々の間から渡月橋方面を眺める事ができます。山頂付近にトイレはなく、山を下りて苔寺を過ぎたあたりに簡易トイレがあります。山頂から2.5kmほどあるのでご注意ください。

松尾山を過ぎてからも、5回ほど上り下りがあります。「松尾山からは下りるだけ」と思いこんでいたので精神的にしんどかったです。

竹林を抜けると、苔寺谷の51番に到着。京都一周トレイルの木製の道標はこの51番で最後。あとは駅まで道標がありません。せっかくの最後の道標なので記念撮影をしておけばよかったです。

yukiさんとの会話に出てきた西芳寺。参拝冥加料は1人3,000円以上。往復はがきによる事前予約でしか中に入れないのでご注意ください。

■西芳寺webページ

http://saihoji-kokedera.com/top.html

地蔵院(竹の寺)前を過ぎると十字路に出ます。ここを東へ曲がって上桂駅方面へ。600m先の大通りに出るとコンビニが3件あるので、西芳寺~地蔵院間にある簡易トイレを避けたい人はコンビニまで我慢して下さい。

ついに京都一周トレイルゴールの上桂駅に到着。動画をご覧頂いてわかると思いますが、3年半かけてのんびり歩いてきたからか「ゴールだ!着いた!!」という熱い感動は湧いてこず、「いやぁ、着いた着いた」というまったりとした達成感がありました。ただ、それでも京都の自然と文化に触れながらトレイルを歩ききったという満足感は高かったです。

京都トレイルの特徴は、京都の歴史文化を楽しめる点の他に、街が近いのでトラブル発生時に山から下りて撤退しやすいという点も大きいと思います。安全にロングトレイルを楽しめるという点で、初心者ハイカーの人にも京都トレイルはおすすめだと思います。

「京都トレイルで山コーヒー」、今回をもちまして終了させて頂きます。まだ京都トレイルを歩いていないという方は是非yukiさんの歴史文化解説トークを思い出しつつ、歩いてみて頂ければと思います。全10回、ご覧頂きましてありがとうございました。

【今回のコーヒー登山装備】

MUNIEQ(ミュニーク)
Tetra Drip 01S

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3枚の名刺サイズのステンレス板をパズルのように組み合わせるとドリッパーになります。携帯性に優れ、質感と見た目が良く、金属製で土台が安定しているのでドリップしやすいです。よくある3つ穴コーヒードリッパーより抽出スピードが速いので味がスッキリとなりやすい特徴があります。ボディ感が欲しい場合はコーヒー粉の挽き目をやや細かくして下さい。ペーパーフィルターはよく見掛ける台形型ではなく円錐型(ハリオのV60・1~2杯用など)が適合しています。

値段がamazonで3000円前後。見た目以上に高価格です。プラスチック製の1000円台のミュニークもあり、汚れや指紋はプラスチック製の方が目立ちません。プラスチックは12gでステンレス製は25g。ステンレス製でも突風が吹けば倒れるので、風除けの風防などがあると安心です。風防があるとコーヒーも冷えにくいです。


ESPRO(エスプロ)
ステンレストラベルプレス イエロー

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デザインがおしゃれな真空二層構造の携帯コーヒープレス(フレンチプレス)。今回はコーヒーサーバーとして使いました。高性能な二層フィルターで微粉の混入が他メーカーに比べて劇的に少なく、真空二層構造で保温も効き、蓋がきっちり閉まるので逆さにしても漏れません。重さは358gでそんなに重くないので山コーヒー用途に適しています。なお、予算に余裕があるなら88g軽量化されて使い勝手も良くなったESPRO ウルトラライトコーヒープレスもおすすめです。新型プレスのレビュー記事はこちらです。

