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山コーヒー

 

登山でコーヒーを楽しむ事を「山コーヒー」と名付けています。

 

私が山でコーヒーを飲み始めたのが、2012年頃。その時はまだ今ほど「山コーヒー」という言葉は定着していませんでした。

 

その後、コーヒー業界やアウトドアメーカーなどが色々なコーヒーグッズを展開するようになり、多くの登山者が山でコーヒーを楽しむようになり、今の「山コーヒー文化」が確立されたように思います。

 

 

山でコーヒーを楽しめば、それで「山コーヒー」の完成です。

 

楽しみ方や流儀は人それぞれありますが、私なりの「山コーヒー」はこんな感じです。

 

 

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勝ち負けの概念から解き放たれる、山コーヒー

 

雷鳥沢で下山後に山コーヒー

 

ほとんどの登山は山頂到達や絶景を見る事を目的にしているように思います。ですが、体調が悪化すれば山頂に辿り着くことは困難になり、天候が悪化すれば絶景も目にする事はできません。

 

山頂のみが目的であれば、そこに到達できなければ「撤退」「敗北」となり、絶景だけが目的であれば、それが見れなければ「失敗」「無駄足」になります

 

ですが、「山コーヒー」を目的にすれば、何らかの原因で山頂に登れなくても麓で山を眺めながらコーヒーを飲めば目的は達成されます。

 

山霧に包まれて絶景が見られなくても、その中でコーヒーを飲めば充実感をもって自然界の無常感を楽しむことが出来ます。

 

 

山コーヒーは、敗北も失敗も無い登山の楽しみ方です。

 

山頂が全てではない、絶景が全てではないという思いを体感することで、現代社会の勝ち負けの呪縛から解放され、本当の意味での非日常・心の平穏を感じる。

 

それが山コーヒーの魅力だと思っています。

 

 

【山コーヒーの楽しみ方①】いつもと違う環境を楽しむ

 

生豆から焙煎して山コーヒー

【長野県・涸沢カールで山コーヒー】

 

アウトドアで飲むコーヒーは何故か美味しく感じるのですが、その理由のひとつは「転地効果」だと思われます。

 

人間はいつもの環境とは違う環境に置かれると、動物的本能により危機感を感じて五感が鋭くなるそうです。

 

林間キャンプのカレーや山頂でのカップラーメンが美味しいのは、この本能・心理効果が作用していると考えられます。

 

エアコンで快適な温度が常時保たれている室内ではなく、自然の気候の熱さ寒さに自律神経を駆使して適応する。エレベーターやエスカレーターに頼るのではなく、自らの足を動かして山を登る。視界のきかないコンクリートのビル街ではなく、空や森が一望できる大展望を歩く。排気ガスの臭いの無い、緑の香りに満ちた空気を吸う。

 

変化に富んだ自然環境に身を置く事で五感は冴え、心に響くコーヒーを味わう事ができると考えられます。

 

 

また、いつも家でコーヒーを作るやり慣れた淹れ方ではなく、屋外ならではの手間のかかる淹れ方をしたコーヒーも非日常感を高めてくれます。

 

お湯で溶かすだけのインスタントコーヒーやボタンひと押しで出来あがるコーヒーではなく、わざわざハンドドリップでコーヒーを淹れたり、手挽きで豆を挽いたり、焚き火で時間をかけて湯を沸かしたり、生豆から焙煎したりすると、その効果は更に高まります。

 

家や街から離れ、「いつもと違う環境を楽しむ」ことで山コーヒーはさらに特別な一杯になります。

 

 

【山コーヒーの楽しみ方②】コーヒーにはその山の湧き水を使う

 

湧水で山コーヒー

 

心に響く山コーヒーを味わうなら、できれば山の湧き水を使いたい所です。 その理由は、その山の湧き水を飲む事で自然との繋がりをより強く感じることが出来るからです。

 

人は水無しでは生きていけない。水をたくわえる山や森がなくては生きてはいけない。人は自然によって生かされているという事を身をもって感じられるのも山コーヒーの醍醐味だと考えています。

 

 

【山コーヒーの楽しみ方③】コーヒーブレイクはゆったりと楽しむ

 

時間がかかる山コーヒー

 

山コーヒー、けっこう時間がかかります。コーヒータイムは1時間は確保したいです。

 

風に吹かれながら、物思いにふける。座禅のように心を無にしてコーヒーを楽しむ。

 

「山ならではの時間の流れ」が、コーヒーの味わいをより引き立たせてくれます

 

下山時刻などを気にしていると山コーヒーの魅力は半減してしまうので、余裕をもった山行スケジュールを組んでおくのが理想です。

 

 

【山コーヒーの楽しみ方④】同じ銘柄のコーヒーを飲み比べてみる

 

UCCカップコーヒーで山コーヒー

 

家でよく飲んでいる「飲みなれたコーヒー」が山でどんな風に味が変わるのか楽しむ、というのも山コーヒーの面白さです。

 

インスタントコーヒーでもいいし、缶コーヒーでもいいし、紙パックのコーヒー牛乳でもいいんです。

 

舌が味を覚えている飲み慣れたコーヒーが、山に入って五感が鋭くなったことでどんな味になるのか。

 

新鮮で高級品質のコーヒー豆も良いのですが、私が目指す山コーヒーではこういう楽しみ方も推奨していきたいと思っています。

 

【山コーヒーの楽しみ方⑤】心の舌で味わう

 

大人数のグループ登山で山コーヒー

 

一緒に山に登った友人にふるまって、周りの登山客にふるまって、美味しいねと笑顔を交わす。コーヒーによって生まれる笑顔が、コーヒーの味を越えた思い出の味を生みます。

 

また、仕事に疲れた時、悩み事を抱えた時、人生の大きな分岐点に差しかかった時。山に登って豊かな景色を眺めながらコーヒーを飲むと、複雑にからまった糸がほどけていくように、思考が整っていくことがあります。そのとき、そのコーヒーは心を晴らす至福の一杯となります。

 

 

山で飲むコーヒーには舌への美味しさは求めず、自分の心と対話したり、今の状況に感謝したり、自然環境を全身で受け止めて、「心で味わう」。

 

「舌に美味しいコーヒーを楽しもう」というのは煩悩のひとつなのかなと感じています。

 

舌の味への欲を捨てれば、新しい味わいが楽しめ、山コーヒーは至福の一杯となります。

 

山コーヒーの格言

 

 

星空の下の山コーヒー

 

いろいろと申し上げましたが、ひとまずは山コーヒーをやってみて、自分に合った楽しみ方を見つけていけばいいのかなと思います。

 

街のコーヒーは舌で味わい、山のコーヒーは心で味わう。

 

都会の生活で心が渇いてきた人には是非ともご体験頂ければと思います。

 

 

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青山
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