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引用:遭難(wikipedia)

 

 

 

警察庁が9日に発表した夏山山岳遭難事故の統計によると、7月~8月の2か月間で660件。前年より13件増え、調査開始の1968年以降最多となったとの事です。遭難者数は753人(前年より29人少ない)で過去2番目の多さ。内訳は、死者・行方不明者が48人、負傷者が357人、残り348人は無事に保護。遭難者の約半数は60歳以上を占めています。

 

 

 

■参照元

平成28年夏期における山岳遭難発生状況(警視庁ウェブサイト)

https://www.npa.go.jp/safetylife/chiiki/H28kaki_suinansangakusounan.pdf

 

 

 

登山は安全が約束されたスポーツではないので、油断をすれば簡単に遭難してしまいます。遭難事故の40%近くは道迷いです。私自身も気が緩んでいて登山道を間違えた事が何回もありました。個人的には遭難事故の減少に一番役に立つのは登山用GPSではないかと思います。実際にハンディGPSを買ってから、道に迷うことは無くなりました。

 

 

 

 

 


 

【60代以上にはスマホGPSアプリは抵抗感があるように思います】

 

引用:https://yamap.co.jp/

 

 

 

最近はスマホのGPS機能を利用した地図アプリが多種リリースされています。GPS地図アプリのyamapはダウンロード件数35万を越える人気アプリ。電波が届かない圏外の場所でも現在地を知ることができます。通常、登山用のハンディGPSは本体と地図データを合わせて5万円~10数万円かかりますが、このスマホアプリは無料で利用できます。みんながこういったGPSアプリを使えば遭難件数は大きく減少するはずです。

 

 

 

とはいえ、遭難者の半数を占めるのは60代以上。デジタルに強い方には使いこなせるかもしれませんが、新しいものに抵抗がある人にはスマホアプリは使い慣れないのではと思います。

 

 

 

 

 

 

これは私が2014年1月に買ったハンディGPS・ガーミンのeTrex30J。登山データとセットで6万円くらいしました。起動してすぐに地図と現在地が表示されるので基本操作は超簡単です。今現在は後継機の「30xJ」がリリースされています。

 

 

 

GARMIN (ガーミン) eTrex 30xJ

 

 

 

値段は本体が58000円前後、地図データが18000円くらいで合わせて75000円くらいします。相変わらず高いです。無料スマホアプリの台頭で値段が下がっているのかと思いきや価格への影響はほぼ無いようです。やはりガーミン1社のほぼ独占状態だと価格は下がらないものなんですね。

 

 

 

遭難して救助ヘリが飛べば最低でも100万円くらいの費用がかかり、遭難して亡くなれば命を失います。そう考えればハンディGPSの費用は安いものですが、私のように一度プチ遭難でもして痛い目にあった人じゃないと買わないのかもしれません。

 

 

 

そう考えると、無料のスマホアプリを広く普及させる事が遭難件数を減らす有効な手段だと思います。GPS地図アプリの使い方の無料講習会を登山店で実施するなどすれば、受講者は使い方を教わりつつも同席した人と交流を楽しめ、店舗サイドはついでに登山用品をPRできるというメリットがあります。ただ、店で紙の地図やコンパス・ハンディGPSを販売している以上、無料の登山地図アプリを宣伝するのは立場上難しいと思います。

 

 

 

なので、そういったものを販売していないアパレル系のアウトドアブランドがスマホアプリ講習会を実施すればいいのではと思います。今のアウトドアアパレルは主に20代~40代をターゲットにしているように感じるので、60代でも入りやすい店舗デザインと商品展開をした上でスマホアプリ講習会をすれば、新しい年齢層をがっつり取り込めるかもと思うのですが…関係者の皆さまいかがでしょうか。

 

 

 

地図読みが下手になる、冒険の面白みが無くなるなど登山用GPSに否定的な意見はありますが、使う事で遭難事故率が下がるなら使えた方が良いと考えます。近い未来、登山用のGPS地図アプリやハンディGPSは車のカーナビのように普及しているように思います。まだ地図アプリを使った事がない人は一度試してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

https://yamap.co.jp/

 

 

 

青山
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