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山コーヒーと山紅茶・山ティーの違い

 

 

なぜ「山コーヒー」なのか。

 

なぜ「山紅茶、山ティー、山緑茶」ではなくコーヒーなのか。

 

私が山コーヒーを始めたのは、登山マンガ「岳」の主人公がコーヒー好きで、私自身もコーヒーが好きだからというのがきっかけでした。

 

 

引用:岳 1巻 ビッグコミックス 著:石塚真一  

 

 

ただ、山でのコーヒーを繰り返し、コーヒーの作用などを知っていくうちにコーヒーであることのメリットがいくつかあることがわかりました。

 

今回は「山コーヒー」と「山ティー(紅茶)」「山緑茶」の違いをまとめたいと思います。

 

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コーヒーはカフェインの含有量が多い

 

 

コーヒーといえば眠気覚ましのカフェイン成分を含んでいることが有名です。そして、このカフェインは緑茶や紅茶にも含まれていることも広く知られています。

 

しかし、この3つの飲料はカフェインの含有量が大きく異なります。

 

緑茶 浸出液 20mg/100g

紅茶 浸出液 30mg/100g

コーヒー 浸出液 60mg/100g

引用:国民生活センター「飲料のカフェイン含有量に関する調査」

 

 

コーヒーは緑茶の3倍、紅茶の2倍のカフェインを摂取できます

 

青山
おおよそコーヒー1杯で約92mgのカフェイン、紅茶1杯で約47mg、緑茶1杯で約29mgのカフェインが摂れます。

 

運動能力向上に必要なカフェインの量について

 

 

カフェインは運動能力の向上や疲労感の軽減、集中力・記憶力の向上などにも作用するという研究結果が出ています。

 

ただ、どれくらいの量を摂ればいいのでしょうか。

 

運動に効果的なカフェインの摂取量はプロテインメーカーのDNSのサイトで次のように記していました。

 

これまで、どの程度のカフェイン摂取量が運動パフォーマンス向上に効果的か様々な研究で検討されてきた。数多くの研究結果を分析し解析したシステマティックレビューでは、運動開始のおよそ60分前に3-6mg/kg BWのカフェインを、カプセルやパウダーなどから摂取することで、持久系運動に対するパフォーマンス向上の効果が期待できると示されている。

さらに、上記に示したよりもさらに少ないカフェイン量(<3mg/kg BW、~200mg)でも、パフォーマンス向上の効果が期待できるとの報告もある。

引用:プロテイン公式サイトDNSZONE「6-6.実際にカフェインを摂取してみよう」

 

 

たとえば、体重65kgなら195~390mg(コーヒー2杯から4杯半)体重50kgなら150~300mg(コーヒー1杯半から3杯)のカフェインを摂ると、ほぼ確実にパフォーマンス向上が狙えるようです。

 

ただし、体重65kgで195mg以下(コーヒー1杯半~2杯程度)、体重50kgなら150mg以下(コーヒー1杯~1杯半程度)のカフェインでもパフォーマンスが向上するデータが出ているようです。

 

青山
コーヒー2杯分はスタバのトールくらい。山では1杯分160ccはすぐに飲み切ってしまうので、多めに抽出したいです。

 

紅茶・緑茶の成分「テアニン」はカフェインの作用を打ち消してしまう

 

 

紅茶と緑茶には旨味成分の「テアニン」というアミノ酸が含まれています。

 

テアニンはドーパミンやセロトニンの分泌量を整えてリラックスさせてくれる作用などが知られていますが、カフェインを抑制する作用があるという研究結果も出ています。

 

株式会社伊藤園(社長:本庄大介 本社:東京都渋谷区)の中央研究所は、愛媛県立医療技術大学の岡村法宜助教との共同研究で、カフェイン摂取による中枢神経興奮に対するテアニンの効果を、ヒトを対象とした試験で確認しました。

(中略)

ヒト中枢神経系においてテアニンはカフェインの中枢神経興奮作用を抑制する可能性が明らかとなりました。さらに、テアニン摂取により、カフェインによる睡眠障害の抑制の軽減が期待できると思われます。

引用:伊藤園「テアニン摂取による中枢神経興奮作用緩和を確認-カフェインの作用を緩和-」

 

そのため、コーヒーの半分以下のカフェイン含有量の紅茶・緑茶はさらに運動能力向上作用が少なくなる可能性が高いです。

 

パフォーマンス向上を狙うなら、コーヒーを摂取するのが効率的です。

 

青山
山を降りた後のリラックスタイムなら、紅茶や緑茶は適していると思います。

 

コーヒーを淹れる行為でストレスを軽減

 

 

お湯を沸かすのは紅茶も緑茶も同じですが、コーヒーには「豆を挽く」「粉の変化の見ながらドリップする」など集中しておこなう作業があります。

 

全日本コーヒー協会の見解によると、抽出作業がレクリエーションとしての楽しみとなりストレス軽減効果が期待できるようです。

 

ストレスから逃れるのに最もよい方法は『一瞬ほかのことに夢中になる』ことです

(中略)コーヒーを淹れるという作業には、お湯を沸かしたり、コーヒー豆を挽いたり、豆の量とお湯の量を考えあわせたりといったレクリエーションとしての楽しみがある。

『3R=Rest(休憩)、Relaxation(癒し)、Recreation(活性化)』をすべて満たしているコーヒーは、ストレスを逃がすにはとてもよい手段なのです

 

引用:全日本コーヒー協会「香りから生まれる、癒しと集中力」

 

青山
心を無にしてコーヒーを淹れると、安らぎを感じます。周囲に気を配る山歩きの緊張から解放されての行為なので、より強調されるのかもしれません。

 

運動能力を高めるコーヒーで安全登山を

 

 

山コーヒーは主に昼食後に設定するケースが多いです。

山でお昼を食べたその後の下山時。この午後2時ごろの時間帯は遭難事故の発生件数が多い魔の時間帯と言われています。

 

コーヒーによる集中力アップや運動能力向上で、事故のリスクは多少減らせるかもしれません。

 

安全登山に山コーヒーをお役立ていただければと思います。

 

 

追記

追記①:カフェイン摂取だけでいえばお手軽なのはエナジードリンク

 

カフェイン摂取で手軽さと効率を重視するなら、モンスターエナジーやレッドブルなどのエナジードリンクが手っ取りばやいです。

 

1缶飲めば、レッドブルで約80mg、モンスターエナジー355ml缶で142mgも摂取できます。

 

青山
コーヒー1.5杯ぶんの摂取量。1缶で運動能力を上げることが期待できます。ただし「淹れる」ときのリラックス効果は薄くなりそう。

 

追記②:もっと手軽なのは錠剤サプリタイプのカフェイン

 

エスエス製薬
【第3類医薬品】エスタロンモカ12

【amazonで探す】【楽天市場で探す】

 

さらにもっとお手軽にカフェインを摂りたいなら、やはりサプリが最強です。

 

このエスエス製薬のエスタロンモカは1回2錠で200mgのカフェインが摂取可能です。

 

青山
コーヒーにして3~4杯ぶん。モンエナ1缶よりカフェインは58mg多いです。

 

錠剤のため超軽量。処理しずらい缶のゴミもありません。ビタミンB1・B6・B12がカフェインとともに働き、倦怠感も除いてくれます。

 

1回2錠で1日2回限度、服用間隔は6時間以上。簡単に摂取できるので飲みすぎ注意です。

 

 

青山
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