今年の冬山登山で活躍したのが、このメッシュTシャツ。フランスのアウトドアブランド・ミレーがドライナミックメッシュ(通称:ミレーのあみあみ)というスケスケの網シャツを販売していて、私が買ったのがそれの類似品です。
MILLET(ミレー)
ドライナミックメッシュ
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TS DRYはミレーのドライナミックに生地感・質感が似ています。類似品の価格は半額くらい。ミレーのドライナミックメッシュシャツは2015年秋、この類似品は2016年春にamazonに登録されています。たった半年で似た製品が流通される時代なんですね。
【実際にTS DESIGNのTS DRYを冬の雪山登山で使ってみた感想】
アイゼン(スノースパイク)を使っての登山は、いつもより体力を使うので行動中は顔から汗が噴き出るくらい暑くなります。そして気温は0度近いので、停滞時はその汗がすぐに冷たくなってしまいます。
今回の雪山登山、いつもなら汗冷えを感じるところですが、この網シャツは汗冷えが全然感じられませんでした。網になったところで何が変わるんだ?と、効果に疑問を持っていましたが、皆さんが絶賛する通りに網シャツの汗冷えしない感はスゴいです。マストアイテムと言えると思います。(上のシャツを脱いだら「網タイツ男」になるのが欠点ですが)
ちなみにこの安価な網シャツを製作したのは、広島に本社がある作業着メーカー・株式会社藤和様。低価格で販売して頂いてありがとうございます。
類似品は「パクリ」だ「コピー」だと悪く言われがちですが、スポーツメーカーのミズノが開発した革命的な発熱生地「ブレスサーモ」も、ユニクロが「ヒートテック」、イオンからは「ピースフィット」と、その原理をお手本にして商品にしています。衣料の分野では似た製品が出るのは世の常なのだろうと思います。
個人的にはミレーは好きなブランドなのですが、汗冷えが激減することは安全登山につながります。汗冷えからの体調不良・低体温症は遭難のもと。それを防げる高機能な網シャツが安価になったのは、お金に余裕がない庶民ハイカーも命が守られるという事です。そういった面を考えると、この価格破壊はありだったのではと感じています。
【TS DESIGNのTS DRY、長袖のロングスリーブはまだありません】
このTS DESIGNのTS DRYは、今のところ半袖タイプとノースリーブタイプの2種類です。ミレーのように長袖タイプはまだ発売されていません。今のところamazonレビューも高評価でよく売れているようなので、近いうちに長袖バージョンが出るのではないでしょうか。
懸念点は、サイズがワンサイズだという点。胸囲80-112cm、身長165-185cmの人向けです。
網シャツは見た目が奇抜なので敬遠していた人も多いと思います。値段が安くなりましたので、汗冷えが苦手な人は是非試してみてはいかがでしょうか。冬はもちろん、真夏も活躍すると思います。ミレーブランドが好きな方や、超本格的な雪山をやるので長袖が欲しいという方はドライナミックがおすすめだと思います。
TS DESIGN
TS DRY ショートスリーブ
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MILLET(ミレー)
ドライナミックメッシュ
【amazonで探す】 / 【楽天市場で探す】
【追記】
普段着として、ユニクロのヒートテックの下に網シャツを着てみました。エベレストに日本人最年少登頂をした南谷真鈴さんがやっていた「ヒートテック+ミレーの網シャツ」の組み合わせです。さらさら力はバッチリ。温度差で汗冷えがおこりやすい冬の通勤電車内や、階段を上り下りして体が温まったりしても全然汗冷えがおこらず快適でした。
なので、TSDESIGNの網シャツのホワイトも購入。これで汗冷えによる体調不良発生の心配がかなり減少しました。冬場、温度変化で汗をかきやすいという人には是非おすすめしたいシャツです。