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今月発売の山と渓谷は通巻1000号を記念した特別版。1930年に創刊した山と渓谷第1号からこれまでの歩みや、皇太子様が撮影された貴重な山岳写真、登山界の著名人からの特別寄稿など、編集部のみなさんの情熱がビシビシと伝わってくる内容で読みごたえがあります。

 

 

 

個人的には「決定版!日本登山ルート100選」が保存版として秀逸の内容でした。百名山ではなく百ルートというのがポイントで、「どこに登るか」ではなく「どのようなルートで登るとその山の醍醐味が味わえるか」がテーマになっています。私の身近な近畿圏の10ルートはどれも選出された理由が納得できるコース。今後このヤマケイ登山ルート100選は、深田久弥氏の日本百名山のような多くの登山愛好家を魅了する100選になるのではと思います。

 

 

また、特別プレゼント企画で「山と溪谷オリジナル深型チタンシェラカップ」が1000名に当たります。通常こういったプレゼント系グッズはコストを抑えるために安い素材(アルミなど)で作ることが多いのですが、今回はなんと高価なチタン製という大盤振る舞い。雑誌内の綴じ込みハガキでの応募なので、kindle電子版だと応募できません。ご注意ください。

 

 

 


山と溪谷 2018年8月号 創刊1000号記念特別号

 

 

 


 

【別冊付録の登山用語小辞典も力が入っています】

 

 

 

 

勉強になったのが、この「登山用語小辞典」。2000語もの山の専門用語が収録されています。私が最初に調べた山の専門用語は「山行」。辞典によると、

 

 

 

さんこう【山行】 登山とほぼ同意。「やまゆき」とも読む。「さんこう」は本格的な登山、「やまゆき」はハイキングなど遊山的な登山といったニュアンスで使われることもある。

 

山と渓谷2018年8月号 通巻1000号付録 登山用語小辞典より引用)

 

 

という意味でした。広辞苑では「さんこう」という読みだけだったのですが、意味内容によっては「やまゆき」でも使われているとの事。どういう使い分けをしているのかが知れてスッキリしました。

 

 

 

辞書全ページをざっと見て、「登山道にある赤テープの目じるしは一般的に『赤布(あかぬの)』と呼ばれていたんだ」とか「ザックを長時間背負って腕がしびれた状態は『ザック麻痺(ざっくまひ)』というのか」など、発見がいくつかありました。山の専門用語をさりげなく使うと登山に慣れている人を演出できるのではと思いますので、じっくりと辞典を読み込むのも有意義だと思います。

 

 

 

山と渓谷1000号記念特別版、登山好きなら保存版として持っておきたい1冊です。

 

 

 


山と溪谷 2018年8月号 創刊1000号記念特別号

 

 

 

青山
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