東急ハンズが取り扱っている、このデニム生地の折りたたみ傘。実物を手に取って一目惚れしました。これ、男性の日傘にお薦めです。
先日アウトドアブランド・モンベルの超軽量傘・トレッキングアンブレラを買いました。重さはわずか86g。アウトドア傘で日本トップクラスの軽量さを誇り、カバンの中に入れても重さはまったく気になりません。いつもカバンに入れっぱなしなので突然の雨にも対応できています。
で、このモンベルの傘を日傘にも使えたらとも思っていたのですが、ナイロン系の生地は日傘には向きませんね。「雨が降ってないのにどうして?」という目で見られます。男性が傘を差す習慣がまだ全然広まってないからというのもありますが、日傘独特の「布っぽい生地感」が重要なのではと思っていました。
そんな折に見つけたこのデニム生地の晴雨兼用折りたたみ傘。日傘的な質感でメンズでも使えるデザイン。しかも職人の手作業によるメイドインジャパン。求めていた条件を満たしまくっています。
【4人のプロフェッショナルによる日本製のこだわり傘】
デニムジーンズの聖地、岡山。ジーンズの縫製工場や関連企業が集まる一大産地となっています。岡山産のデニム製品は品質が良く、海外ブランドも岡山から生地を仕入れるなど国際的な評価も高いとの事です。そんな岡山デニムの職人達がこのハンズの折りたたみ傘の制作に携わっています。
傘の生地は、昭和22年創業の老舗・吉河織物の吉河氏。雨に耐えることができるキメの細かい生地を使用。
縁(へり)かけ作業は、60年のキャリアを持つ縁かけ職人の難波氏。裁断した生地の端を1mm幅に三つ折りし、正確かつスピーディーにミシン掛け作業を行う。使用する糸もデニム生地用のこだわりの糸を採用。
裁断は、日本に10人といない裁断職人の土屋氏。傘の形状によって1つ1つ形が異なる「傘定規」をオーダーメイドで作成、生地の傷をチェックしつつ裁断する。
組み立て作業は、組み立て職人の山下氏。新たに縫い穴を開けると強度が落ちるため、一度縫ったミシンの縫い目に穴を通していく。露先(傘を拡げた際の端部分)を縫う「口付け」作業もひと手間多く縫い付ける事で、一般的な傘よりほつれにくく長持ちする傘となる。
「長持ちする良い傘を作る」という職人の思いが込められた傘。価格はそれなりにしますが、メイドインジャパンの良品が好きな人には強くおすすめしたい商品です。
【hands+ 岡山デニム折りたたみ傘のスペックと販売店】
親骨の長さ:55cm/50cm
折りたたみ時のサイズ:幅6cm×長さ36cm/幅6cm×長さ33cm
重さ(約):318g/311g
デニム本来のムラ感+光沢感をもつ、軽やかな風合いの5オンスデニムを使用。紫外線遮光率は90%以上。雨や陽射しをしっかりと遮る実用性を兼ね備えた晴雨兼用折りたたみ傘です。hands+のウェザー部門ランキングでも上位を記録する人気商品。大きさは55cmタイプと50cmタイプの2種類、デザインはノーマル・ボーダー・ストライプの3種類あります。
hands+ 岡山デニム折りたたみ傘 ボーダー【親骨50cm】
hands+ 岡山デニム折りたたみ傘 ストライプ【親骨55cm】
実物3種類を見比べたところ、一押しはストライプです。デニム無地はちょっと地味かなと思いました(40代以上なら無地でいいかも) ボーダーもなかなかオシャレで男女ともにウケそうなデザインでした。生地がナイロンより厚いので一般的な折りたたみ傘より一回り太いです。細部の作りは宣伝通り、丁寧にしっかり作られていました。
価格は東急ハンズのネットストアでは55cmタイプが税込6804円、50cmタイプが6372円。楽天市場やamazon も同様の価格でした。なお、この商品以外でデニム生地の安い折りたたみ傘を探しましたが、デニム素材を傘にするのは難しいのか、良いのは見つかりませんでした。
男性が使ってもしっくりくるデザインの晴雨兼用折り畳み傘。修理対応もしてくれるので、一生使える折り畳み傘になります。男性用日傘を探している方におすすめしたい、メイドインジャパンの逸品です。