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「山と渓谷」2015年2月号に興味深い記事が載っていました。「気になる山の法律相談」のコーナー。
「Q.リーダーの判断ミスによってメンバーがケガをしたら法的に責任を問われることがあるのでしょうか?」
最近は登山人口も増え、グループで気軽に誘い合わせて山に行くようになりました。アウトドア専門の会社ではない団体が主催する山イベントも増えています。 私もよく「山と珈琲のオフ会でコーヒー登山会とかしないんですか?」と聞かれます。
でももしその登山で事故が発生したら。損害賠償責任などをリーダーや主催者が負うことになれば。事故が起きた時の責任が取れないので、私はオフ会やイベントはしないようにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

【仲間同士の登山ならリーダーに法的な責任は無い】

 

 

グループ登山

 

山と渓谷の記事によると、「仲間同士で誘い合わせて」登山をした場合、リーダー役に安全確保義務は生じないため、事故が発生しても損害賠償責任は発生しないようです。
平成10年に起きた、鈴鹿山脈・神崎川での沢登り事故。リーダー役の人は死亡した2名の家族から1000万円ずつ払うよう訴えられましたが、裁判の結果その訴えは退けられました。
■登山事故の法的責任について考えるページ
http://homepage3.nifty.com/tozanzikosekinin/1shinhanketsu.html
ただ、あまりに落ち度があったり配慮に欠ける事(初心者を難所に連れて行く)をすると注意義務が生じ、民事責任が発生する可能性があります。
参加費のあるイベントなど営利を目的としていた場合はこの責任が発生すると思われますので注意が必要です。

 

 

 

 


 

 

 

 

【もしもの損害賠償に。お手軽な登山保険「モンベル野あそび保険」】

 

 

リーダー役に安全確保義務は生じないとはいえ、もし何かしらの落ち度があって損害賠償を支払う事になった時、役に立つのが登山の保険です。
「登山の保険は年単位契約で値段も高い」というイメージだったのですが、モンベルが単発型で安い保険を扱っています。「モンベル野あそび保険」の1泊2日プランは、250円と非常に格安。それなのに、損害賠償1億円、救援者費用300万、死亡・後遺症300万を保証してくれます。1日限りの登山にもおすすめです。
この保険、実際に私が去年上高地に行った時に500円のプランを利用しました。モンベルメイトに加入したり手続きがちょっと面倒だったりしましたが、値段の安さと当日の申し込みも可能というスピーディーさが有り難かったです。
何事もなく山行を終えましたが、保険に入っていたので心強かったです。登山をする時は登山届を出す、というのと同じくらい普及してもいいのではと思います。
■モンベル野あそび保険(国内旅行傷害保険)
http://hoken.montbell.jp/aboutdomestic/activity.php

 

 

 

 

 

青山
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