(記事公開日:2019年9月25日)
(最終更新日:2019年10月4日)
「登山の食事で高タンパク質を補給すると疲れにくい」という情報を知り、常温保存できるuchipacのサラダチキンを取り寄せてみました。コンビニやスーパーで売っているサラダチキンの多くは冷蔵保存なので長期遠征するときの保存食には適しませんが、常温で保存が効くならテント泊などで大いに役立ちます。
内野屋「UCHIPAC」のサラダチキンの味は4種類。プレーン、カレー、ブラックペッパー&ガーリック、長ネギ&生姜です。1個で30gのタンパク質が摂取可能で、食品添加物は無添加。コンビニなどで売っているinバーのプロテインが10gなのでそれの3倍です。
ネットのレビューを見ると美味しいという意見とまずいという意見の両方があったので、自分で食べて確かめることにしました。
【常温保存可能・uchipac(内野屋)サラダチキンの味は?】
4種類食べました。端的に言うと食感はツナ缶です。冷蔵保存のサラダチキンのような「ぷりっと感」が乏しく、内部がパサパサとしてホントにツナフレークのようです。袋内には保存液が入っているので液に浸しながら食べるとパサつき感は減少しますが、冷蔵保存のサラダチキンとは別物と思って食べるのが良いと思います。
4種類の味についての印象は下記の通りです。
●ブラックペッパー
・けっこう旨い。酒が進む味。ウイスキーと合わせたい。
・ガーリックは程よく控えめで、ペッパーの刺激で食欲増進。
・辛さで喉が渇くので登山の行動中の食糧としては不向き。
・妻が一番気に入ったのはこの味。
●カレー
・思っていたよりカレーの味が薄い。
・4種類の中では一番食べやすい。
・辛すぎないので水をそんなに飲まなくて良い。
●長ネギ&生姜
・生姜が一切れ入っていて、口がさっぱりする。
・生姜と長ネギを食べるのに食器が必要。
・日本酒や焼酎に合う味。
●プレーン
・シンプルイズベストを感じる薄味。私的には一番好きな味。
・ケチャップなどの調味料を付けて好きなように味を変えられる自由さがある。
一言でまとめると、行動食として食べるならプレーンかカレー、テント泊の夜の酒の友にするならブラックペッパーという感じです。
なおデメリットとしては「袋に『開封前に袋を揉むと肉がほぐれる』と書いてあるがほぐすと逆に食べにくくなる」「肉がほぐれたらフォークや箸がないと食べにくい」「保存液の処分が面倒」「コストが高い」など。
特にコストについては厳しいです。楽天市場で40個まとめ買いしても、1個あたり345円くらい。スーパーで冷蔵保存のサラダチキンを買えば210円くらいなので日常生活で習慣的に食べるならコストが高すぎます。
保存液は袋からそのまま飲めます。薄いチキンスープ味という感じなのでゴミとして捨てるなら飲んだほうが処分が楽です。
【「山専用チキン」と名付けたいロングライフ性能が魅力】
食感はそこそこですが、魅力は何といっても製法特許の常温保存。私が買ったものは賞味期限が2021年2月なので常温で1年半も持ちます。これだけ長期間持つのなら、登山用でまとめ買いしていても使い切れそうです。
常温保存サラダチキン、「山専用チキン」という位置付けで活用していきたいと思います。ハードな登山やテント泊登山の高タンパク質食糧としてご検討ください。
■追記①
いなば食品も常温保存のサラダチキンを販売しています。価格が安いのですが、たんぱく質の含有量が19.3gで内野屋の30gより低いです。また、食塩の使用量も内野屋のほうが控えめです。
■追記②
トレイルランなどで携帯性を重視するのならプロフィットのササミバーがおすすめです。これも注文したので後日加筆します。
■追記③
プロフィットのササミバーは携帯性に優れていましたが、味が濃い印象でした。いなばも味が濃い目。独断と偏見でランキングすると、CHIPACのプレーンが1位、UCHIPACカレーが2位、プロフィットのプレーンが3位です。