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引用:坂城煙火

 

SNSで、クマ除けのために「動物駆逐用煙火」を使用しているという投稿がありました。

 

この筒型花火のようなアイテム、どれくらいの効果があってどこで買えるのでしょうか。調べてみました。

 

動物駆逐用煙火とはどんな道具なのか?

 

引用:株式会社ライズ「追い払い花火一式」

 

 

動物駆逐用煙火(追い払い花火)は、動物を捕獲・退治する目的でなく有害鳥獣を追い払うために使う煙火(えんか)のこと。

 

点火すると銃砲のような轟音が響きわたり、動物を驚かせて撃退することができます。価格は1本200円~400円くらいで花火製造会社で販売しています。

 

音を出すための火薬を使っているので山火事などの火災の心配はなく、ゴミが出ないよう環境にも配慮した作りになっています。

 

ロケット花火よりも火薬量があって危ないので、基本的には地面に固定して使います。仕方なく手に持って使用する場合は専用の手持ち用ホルダーを使い、ゴーグル・耳栓・革手袋などで防護します。

 

青山
下手に扱うと爆発事故が起こる可能性があるので、講習を受けた人しか使えず、購入も免許がなければ買えません。

 

動物駆逐用煙火の使用動画(youtube)

 

 

青山
こちらが駆除用煙火を使用したyoutube動画。猟銃を発砲したような大きな音が鳴り響きます。登山中に似た音を聞いたことがありますが、あれはこの駆逐用煙火だったかもしれません。

 

動物駆除用煙火の資格免許取得のための講習・料金について

 

 

動物駆除用煙火を使用・購入するためには「動物駆逐用煙火保安講習会」を受講して手帳を取得する必要があります。

 

青山
手帳を取得した後も、毎年1回は保安講習を受けなければいけません。

 

受講料は全国でばらつきがあり、新規・再交付でだいたい5000円前後、更新で2500~3500円くらいです。

 

必要書類は、手帳の顔写真用に証明写真1枚(縦3センチ×横2.5センチ、帽子・サングラス・背景無し)、印鑑などが必要です。

 

講習は市町村で開催されていたり、地域単位でも開催されています。

 

お住まいの地域の県庁・市役所・役場の農林課や鳥獣対策課などに「動物駆逐用煙火の保安講習会を受けたいのですが」などと問い合わせてご確認ください。

 

 

動物駆除用煙火の注意事項と事故事例について

 

 

火薬量が多いため、一般的な花火にくらべて十分に安全に配慮する必要があります。主な注意事項は下記の通りです。

 

・手に持ったまま点火しない。手持ち連発式を使用する場合は必ず専用のホルダーを使う。
・点火にはマッチやライターを使用せず、ターボライターや線香などを使う。
・複数同時に火をつけない。
・人や引火の危険がある方向に向けて使わない。
・専用ホルダーを使わない場合は、点火後すぐに5m以上離れる。
・不発があった場合は、水に浸ける等の処置をする。
・強風時には使わない。
・風下に立たない。
・筒の中を絶対に覗かない。
・バケツに水を用意して火災予防に備える。
・子供の手の届かない所に保管する。

 

また、動物駆除用煙火の事故事例としては、仙台市農作物有害鳥獣対策協議会の「動物駆逐用煙火(連続発射式)の取扱いにご注意ください!」にいくつか掲載されています。

 

【平成25年11月13日 】
岡山県において、猿の駆逐のため(株 )ライズ販売の動物駆逐用煙火 (連続発射式 )を専用の手持ち用保護ホルダー(プラスチック製 )に入れて消費していたところ、ホルダー内で製品が破裂し、指を負傷した。(1名が軽傷 )

【平成25年12月15日 】
山口県において、猿の駆逐のため(株 )ライズ販売の動物駆逐用煙火 (連続発射式 )を専用の手持ち用保護ホルダーを使用しないで消費していたところ、製品が破裂し、親指と人差指を欠損した。(1名が重傷)

【平成26年7月12日 】
福島県において、熊の駆逐のため(株 )芳賀銃砲火薬店販売の動物駆逐用煙火 (連続発射式 )を専用の手持ち用保護ホルダーを使用しないで消費していたところ、製品が破裂し、中指及び薬指を欠損した。(1名が重傷 )

【平成26年7月14日 】
福島県において、熊の駆逐のため(株 )ライズ販売の動物駆逐用煙火 (連続発射式 )を専用の手持ち用保護ホルダー(ステンレス製 )に入れて消費していたところ、ホルダー内で製品が破裂、ホルダーの底部が破損し、腹部等数か所に火傷を負った。(1名が軽傷 ) なお、当該事故を受け、(株 )ライズ販売の手持ち用保護ホルダーを検査 したところ、ホルダーの筒と底板との溶接不良から、筒内での煙火の破裂に対する強度不足が認められた。

【平成26年8月7日 】
福井県において、動物の駆逐のため伊藤煙火 (株 )販売の動物駆逐用煙火 (連続発射式 )を専用の手持ち用保護ホルダー(塩ビ製 )に入れて消費していたところ、製品が破裂し、ホルダーの先端部が破損し、顔を負傷した。(1名が軽傷 )

 

【平成26年10月24日 】
滋賀県において、猿の駆逐のため伊藤煙火 (株 )販売の動物駆逐用煙火 (連続発射式 )を専用の手持ち用保護ホルダー(塩ビ製 )に入れて消費していたところ、製品及びホルダーが破裂し、気絶、手の甲に負傷した。(1名が軽傷 )

 

引用:仙台市農作物有害鳥獣対策協議会の「動物駆逐用煙火(連続発射式)の取扱いにご注意ください!」

青山
けっこう事故が多いんですね。指が欠損するのはキツイです。ホルダーがあっても負傷する可能性があるので、地面に設置して使うようにしたいです。

 

【まとめ】登山用途としては電子ホイッスルあたりが安全です

 

 

動物駆除用煙火について色々調べてみましたが、簡単に入手できず、年一回の講習が必要で、扱いに失敗すると事故で負傷する可能性がある。

 

これはちょっと一般ハイカーが使うには荷が重いアイテムです。

 

クマ除けで安全に大きな音を出す道具としては、スポーツ用品ブランド・モルテンの電子ホイッスルあたりは携帯性・信頼性があって良さそうです。

 

青山
ボタンを押すだけで127dbの大音量が放たれるので、息が上がっている時でもすぐに使えます。重さは電池込みで120gくらい。本来の用途・スポーツシーンでも使えます。

 

molten(モルテン)
大音量電子ホイッスル RA0020

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【使用動画】

 

 

TOEI LIGHT(トーエイライト)
電子ホイッスル HP588-3 音量約120dB

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青山
こちらの電子ホイッスルは重さが80g(電池込み)でひとまわり小さいです。グリップ感より軽量さを重視するならこちらがおすすめです。

 

 

青山
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