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今回のカンブリア宮殿は、アウトドアブランド・スノーピークの特集。
スノピ製品愛用者として興味深く視聴しました。
「本物」を作る会社っていいですね。

見逃した方のために、録画した動画を元にダイジェストで放送内容をまとめました。
番組に出てきたアウトドア商品も合わせて紹介しています。


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【スノーピークの歴史】




スノーピークの仕事の品質は2つしかない。
”感動品質”と”失望品質”。
その基準は、ユーザーの笑顔があるかどうか。

●スノーピーク 社長 山井 太(やまい とおる)

スノーピークの歴史は山井の父・幸雄から始まる。
1958年に登山用品と釣り具を製造・販売する「山井幸雄商店」を創業。

1986年に山井社長が入社。耐久性に難のある2万円台のテントが主流な中、雨風に強い16万8000円のテントを開発・販売。


スノーピーク シェルター TP-770R トルテュPro

自身が納得するいいものを作った結果、高価格にもかかわらず初年度に100張り売れ、ヒット商品に。
以来、コストは高くても客を感動させる究極商品に注力する事になる。

販売当時、世界一の小ささと軽さを誇ったガスストーブ「ギガパワーストーブ地」。


スノーピーク(snow peak) ギガパワーストーブ 地 GS-100

テント内でバーベキューが出来る、天井に排気口のあるテント「ラウンジシェルオールインワン」。

snow peak(スノーピーク) ラウンジシェル tp-500

キャンプ場の芝生を守りながら焚き火の愉しさを味わえる「焚き火台」。



スノーピーク(snow peak) 焚火台 L ST-032

販売当初はさっぱり売れなかった焚き火台は、今ではキャンプの定番アイテムに。
発売以来16年で15万台も販売している息の長い商品となった。

今までに無い商品で、客に感動を与える商品をスノーピークは作り続けている。


【スノーピークのファン急増の秘密】




スノーピークの入社条件は「キャンプ好き・アウトドア好き」である事。
キャンプのベテランがユーザー目線で「ホントに欲しいもの」を追求していることが、ヒット商品開発の秘密。

高品質の商品は世界にも受け入れられ、メイドインジャパンのスノーピークは世界17ヶ国以上で販売、海外売上比率は35%にのぼっている。

スタジオでは実際にテントやタープ・素早く折りたためるテーブルを展示・実演。
村上龍氏もワンアクションテーブルの作りに感心し「これ買おう」と思わずつぶやく。


スノーピーク(snow peak) アメニティドーム [4~5人用] SDE-001


スノーピーク(snow peak) ソリッドステートランタン ほおずき ES-010R


スノーピーク(snow peak) ワンアクションテーブルロングタケ LV015T


(ワンアクションテーブルの開き方動画)


【スノーピークが高くても売れるワケ】


● 作り手の我々も「すごいものができた」というものを世の中に出したい。

● ポリシーは「絶対に他社の真似はしない」。コピー商品は一切作ったことが無い。

● 全てオリジナルな製品なので、世界初のものが多い。

● 社員は年間60泊はキャンプをする。5年間使い倒しても壊れないものを作った結果、今の品質になっている。値段は高いが長く使えば結果的に安くなる。

● 「いくらの値段の商品を作る」という概念が無い。自分たちが欲しいものを作った結果の値段。

例えば、布団のように見える寝袋「グランドオフトン」。
マットが入っている収納袋自体が空気入れポンプになるという優れもの。
独創的なアイデアで、客を虜にする。

スノーピーク(snow peak) グランドオフトン シングル1000 BD-050


【ブームが去り崖っぷちの危機に。客の一言から大改革】


● 1980年代後半のオートキャンプブームで売り上げを伸ばすも、ブーム終了後は6年連続の減収に。

● 店に営業に行っても「もうスノーピークさん来なくていいよ」と言われた。

● 1998年にユーザーの感想を聞くべく「第一回スノーピークウェイ」を開催。値段の高さ、品ぞろえの悪さを指摘される。

● 流通を見直し、問屋を通さない中抜き販売を行い、8万円のテントを5万9800円まで下げた。

● 1000店舗あった販売店を250の正規特約店に絞り、品ぞろえの充実を図った。

● 販売面も改革。特約店に社員を常駐させ、商品の良さをより高いレベルで伝えるようにした。また簡単な修理品は社員の手でその場ですぐに直せるようにした。

● 結果、15億まで下がった売上高はV字回復。過去のピーク時を越え45億近くにまで成長を果たした。

ユーザーを招いたキャンプのおかげで今のスノーピークがある。
お客様アンケートはがきなどではなく、キャンプで同じ場所・同じ時間を過ごす中で意見を聞く事が大事
スノーピークの社員もキャンプを楽しんでいるので、お客の気持ちが一番よく分かるタイミングでもある。


【バカ売れの鉄の棒に、町工場の技術が満載】




数あるスノーピーク製品の中でロングセラーが「ペグ」。
累計250万本以上を販売している。


スノーピーク(snow peak) ソリッドステーク20【6点セット】 R-102

安いペグは1本50円、スノーピークは350円
どんな地面にも刺さる強度。コンクリートも砕く頑丈さを持つ。

こうした商品は、スノーピークの地元、新潟の燕三条の工場に製造を依頼。
燕三条は江戸時代から続く金物の街
金属加工のものづくり技術が高く、この伝統がスノーピークの武器となっている。

スノーピークのペグを作っているのは滝口製作所
鍛冶屋の高い鍛造技術を今に受け継いでいる。
コンクリートにも刺さる絶妙な強度は日本の伝統技術あってのもの。

他にも、人気商品の和鉄ダッチオーブンも燕三条で作られている。
製作は三条特殊鋳工所
通常のダッチオーブンの鉄板は厚さ5mmなのに対して、これは2.75mmの極薄
熱伝導が良く、調理時間の短縮・軽量化に成功している。

スノーピーク(snow peak) 和鉄ダッチオーブン26 CS-520

また、ホットサンドクッカートラメジーノも燕三条の野崎プレス製。



スノーピーク(snow peak) ホットサンドクッカートラメジーノ GR-009

燕三条の50社と取引をして、さまざまな商品を製造している。

「郷土愛ももちろんあるが、燕三条は良い品質の商品が作れる所。製造技術が集まっているので自分の作りたいものが形になる。地元を盛り上げながら世界に一緒に手を組んで展開していきたい」(スノーピーク社長・山井氏)


【村上龍の質問】

「スノーピーク経営」からのヒントは?

【スノーピーク社長・山井氏の答え】

経営者と消費者の両面で考えた時に、消費者に対して多様な価値観や選択肢を与えていない業界が多い。

お金や優秀な人が集まっている業界でも、メーカー同士のコピーのし合いで産業が成り立っている場合が多い
ので、本当のオリジナルを作る、メーカーの本分で勝負する会社が増えていけば、消費者としては多様な価値観を享受できる。

スノーピークは今までになかった価値観を提供できる会社であり続けたい

今までにない価値でお客を感動させる、スノーピーク。
これからどんなオリジナリティあふれる商品が出てくるのか、楽しみです。



カンブリア宮殿の再放送は「テレビ東京ビジネスオンデマンド」で
パソコンやスマホから視聴できます。(有料)
http://www.tv-tokyo.co.jp/biz/txbiz.html

青山
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