HARIO(ハリオ)
手挽きコーヒーミル スマートG

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超軽量コンパクトなコーヒーミル。アウトドアコーヒーでお馴染みのポーレックスのコーヒーミルよりちょっと軽量な、世界最軽量クラスのコーヒーミルです。ポーレックスのボディがセラミック製なのに比べてこちらはプラスチック製。耐久性に不安がありますが、今のところひび割れや故障はありません。上部の蓋が外れやすいのが難点ですが、挽いた豆の粒度が目視で確認できるのは便利です。見た目の画写りも良く、価格も良心的なミルです。


サーモス
山専ボトル ステンレスボトル FFX-500
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保温力が高いので朝に自宅で入れた熱湯で昼過ぎにカップラーメンも作れます。お湯を沸かす器具を買い揃えなくてもこれ1本でコーヒードリップができます。ある程度細く注げて液だれしにくいのでコーヒーケトル(ポット)が省略できます。

冬の寒い時期などはなかなかお湯が沸かないので、「熱湯を持ち運べる」のはものすごく助かります。また、高い保冷力も兼ね備えているので夏は冷たい麦茶などを入れておけば熱中症対策にもなります。

コーヒー2杯分(320ml)なら500mlサイズで十分ですが、山でカップラーメンも作りたいと思ったら900mlサイズの山専ボトルを買った方が良いです。900mlサイズは500mlサイズより110g重いです。

snow peak(スノーピーク)
ステンレス真空マグ300

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真空二重構造なので普通のマグカップよりも温かい温度を維持してくれます。ステンレス製で丈夫なうえ、重さも101gでチタン製に匹敵するくらいの軽さ。取っ手も折り畳み式です。お値段は3500円前後。スノーピークはちょっと高額なアウトドア用品を取り扱っているブランドなので、所有する満足感もあります。

欠点は、真空二重構造なので火にかけられず、コーヒーの温め直しができません。コーヒーを加熱する際は別の入れ物に移して火にかけて下さい。


SOTO(ソト)
ポップアップソロテーブル フィールドホッパー

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超軽量のポップアップテーブル。山コーヒーを作る時に水平の台があると便利です。このSOTOのフィールドホッパーは広げるとA4サイズの大きさになり、重さもわずか395g。たわまず安定感があり、開け閉めも一瞬でサクサク。良く出来た、優れた名品です。


ヤマノモリ(yamanomori)安全登山てぬぐい

yukiさんと私が首に巻いていた手ぬぐいがこちら。私が企画を担当した、安全登山ブランド・ヤマノモリの手ぬぐいです。日本の職人の手染め仕上げの高級手ぬぐいで肌に優しい風合いになっています。手ぬぐいは軽量でかさばらず乾きやすいので山のベテランの方も愛用されています2枚セットのギフトセットもあり、誕生日プレゼントなどでご購入頂いています。大切な人の山の安全を祈ってお贈り頂ければ幸いです。


THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
ライトヒートジャケット

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私が着ていた軽量ダウンジャケット。重さはLサイズで218g。表生地は軽くて強度があり、中綿は遠赤外線効果のある光電子プロダウンを採用。薄いのに温かく、内ポケットへコンパクトに収納できて携帯性もあります。基本的に冬のインナージャケットとして使うアイテムですが、春秋の低山ならアウターとして使えますし、夏山の予備保温着としても使えます。カラー展開はブルーの他に、イエロー・オレンジ・グリーン・ブラック・グレーがあります。ノースフェイスは発色がきれいなので街着としても重宝しています。


PeakDesign(ピークデザイン)
キャプチャー CP-BK-3

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私の登山ザックのショルダーベルト部分に付いていた一眼向けカメラホルダー。肩から素早く外して被写体を捉える事ができます。撮影しながらの登山は時間がかかってコースタイムを上回りがちなので、撮影準備時間を少しでも短縮できて助かっています。注意点として、大型ザックの太すぎるショルダーベルトには取り付けられない可能性があります。私のグレゴリー・パラゴン58のショルダーベルト(幅7cm、厚みは1.5cm)には何とかギリギリ装着できました。

青山
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