ヤマビルの数が増え、例年に比べて被害件数が増えているそうです。
【読売新聞 地域ニュース】広がるヤマビル被害…活動停止 冬に駆除
http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20151114-OYTNT50116.html
これまで出現しなかった山にもヤマビルが出るようになった原因は主に鹿だそうです。ヤマビルの運搬役となっている鹿が増えすぎ、山にエサが足りなくなり、鹿が広い範囲で行動したり里に下りてくる事でヤマビルの活動範囲も広がっているとのこと。
ヤマビルには天敵がいない(ヒルを食べる動物がいない)ので、広がる元となっている鹿をどうにかしないとヒル被害は増える一方なのではと思います。
関西でよくヤマビルが出る山はどこなのか、調べてみました。
関西で山ビルが出る山は? 分布状況・生息地一覧
● 京都府:大文字山、美山町芦生演習林、天童山
● 奈良県:春日山、柳生街道、高円山、若草山
● 三重県:藤原岳、鈴鹿山系(仙ヶ岳、宮指路岳、竜ヶ岳)、大台ヶ原(奈良との県境)、大杉谷、菰野富士、朝熊山(あさまやま)
● 滋賀県:御池岳、雨乞岳、釈迦ヶ岳、びわ湖バレイ(夫婦滝周辺)、賤ヶ岳(しずがだけ)、霊仙山(汗拭峠)、伊吹山、綿向山、鈴北岳
霊仙山には出る、と聞いていましたが大文字山や賤ヶ岳でもヤマビルが見られていたんですね。山コーヒーをしてくつろいで横になるときは気を付けないといけません。
休憩時は椅子に座るようにして、ヤマビル忌避剤も携帯しておいた方がよさそうです。
関東など、関西以外の山についてはこちらのヤマビル専門サイトで詳しく載っています。
ヤマビルの駆除方法、吸血被害を減少させる対策は?
神奈川県の県央地域県政総合センター環境部がヤマビル対策のマニュアルを公開化しています。
● ヤマビル被害を減少させる4つのポイント
・ヤマビルに血を吸わせない
・草刈りや落ち葉かきで繁殖エリアを作らない
・鹿やイノシシよけの柵で侵入を防止
・薬剤の散布
神奈川県のマニュアルには服装に関するアドバイスや、吸血されたらどうしたらいいか、ヤマビルの殺し方などがわかりやすく書かれています。是非ご一読ください。
自作ヤマビル対策スプレー・作り方は簡単です
ヤマビル駆除剤として使われているヤマビルファイターは1本135mlで1000円~1500円くらいとなかなかの値段します。ディート成分が気になる方や忌避剤のコストをもっと削減したいと思っている方は自作するのが良いと思います。
ヤマビル除けのスプレーは、100均のスプレー容器と消毒用エタノールとハッカ油で作れます。
レシピは、エタノール9:ハッカ油1の割合でスプレー容器に入れるだけ。
135mlで500円くらい。大幅にコストを削減できます。
這いついたヤマビルに吹きかければコロリと落ちます。このエタノールは消毒用なのでいろいろな用途にも使用可能。ただ、可燃性なので取り扱いには注意が必要です。
健栄製薬
消毒用エタノールIP「ケンエー」 500mL
健栄製薬
ハッカ油P 20ml
鹿を狩るハンターを食べて応援
徐々に増えているヤマビル被害。見掛けたら駆除をするのがいいのですが、根本的には増えすぎた鹿の数を減らすのが第一なのではと思います。
鹿を狩るハンターに対する支援として手軽に出来るのが「食べて応援」。
ヤマビル減少も考慮しつつ、ジビエ肉を年に1回くらいは食べてみてはいかがでしょうか?
鹿肉ソーセージ、肉の旨味が濃厚で好きです。バーベキューで出せば盛り上がりますよ。
但馬のジビエ ココ鹿
無添加鹿肉ソーセージ 塩のみ 3本×5P