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コーヒーを飲むと利尿作用で体内の水分量が減って脱水症状を引き起こす―。そんな話を耳にした事があります。
私自身「山でコーヒー飲んだら脱水症状になりませんか?」と何回か聞かれました。脱水症状になったような感覚は全然ないのですが、その質問に確たる否定が出来ずにいました。
ネットで調べた所、コーヒーを飲むと脱水症状になるというのは思い込みの可能性があるというのがわかりました。カフェインの利尿作用からの、ただの推測のようです。

 

 

 

 


 

【イギリスの論文・研究結果によると】

 

サイエンスニュースサイト「EurekAlert」の2014年1月の記事。イギリスのバーミンガム大学スポーツ科学部のソフィー・キラー(Sophie Killer)氏の研究によると、コーヒーは水と同じように水分を補給でき、体内の水分バランスの維持に役立つとの事です。
研究では、「水を飲んだ場合」と「コーヒーを飲んだ場合」とで血液や尿の分析・体重や体内の水分量を正しい検証方法で測定。その結果、体内総水分量または水分補給状態にこれといった差がない事を発見しました。
ソフィー氏はインタビューに「科学的根拠の欠落にも関わらず、コーヒー摂取は脱水を生じると信じられてきました。今回の結果で、レギュラーコーヒーの摂取は脱水をおこさないことが示唆されました」と答えています。
論文の原文はこちらにて確認できます。
http://dx.plos.org/10.1371/journal.pone.0084154

 

 

 

 

 


 

【これで安心して山でコーヒーが飲めます】

 

 

 

コーヒーの利尿作用と脱水症状に因果関係は無いという研究結果のご紹介でした。それにしてもコーヒーはデマが多いように感じます。「脱水症状」やら「体を冷やす」やら「癌になる」やら、何故マイナス評価のデマが広がってしまうんでしょうか。コーヒー好きとしては悲しい限りです。
「コーヒー飲んでも体の水分量は変わらないらしいですよ。普通に水飲むのと差がないって研究結果が出たらしいです」
と、話のネタに使ってもらって、この新しい説が広がっていけばいいなと思います。

 

 

 

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青山
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